以前紹介したChrisKingのTurquoiseのパーツ類、今週はご予約頂いていた方の取り付けやホイール組みの作業があったので、少しその様子をご紹介します。
1-1/8″のNo Thread Setは十分に在庫していますが(といっても少なくなって来ているのでお早めに)、1″の2Nutは入荷数も少なく、予約しておいて良かったパターンですね。オーバーホールと一緒にヘッドセットも交換しました。
お次ぎはR45 Disc Hubを使った手組みホイール。
リムにはVelocity A23のポリッシュを使っています。ポリッシュのリムで一見クラシックな雰囲気と見せかけて、ちゃんと時代にフィットしたスペックというところがミソです。
そして、使えば使うほど良くなっていくハブは、ただ単純に良く回るという考え方とは違い、より長く使っていけるように作られており、メンテナンスもしやすくなっています。もちろんメンテナンスで必要となる工具もオリジナルで作っており、ベアリングの脱着はストレスなく作業が可能。ベアリング自体もボール一つ一つの状態までバラして綺麗にクリーニングすることができます。
そしてそれらの作業は複雑そうに見えて実に単純明快になっており、そこにはメカニックが触れるのはもちろんですが、ライダー自身でも積極的に手を入れていってほしいというChrisKingの意思が明確に感じ取れます。買ったその時は良く回るハブでも、ChrisKingのように本当の意味で長く使えるハブはなかなか無いと思います。
ターコイズ化計画はハブだけに留まりません。Press Fit 30のフレームなのですが、BBも思いきって一緒に交換!
プレスフィットの場合はフレームに直接圧入するので、メーカーによっては一度取り外したBBの再利用を勧めていない物もありますが、そこはさすがのChrisKing。取り外しも考慮した作りになっています。もちろん取り付けに際してもBB自体にストレスを与える事無く圧入ができるように工具が用意されています。
せっかくなので、ステムキャップも抜かり無く。
というわけで、ターコイズパーツに換装完了しました!
ターコイズのハブについては、R45 Hubがすでに完売となってしまいましたが、Classic HubとISO SSP Hubが1セットずつあります。お探しの方はお早めに!
それにしてもお渡しの時にターコイズのソックスを合わせて履いてくるという意識の高いオーナーさんでした。
ホイール(ハブ)、そしてソックス。やはり本質は足元にあるのかもしれません。