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想いを背負う。

 
学生の頃、メッセンジャーをやっていた事もあり、自転車に乗る時のバッグといえば、とにかく質実剛健なメッセンジャーバッグが良いと思っていたし、それ以外には考えられませんでした。 とにかくたくさんの荷物を収めることができて、それでいて壊れにくく、雨に濡れてもお構い無し。 そんなバッグを長いこと使ってきていた中で、「今ではもうデリバリーをする事はなくなったし、日々の通勤や、街へのお出掛け、そしてライドに出掛ける時に必要なものが収まり、出来る限り背負いやすいバッグがあればいいな。」 ライフスタイルの変化に伴い、そう思うようになったのです。
 
 

そんなタイミングで、私はこのバッグに出会いました。

 
 
きっかけは2011年に開催されたオレゴンマニフェストという、小さなハンドメイドバイクショー。 そこでお披露目されたシエロ バイ クリスキングのアーバンユーティリティーバイクはとても豊かな発想によって作られたバイクだなぁと感動したのを覚えていますが、そのバイクにマウントされていたシンプルでありながらとてもクールなサイドバッグの存在感も脳裏に焼き付いており、それこそが、 シエロと同じポートランドでハンドメイドで作られているTruce Designs/トゥルースデザインズ のバッグとの初めての出会いだったのです。
 

Truce Designs – Japanese from Truce Designs on Vimeo.

 
サイクリングやトレッキングに加え、セイリングやサーフィン等、ありとあらゆる外遊びを楽しむルーク・マザーズという男によって作られるトゥルースのバッグの中でも代表的なドロップライナーバックパックは、まさに私たちが望んでいた日々の生活や様々なアクティビティにおいてとにかく背負いたいと思わせるものでした。
 
セイルクロスと呼ばれるヨットの帆に使われる生地に着目し、軽くそして強靭で高い防水性も併せ持つバッグは実際に背負ってみると驚くほどに軽くて背負いやすく、正直バッグに対する考え方が変わったのです。 メッセンジャーバッグほどの剛健さはなくとも、十分なタフさを持っているし、荷物もしっかりと入る。 そして驚く程に背負いやすく、背負ったままでも身動きが取りやすいことに驚いたのを今でも覚えています。 以来、日々の生活から、トレイルライド時にはハイドレーションを入れて背負ったり、また釣りに行くときや、NAHBS渡米の際まで、365日背負わない日は無いと言っても過言ではないほどに、とにかく毎日使い続けています。
 

【Truce Designs/トゥルースデザインズ】
Drop Liner Back Pack/ドロップライナーバックパック
41,800円(税抜)〜45,800円(税抜)

 
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彼はセイルクロスだけでなく、コーデュラナイロンや、強化ポリエチレン繊維を用いたダイニーマデニムといったファブリックに対する飽くなき探究心を持っている反面、ペンドルトンやウールリッチのウールファブリックを用いたバッグも積極的に作っており、それらすべてのバッグの荷室には、ドライスーツに使用される素材を用いています。 つまり、雨の日でも内部が濡れる心配はなしってことです。
 

防水性、耐久性そして軽さの三拍子が揃ったバッグ、遊びという遊びをし尽くした結果として辿り着いた最良の素材を、最良の製法でカタチにする。 このバッグにはそんな情熱が詰まっています。
 
 
それに加えて、スペック至上主義がすべてではないのだと言わんばかりに、ウールの温もりが溢れるバッグも作ってしまうという引き出しに、豊かさを感じるのは私だけでしょうか?
 
手に取ってみて背負った瞬間に、バッグの概念は大きく変わるのです。
ずっと使い続けてきたからこそ言える。 これは良いモノだと。
 
遊びの天才であるルークという作り手の想いが詰まったバッグに、あなたの想いも一緒に詰め込んで、まだ見た事のない景色を見に行きませんか?
 

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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