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Circles meets FairEnds…

 
きっかけは不意にやってくる。
そして、この広い世界はたとえ異なる国にいるとしても時としてお互いの距離感をとても近くに感じることがある。 自転車を取り巻く世界においては特に。
 
 
昨年の12月に10周年を迎えたサークルズの節目を祝うべく、世界中の様々な仲間が協力をしてくれたのだが、実はまだもう一つ形にしたいことがあった。 それは、シンプルにキャップを作るということ。キャップといっても、サイクリングキャップではなく、ベースボールキャップ。 できればライドの時以外にも気軽に被りたい。 そう思って色々と考えていた中で、ストローフットのギャレットがある人たちを紹介してくれた。
 
彼らの名は、FairEnds / フェアエンズ
モンタナ州はミズーラという街に拠点を起き、キャップを作っている。
 
もちろんその名は以前から知っていたし、ジ・アスレチックや、リングテイル も彼らとともにキャップを作っていることをご存知の方も多いだろう。 ギャレットの紹介のおかげで、繋がることができた我々は、自分たちが何者で、何をしたいのかという思いを丁寧に伝えた。 その話を快く引き受けてくれた彼らとともに、回り始めた歯車は一気にその勢いを増していったのである。
 
期せずして、アメリカ滞在のタイミング。 私にはモンタナ州ボーズマンにいるアダム・スカラーという男との再開を果たすという旅の理由があったのだが、それと同じく彼らのいるミズーラにも必ず立ち寄ろうと心に決めていた。
 
 
ポートランドから約9時間のドライブを経てたどり着いたミズーラという街にあるコーヒーショップ。 彼らのオフィスはこのお店のバックヤードのスペースをシェアしている。
 
 

そこには様々な素材、スタイルを持ったキャップがところ狭しと並んでいた。
 
 
元々はニューヨーク・ブルックリンでデザインに携わる仕事をしていたオーナーのベンが、現在もブルックリンに住んでいるマーティンとともに2011年に始めたフェアエンズ。 創業当初からカリフォルニアはロサンゼルスに生産の拠点を置き、オフィス兼スタジオをこのミズーラに構えている。 なぜミズーラなのか、それはベンが学生時代から慣れ親しんだ土地であり、この地で奥さんと出会ったということが大きいのだが、ひとたび外へと繰り出せば、素晴らしい自然が広がっているというのも大きな要因のようだ。
 
そう、彼も生粋のサイクリストなのである。
 
 
オフィスから20分くらいバイクを走らせれば、あっという間にトレイルヘッドへたどり着き、そこからは無数に広がるシングルトラックを走り回ることができる。 話をしながらライドをしていると、前職の頃から付き合いのあった人の話や、好きなビルダーの話など、話せば話すほど出てくる共通の仲間たち。 むしろ今までなんで繋がらなかったのかとお互い疑問に思うほど。 けれど、遅かれ早かれフェアエンズとサークルズ強く結びつく運命だったのだろう。
 

 
現在では、ミズーラの郊外で奥さんとともに農場を営むベン、そこではありとあらゆる野菜や穀物が育てられ、フェアエンズでは農場で作られたお手製のホットソースも売っている。
 


 
もちろん彼らはキャップ屋さんなのだが、ただキャップを作るのではなく、その先にどんな景色があると良いかを想像しながら作っている。ベンは大自然の広がるモンタナ、かたやマーティンは大都会ニューヨークという、全く異なった環境に身を置く二人だからこそ、多くの人に様々な場所で被ることのできるキャップを作るべく、極めてシンプルに、そして決して高価なものではなく手に取りやすいものであることをものづくりの根幹に置いている。
  
素材はコットンからウールやフランネル、ツイルにナイロンなど、実に様々な素材のバリエーションを持ち、コットンのベーシックなボディについては、フェルトのレターを入れて気軽にカスタムオーダーができ、それらはミズーラのスタジオにてひとつひとつプレスされる。
 
 
そんな彼らにお願いしたのは、サークルズが3周年を迎えた際に作った幻のパッチをリファインし、数に限りはあるものの、通常彼らが扱っていないヒッコリーデニムの生地をベースに作ったキャップ。 実は冒頭の写真で、ベンの愛娘が被っているのも同じ生地を使ったものだ。
 

 

【FairEnds】Circles 10th Anniv Cap
生地:コットン
カラー:ヒッコリー
6,800円(税抜)

 
ご購入はこちら

 
完成までのプロセス、使っている生地、それらは確かに二つと存在しない唯一無二のものだが、フェアエンズのコンセプトと同じく、それは決して希少なものではなく、被る人にとって日頃から気兼ねなく被ることができて、クタクタになってもずっと被り続けていけるものには変わりない。
 
それは僕らが信じている自転車を使うことと全く同じ。
 
是非、あなたの日々のお共にどうぞ。