田中 慎也
Mr.Circles

田中慎也

Tanaka Shinya


Facebook
twitter
strava
空転する思いと考えを自転出来るところまで押し上げてみた2006年。自転し始めたその空間は更なる求心力を持ちより多く、より高くへと僕を運んでいくのだろうか。多くの仲間に支えられ、助けられて回り続ける回転はローリングストーンズの様に生き長らえることができるのならば素直にとても嬉しいのです。既成概念をぶっ飛ばしてあなただけの自転力に置き換えてくれるのなら僕は何時でも一緒に漕ぎ進めていきたいと思っているのだから。

Bikes:

6957346257_f0266fc6c4_k-2

Hunter RoughRider
【詳細】
DSC_5524

Cielo Sportif Classic
【詳細】
ss-DSC_0026-2

Black Cat Road Racer
【詳細】

 

ss-DSC_0026-2

HunterCycle SimpleTourer
【詳細】
9236541383_01afce0856_b

HunterCycle CargoBike
【詳細】

TO THE FOOLS WHO DREAM… / 夢追い人へ

 

昨晩はいつもよりすこし早めに仕事を切り上げて、とても見たかった映画 LA LA LANDに行ってきました。
 
先月に同じディレクターが撮ったSESSIONをみて、ディレクターが愛してやまないことと伝えたい気持ちが大量にあることはとても良くわかったのだけれども、どうしてもあのラストにつながっていく苦痛としか感じなかった描写群が自分にとっては大変で、それがどうこの新作に繋がっていくのかをぜひ確かめたかったのでした。
 
結果、この数年で見た映画のなかでも傑作の一つと言わざるをえない内容で、久しぶりにスタッフロールを最後まで見尽くすことになりました。(サウンドトラックが本当に良くて、そもそも音楽やジャズを深く嗜しなんでいない僕でもしっかりと楽しめました。)
 

 
SESSIONではどうしてあそこまで広がったジャズ・ムーブメントが死にかけていっているのかを、彼自身の経験を含めて、悪鬼迫るその描写で伝えることに成功したのだと思っていましたが、LA LAの描写では死にゆくものは決してジャズのみならず、むしろ映画や車、そして街並などの過去に様々な光をもたらしてきたものであろう、そのほとんどの物事が緩やかに死にむかっていることを提示しながら、情熱や愛というコンピュータ世代に言わせると、とてもあやふやな感情というものを、確かな理由をもたない自信として捉え、それらをもとにしたひとつひとつの小さな行動への原動力の源として、さらにはそれを着実に遂行実行することによって、今では古いものとして捉えられていた物事たちが周り巡って、未来への新たな光や気づき、そして希望になり得ると感じさせてくれ、お金をかけすぎず、古き良き正しき手順で作り上げられたマスターピースと久しぶりに出会えたことがとても嬉しかったのでした。
 
語ることは尽きないので、もし見たことのある人はサークルズに来たら僕を見つけて、映画でしゃべらナイトをしたいものですが、なぜこの話を始めたかというと情熱や愛についてすこし胸を張って書いてみようかと思ったからです。
 
先日、ハッピーという変わった名前を持つ一人の青年がサークルズを旅立ちました。 正直に話せば彼にはもう少しサークルズと名古屋自転車文化の定着のお手伝いをしてほしかったのですが、彼は浜松生まれで生粋の静岡っ子、静岡を愛する気持ちは誰にも負けないと考えている、とても一本気な男でしたから、年明けに彼から相談を受け、彼の気持ちも考えた上でなんとか限られた少ない時間の中で伝えるべきことを全部話そうと思ったわけです。なのでNAHBSも今回はキャンセルして、出来る限りサークルズにどっぷりと浸かり、今の環境や技術、そして人に対して向き合ってみた良い時間でもありました。
 

