大分の山を冒険した僕はフェリーで四国に向かう為、別府市へ。由布岳を越えたら別府市街まで約10km近くの下りのライド。最高でした。
別府も温泉街として有名です。まずは有名な“地獄”めぐりをしに海地獄へ。
“地獄”の種類はいくつかあるのですが、全部を回るほどゆっくりもしてられないのでここだけ行ってみました。コバルトブルーの温泉は、温泉中の成分が自然に溶けてこの色になっているらしいです。まったく地獄には感じないくらい綺麗です。(笑)
観光地としてのお店がたくさん並んでいた湯布院とは少し違い、別府は小さな個人で営む温泉や飲食店がとても多かったです。時代が止まっているような場所がたくさんありました。
そしてフェリーで約二時間。四国へついに上陸です。自転車は輪行しなくて済むので電車よりも楽ちんです。
着いたのは愛媛県八幡浜市。“八幡浜ちゃんぽん”が有名らしく、腹ペコだった僕はすぐにちゃんぽん屋の暖簾をくぐります。旅をしてることを伝えるととても親切なお店の大将。近くでテントを張れる場所を一生懸命探してくれました。四国に入っていきなり心が温まりました。嬉しかったです。
そして始まった四国のライド。今までたくさんの海を見て走ってきましたが、四国で見る瀬戸内海が一番綺麗でした。
海は何度見ても飽きないです。日によったり時間帯によって海の表情や色は変わります。走ってるとなんだか解放的になってしまいます。
道の駅では必ずといってその土地の名物が堪能できて、愛媛では“じゃこ天”。うどんと一緒にいただきました。
旅でたくさんの景色や広大な地を走ってきました。単純ですが、自分は小さい世界で生きてたなーってつくづく感じます。
こうやって自然の中で五感を使い、体を動かし、ペダルを踏むだけでこんなに楽しく感じれる場所がたくさんあります。意外に自分の住む場所にだってまだまだたくさん隠れているかもしれません。楽しい場所は、自分で見つけにいくことがきっと大切なのです。
そして全ては健康な体が一番。
生涯自転車に乗り続けれる事を信じて。
最後の旅路も、目一杯楽しみます。
