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Love community of cycle. /ほんとの事が知りたくて。

台風が来ています。(今回も渋いネーミングだね。)
とっても大きいらしいです。 伊勢湾台風並みだとか、それよりも大きいだとか。 こんな時は家でじっくり過ごすのも良いかもしれません。 なので少し長めの文章を書いてみました。
世界には様々な事情や思惑や方法があります。全てが正解です。だけどもそう思わない人も多くいます。アレはダメでコレもダメで、じゃぁどうすりゃいいんだよ?でもまぁやってみようよ。って繰り返されたり繰り返されなかったりするアレやコレ。つまりあなたは何を基準にして時代のカウンターとしていくのでしょうか。その往復書簡的な流行や事実のやり取りが最大限のスピードに達した時何かが起こるのでしょうか?いや起こりません。事実はただの事実で流行はただの流行なのでしょう。でも少しは奥行きが出てくるかもしれません。その延長線が歴史なのです。そしてそれのみが事実なのかもしれません。それはまるで小沢健二の歌詞の様に。そしてそれを共有と言う名の経験として自身の魂の中に組み込まれるかもしれません。 
もしかしたこれはあなたにとって良いKilling timeになるかもしれません。いやならないかもしれません。僕は書きたいときに書くだけなのでね。

先週はアメリカのくっだらない展示会に行きました。

それはもう本当にくっだら無くて、あくびが出るほどアイデアのない商品が山ほど陳列されていかんともしがたいカオスな感じです。(もちろん恒例の外でのお遊びの為だけに来ているヒトならそれもそれで良いのでしょうが、それでも灼熱のアッザムリーダー的でダスティーでもうそろそろここはイイだろって突っ込みが数多く聞かれます。噂によれば悪い人たちがそろそろ何か企てているそうなのでそちらに今後期待大。)
もちろん流行を一生懸命に生み出そうとしているアイデアもちらほら見れたりするのですが、ほとんどの場合は産業主導型のくっだらないもの(つまりは上から目線ってやつね。)であったりするのです。(毎年毎年性能上げてんじゃねーよとか、使いこなせねーよとか、様々です。)
でも毎年大枚を叩いて行く本当の訳があります。
それは、”数少ない” そこでしかほとんど会えない大切なヒトたちにSay Hello! ってするためがひとつであり、また僕の考えの根底には “全てはヒトありき” という大事な思想があり、実際に会って話をすると言う事が他には変えがたい最高のコミュニケーションなのです。
そして世の中のくっだらなく遊んでいるヒトの多くは一様に “アイデア” を持っていて、それは時にとてもとても参考になり、時にダムシットでくっだらなく本当にユーモラスだったりするのです。(くだるくだらないの全ては人生の経験のために善しですよね。)
その中の代表としてSurlyというくっだらない集団がいます。
どうくだらないかというと本当にくだらないのです。意味のない事に本当にいっぱいのお金をかけて、そこで一生懸命にダムアスシットをやったり、ただただビールを飲み続けたり、時には超上から目線でくっだらないふっといタイヤで無理矢理僕たちに大枚を叩かせたり、そして出来るだけ多くのクレージーなバイクギークを作り出すためにせっせとくだりまくる自転車なんかを設計してる。だからほんとにくっだらなくて “ダムアース” って笑っちゃいます。
 

で本当にやつらは自転車が大好き大好きで仕様がなくて、別に速さなんかべっつに気に留めてもいなくて、でやっぱり自転車乗りの仲間が大好きで、自転車屋の仲間が大好きなんだって話しているうちに分かるのです。だから彼らのアイデアの目線は常に一定であり、それは決してぶれずにまるで優秀なBMXレーサーの上半身のようで、だからこそ彼らが追い求める新しいアイデアはいっつもなるほど “そこね” ってすぐに合点がいくのです。
で今回はくっだらないブログしか書く能力がないと思われた彼らのブログの中で、最近ちょっと心打たれたモノがあったので少し翻訳して読んでみてもらおうって思いました。
もしも気になったらちょっと長めだけど読んでみて下さい。
べっつに読まなくても何のデメリットもないですが。
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Don’t Freak Out. 

Just Read This Boring Stuff.

(驚かないで下さい。ただこのつまらない物を読んでくれれば光栄です。)

Surlyのお友達のみなさんこんにちわ。

” Buy Local Now “という新システムを紹介するために少しだけ時間を下さい。あなたとあなたの地域のバイクショップオーナーとを結びつけるために、SmartEtailingという “技術専門バカ” がたくさんいる会社と一緒に働きかけることを決めました。Buy Local Nowを使う事に関して、少しだけオンラインショップに似ていますが、それより良く、安定しています。なぜなら、あなたは自分自身のお金を自分の “コミュニティー” にて使うからです。シンプルで且つローカル。なぜこんなことを私たちがするって? 簡単に言うと、自転車屋が好きだから。タイヤの新鮮な匂い、チェーンクリーナーの匂い、トイレのde jourのポスターやアート作品、絶対に綺麗にならない爪、そしてローカルでショップすることで自分のサイクリングコミュニティーが広がっていくっていう友愛精神が最高だと思うからです。