LA LAのなかでも不器用ながらも情熱一途な主人公セブに対して、ジョン・レジェンドが演じるキースというとてもスマートなミュージシャンがいました。 プロに憧れる人びとのそのほとんどが情熱や愛に満ち溢れているのだと思っていますが、実際にプロとして存在するためにはそれこそ才能だけではなく、時勢や環境という個人だけではなんともし難い事すら味方に引き入れ、さらにはそれらとどう折り合いをつけ、さらに表現へと結びつけることがとても大変なのだと表してくれたとても重要なシーンだったなと思ったわけでした。
 

彼にとって店を開く決断としてそんな情熱や愛があることは当然としても、その時勢や環境に負けないようにぜひ浜松の多くの人たちが気に留めていただけたらと、彼への感謝を込めて勝手ながら静岡の皆様にはぜひお願いしたいと思います。 さらに付け加えさせていただくと、浜松にはGREEN COGさんという自分たちの作り上げたい明確なイメージをもち、そして着実に実行に移している山本さんという素晴らしい人間もいます。 なので今年は浜松でもRIDEALIVEを開催させていただきたいと願い、実現に至りました。 そんな彼らと共闘して地方にも文化ありを世界に提示できれば、それらに感化された人々がその各々の地で、その土地でしか出来ない素晴らしい遊びをぼくらに提案してくれると信じています。 
 

そして少しだけ告知です。 来月開催されるRIDEALIVE VOL.1 MIEですが少数ながら参加枠にまだ空きがあるそうなので、ADAPT鈴鹿のキョーヘイくんが持つその山とモノへの熱量と知識、そして純粋なまでの遊びに対する貪欲さをぜひ感じ取るいい機会だと思いますので、ぜひ今まさに悩んでいらっしゃる方がいましたら躊躇なく飛び込んでみてください。 経験上、遊びの天才は絶対に裏切りませんので。
 
 

最後になりますが、いままでハッピーこと伊藤幸祐を慕って、ご来店いただいてくださった皆様に対して心より感謝を致します。 そして大人になりきれないこの僕のもとで、長きに渡り働いてくれた彼にもこの場を借りて心より感謝いたします。 

ほんとうにありがとう。 
 
ぜひ頑張って名古屋に負けない文化の種を浜松の地にしっかりと植え付けてくれることを心より望んでおります。
 
 
そして長文を最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。
 
 
 
たなか
 
 

泰安洋行をサンプリングしたり、バッハの旋律を夜に聞いてみたり、運命的な出会いをアニメにしたりしないといけない、つまりは新しい人を求め続けなければいけない。- サークルズ年暦・産みの苦しみは生の苦しみの根源編 –

 
 
バージョン 2
 
生み出すこと、それは物であっても人であってもとても困難を極める、と言われている。
もちろん現場づくりの代表的な店づくりにおいても、常にトライ・エラーという嵐の中を、なすべきことを見失うこと無く進み続けるということだと思っている。
でも実は道を見失ってみて、はじめて理解できることもあり、時には失うことも大切なのだと、のちのちのになってわかるというのもまたひとつの真実なのだけども。
かのモーフィアスも言ってる、道を知っていることと、実際にその道を歩くことは別物だと。
 
 
img_6468
 
個人的に人は多くの物事をひとつの小さな入れ物に入れたがることが多いのではないかと思っている。
ただ果たしてそれが実際に良いことなのだろうかと考えることも多いし、詰め込まれた意味を正しく読解すれば有益につながることだって多い。
そして短所を見つけるのは長所を見つけることよりも容易いという、一般的によく言われる論理をもとにすこし推測すると、短所と呼ばれるものを長所と捉え、それらをじっくりと発展させ、次への道へと派生させた物事は近年ほぼ皆無なのかもしれない。
 
 
img_4916
 
前回の話でサーリーという思想について話をしてみたのだけれども、なぜサーリーを選びたいのかと言う質問に対して、特に面白い意見や考えを聞くことは基本的にはない。そしてそれでいいとも思う。なぜなら買って使ってみる以上の優秀な回答はないのだから、そして使い切ったことのある経験者だけがその正しき答えを持っているといえるのではないのだろうか。いやらしく言うと僕らの存在価値がまだあるのだと今でも信じることもできるというわけだし。
 
バージョン 2
 
私たちは店舗がベースということもあり、買うことは常に日常の作業に含まれている。そして購買の先にある、使用という行為を繰り返すと、おのずと自分たちが販売したいと思える商品に囲まれていくことになる。そしてそれは特徴的な物もあれば、至極シンプルで質素なものになることもある。これを繰り返していくことこそが正しき店舗運営につながっていくとわたしはまだ信じていられるのは、結構幸運な方なのかもしれない。そして、そうするための必要な物をゼロから生み出さなければいけないということに、割と早い時点で気づけれたのは幸いだったのだろう。
 
  
img_6399
 
単純にスチールバイクの質感が好きであった若かりし頃の自分は、近所の自転車屋で組んだズノウに乗り続けていたこともあって、その意味を詳しく知ることも無く、ぼくに合うのはこんなバイクだなって勝手に思い込んでいた。そして修行が始まり、ありとあらゆる種類の自転車と戯れたことによって得た体験と結果は、早くの段階で自分自身にとって必要な答えを知ることにもなった。
やっぱり鉄が好きだってことに。
そこには様々な理由があるのだけども、一番的確な答えは作りやすい、直しやすいということだ。それはズノウに始まって多少のマスプロの鉄を知り、サーリーを知った後にナーブスに行ったってことがとても大きな理由になっている。もちろんサークルズが今の状況になっていったことにも大きく関与するのだけれども、今回はサーリーを知り、ナーブスに行った結果のシムワークスのお話をしたいと思う。
 
 
img_1477
 
きっかけは実はサルサだった。
リック・ハンターが最初に買ったバイクはスペシャのスタンプジャンパーだったのだけども、すぐに訳あってサルサのカスタムオーダーをすることになった。そしてわたしはシュインを買ったあとのズノウだった。リックにはサルサが必要である明快な答えがあり、わたしにはそれほどまでにはなかった。その答えへのたどり着いた早さの違いによって、彼が自転車を作ろうと思った動機となり、私は有能な売り子になろうと思った動機になったのかもしれない。
  
 


 
生み出すためには少なからずの動機がやはり必要なんだと思うのだけども、彼の場合は一般人よりもかなり背が高すぎた。わたしの場合は必要としていたパーツの製造をやめてしまった会社があったってこと。そしてもうすでに歯車は深く絡み合い、周りだしていたから。詳しく言うと、サルサがクロモステムの製造をやめてしまったときに、わたしたちはクロモリ製のステムを作らなければいけなくなっていた。それほどまでにサーリーを街中に走らせ続ける意味と必要があると判断をしていたし、そしてそれはわたしたちの美学に基づいているほうが単純に好ましかった。ただ僕たちには特にコネクションもなく、あるのは知恵と行動力だけだった。なのでそれを振り絞った結果のNITTOさんに直接お願いするという選択肢しか僕らの答えはなかった。他の様々な意味も含めて。
 
  
dsc_0611
 
様々な意味とはもう本当にいっぱいあるのだけども、ひとつを声高に言うならば、結果ドナルド・トランプと一緒なのかもしれない。ニホンにはまだまだやることも、やるべきことも、誇れることも、それでいて会話がし易いことも、そして作り続けるためには売らなければいけないということも、そして誰が何を欲しがっているかを学ぶこともあって、最後にはこれら全部をひっくるめてニホンがやっぱり好きだってことだと思う。
(やるべきことは、もう見たことや聞いたことがありそうな、二番煎じ的行動を当たり前のことだと繰り返すのではなく、自分たちにとって必要なもの、求めているもの、できること、したいこと、そしてやるべきことを的確に見極め、磨きあげていくことなのだと思う。)
 