最初に、これは一体なんなのか?ということです。ボタンに ” Buy Local Now “って書いてあるのが見えるだけです。Surlybikes.comにある多くのパーツやアクセサリーもこのボタンを押せば見れるのです。まずは試してみて下さい。もっともっと色々なプロダクトを ” Buy Local Now “に入れるつもりです。技術とコンピューターの世界において、ゆっくり、そして確実にが全てを制覇すると考えているので、迅速にすることはありません。

次に、これは一体何をするのか?ということです。 ” Buy Local Now “をクリックする事で、あなたの住んでいるエリアにあるSurlyのディーラーが現れます。そして、Surlyディーラーロケーターは3つのグループに分かれます。1つ目は『在庫有り』つまりあなたが選んだ場所が在庫があるならば、この表示がでます。そしていつでも手に入るという仕組みです。2つ目は『注文可能』つまりお店側は持っていないけれど、いつでも倉庫にある物を注文できるという事。3つ目には『在庫無し』これはダイレクトにお店側に電話をしてという意味です。

次に、どうやったら物を手にすることができるのか?ということです。” Buy Local Now “を使うことで、色々なオプションで商品を手にすることができます。あるお店は、オンラインで全てを済まし、商品を発送するという事に。そしてある会社は、お店に来てもらって、商品が大丈夫かどうか確かめてもらうかもしれない。もしくはあるお店は、あなたをお店に呼び、直接商品を渡し、その後商品の話しをしてくれるでしょう。

さて、あなたが尋ねたいのは「新しいSurlyの自転車を ” Buy Local Now “というボタンで買って、自分の家に送ってもらうことはできるのかな?そうしたらフォークを “反対” に装着できるし。」など。。。

申し訳ないですが、そんな事はできません。やはり楽しみというのは、近くの自転車屋へ行き、そこで新しい自転車をピックアップするのが良いのではと思いますし、Surlyのディーラーから買う事ができれば、必ず安全な形でお渡しできる事でしょう。これは、あなたの安全に関わる事です。付け加えて、ローカルのバイクショップで新しい自転車をピックアップすることで、自転車屋さんから色々な新しい自転車について教えてもらえ、フィットするようにサイズも整えてくれます。しかも、必要なアクセサリーなどをおすすめしてくれるから、もっと楽しくなるでしょう。

最後に、慣れるまでに時間はかかるかもしれないし、質問もたくさんくるでしょう。これをやる理由はただ単に、ローカルのバイクショップが大好きなだけですし、あなたもローカルバイクショップが大好きなのは知っています。今、このシステムを構築中なので、少しだけ時間を下さい。

たくさん話した所で、コーヒーとサラミの時間にしますか。

それでは。

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最後まで読んだヒトはほとんどいませんよね。w 
でも読み切ったヒトにはちょっとしたお話を。
僕たちは名古屋と言うちっぽけな地域の更には千代田というちっぽけな街の片隅で自転車屋をやっていてたまに思う事があります。それはけっこう多くの人たちがけっこう遠くから足を運んでくれているってこと。(車や電車で。たまに自転車で。)そして自転車の本当の意味をや真実をどこまで話したほうが良いのかってこと。とても多くの人たちがゴルフクラブや車の様に自転車を考えたりしているって事や、与えられている”自由”って事の意味なんかを思うのです。
Surlyやほとんどの優良サイクリストは洋の東西を問わずに知っています。なぜ自転車にはコミュニティーが必要なのかを。なぜ地域に密着すべきなのか、なぜBuyLocalなのかを。なぜ自転車なのか。それを教えてくれるのもまた自転車屋でありたいと思い僕らは店を開きました。 空気を入れる事や、消耗すると言う事、壊れる事は本当に簡単だと言う事、そのすべてに最良のコミュニティーが必要であると言う事。そしてそれは自分たち自身で作り上げていくと言う事。
そして誰も守ってはくれないと言う事。とどのつまりそれが”自転力”なのであり、僕たちが信じきって止まない思想であり、僕たちが次の世代に歩み寄っていく最良の答えなのだと言う事。そしてそれはヒトによってはすごくオールドファッションであり原始的なのだが着実な方法であるが故に ”技術専門バカ” の力が時に必要だったりということ。でも本当はダサイってことなんかは、時に最高に格好良かったりするってことや、こんなダサイ田舎自転車屋から本質が少しでもにじみ出てくれて、理解してくれるバカが世界中に広がってくれて、そこに着実で堅実なコミュニティーなどと言うものが出来てきたら僕らのくっだらない思いも少しは浮かばれるのかもしれません。
そしてこんなくっだらない文章にあなたの大切な時間を割いてくれて本当にありがとう。

Kyutai
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kyutai
田中 慎也

空転する思いと考えを自転出来るところまで押し上げてみた2006年。自転し始めたその空間は更なる求心力を持ちより多く、より高くへと僕を運んでいくのだろうか。多くの仲間に支えられ、助けられて回り続ける回転はローリングストーンズの様に生き長らえることができるのならば素直にとても嬉しいのです。既成概念をぶっ飛ばしてあなただけの自転力に置き換えてくれるのなら僕は何時でも一緒に漕ぎ進めていきたいと思っているのだから。
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