 

dsc_0687
 
ただやはり物事はすんなりと行くのはドラマ的に面白くない。国内で会えるタイミングを見て、話をしてみるが当然のように突っぱねられ、突っぱねられ、何度も何度もあきらめずに相談したけれども決して首を縦に振ってくれない。もうこうなったら正攻法で行くのはやめ、別の国で会えるときでは時間がありそうだったことを思い出し、それを実行に移した。そんなこんなでほぼ2年が過ぎ、持っていたクロモステムのデッドストックの在庫が切れかかる本当にちょっと前に、ようやくそのテーブルに付くことが許されたのだった。(もちろんクロモのみならず、ありとあらゆるNITTO製のデッドストックを買い漁っていたのでその残り香は私たちのDiggin’the Circleに見え隠れしているはずです。)
 
 
dsc_0581
 
それからの展開や自分の中での感覚はまったく違ったものに変った。まずは必要とする物、次は必要となっていくもの、そしてちょっとした挑戦をして、また振り出しに戻る。人が買うことを想像する。売ることも想像する。作る現場も想像する。環境も未来も想像する。想像は創造を産み、創造は製造を産んでいく。そんなモノを生み出していく現場に入ってからの製造に対する産み出しは今でも大好きだし、苦になることはあまりない。一番の大きな産みの苦しみとはヒトと環境に対してだと悟るのはそう遅くはなかった。
 
 
dsc_0597
 
物を誰かのために作り出すこと、それはもちろん自分の生活のために必要なんだけども、それを考えすぎて今でもリックは苦しんでいるのだろうと憶測する。そしてそれは動機の問題なのかもしれない。わたしは喜んで物を誰かのために作り出したいと心の底から思う。これも動機の違いか性格の違いなのかもしれないのだけども。わたしたちが知っておくこととは、市場は常に変化して、たまに意味の分からない発作も起こすし、巨大な実弾はあからさまに人のマインドや行動をも壊しても行く。だからこそ本当に好きになったものを選び、その場が求める1歩進んだものを考えるのは楽しいと心底思えるし、そこまで自転車が速く走れなくても、自転車が好きでこの世界に入れたのは本当によかったし、音楽や映画や食事がたまに自転車よりもとっても愛おしく思える瞬間があることに感謝もできる。そんな全てをこんな自転車に落とし込んでペダリングをすると、きっとたのしいだろうなって勝手に想像して、行動している。こんな行動を見てくれた誰かがオレも!ってやってきてくれるともっと最高なのだけども。
 
 
dsc_0669
 
つまりなにが言いたいかって、人はそれぞれとても違うし、どんな感覚で世界を見ているかなんてそれこそ人によりけり、でも人のために想像することを楽しまなければいけない。そんな人のたちと出会うことや産み出していくこと、意志をつなげること、そのつながりの先に環境軸が生まれて、また新たな面白い人達がやって来るという周回軸も産み出していかなければいけない。それはほかの産業の若者のように、泰安洋行をサンプリングしたり、バッハの旋律を夜に聞いてみたり、運命的な出会いをアニメにしたりしないといけない、つまりは新しい人を求め続けなければいけない。そして彼らに求め続けられる環境づくりを、我々を含む関係各位は日々励まなければならないってことなんだろう。そのすべてがLIFEってアルバムにつめこまれていて、私がサークルズという名前をこの吟遊詩人からもらっているわけなのだけども。
 
 

dsc_1283
 
シムワークスとはコンセプトだ。ぼくたちのC調でアップテンポなビートに乗っかって一緒に踊って欲しい。夏目先生も言ってたように、智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい、と。そんなんだから自分の好きな自転車にまたがって、波長が合った物たちとビートに乗った人たちが自由を求めて生きたいところに行けばいい。敷かれたレールなんてそこまで必死に見る必要なんてなく、自分でレールを敷いていく、いやレールすらいらないだろう。常にオフローダーの感性で生きればいい。もしこんなコンセプトを気に入ってくれたなら、少しだけ覗いてくれれば幸いだ。そしてぼくが多くの自由を学んだ冒険大国にも飛び火して、数年後には世界とやらをこの環境軸に飛び込んできた仲間と一緒に回せたら最高かなって今は未来の創造をしている途中なのだけども。
  
 
img_5660

 
– サークルズ年暦・食い意地の意地とはよく言ったものでとにかく意地が大事編 -につづく。
  
 

– INFORMATION - 

 
14957956_1319356134755653_781300862_o

サークルズ10周年記念祭

場所:PLASTIC FACTORY
日時:12月3日(土) PM7:00~
10周年イベントまとめページ
 
みなさまと良き時間をすごせれますように現在ビルドアップ中です。
ぜひ手帳に書き留めておいていただければ幸いです。

賢く、健全に、正しく、そして何より、何に対しても無駄使いをさせないこと目的に、ケチであることを自認する、そんな人にぼくもなりたい。 サークルズ年歴 – レイヤードとコンテンツは裏切らない編 –

 13335048025_d1c2f5bae2_o
 
個人的に道具と呼ばれるものに対して固執していた。
前職でも道具としてワークウェア、数々のワークウェアたちを愛していたのは紛れもない事実だ。 
 
 

  
アメリカ時代の飯の種でもあった、ビンテージと呼ばれるものに対して、ある部分のみに固執し、大部分に対し無頓着に振る舞った。(基本姿勢としてビンテージのたぐいは参考資料としてはとても興味深いものですが、それらを大枚はたいて収集するまでの勇気や欲望は持ち合わせていないのと、自身のモノ買い哲学として、今現在の最良で最上を見つけるのが一番楽しいというのが根本にあるので。)そしてそれらの道具が使われていく過程で変化する外観や、やがては壊れていくモノたち、でもそれを直し、再び使えるようにする人たちの存在、そんな道具たちに戯れるのが大好きだったいえるのだろうか。
加えてそれらは、ある特別な人達のためのみのものではなく、広く一般に対して使ってもらえることを前提に作られるものが大好きだった。
 
  
12106469086_f10e0c040b_k
 
それは扱うものが変わったとて同じくして愛情を注ぐことになった。 

サーリーというメーカーがぼくの心を捉えて離さなかった理由は色々とあって、今までも日記に思いの長けは書いてきたのだけども、年月が過ぎていくにつれて、何もかもがどんどんと代わっていくのだから、いつの時代でもどんなときにでも、同じことを繰り返し、伝え続けることが、年月というひとつの杓子を超えていく、唯一の方法だと悟った影響もあり、よってサーリーにまつわる話や考えを書いてみようとふたたび思った。 
 
 

SURLY CROSSCHECK

20160402-33


今から18年前にアメリカ、ミネアポリスで試行錯誤を経て生まれた。
自転車にしか興味のない若い自転車乗りが、自転車をこよなく愛する人や、自転車をさっぱり知らない人々のために、賢く、健全に、正しく、そして何より、何に対しても無駄使いをさせないこと目的に、ケチであることを自認し、そこに自分たちの経験値をありったけ足していく。
(上記の初期型OnexOneは友人が所有する本物である。 ただ初期型と言っても2世代目だけども。 ちなみに最初期はウル覚えだけども、たしかピーコック・グルーブと一緒に製造されていたはずです。)
 

SURLY CROSSCHECK

20160423-15


そのようにして考え抜かれたアイデアは、どこの誰にも真似をされにくく、もしくは真似をする行為というものがあまりにも滑稽になってしまう。なぜならばそこには真性のサイクリスト(今巷で話題なジャストライド的の)にしか知り得ない、独自的な思想、自由、そして美学が存在し、意味をわからずして、もし真似たとならば、この大きな世界の小さなコミュニーティーからとんでもない烙印が押されてしまうというわけだから。
 
 

 
他人の評価する性能にむやみに身を委ね、著名人が所有するものにコウベを垂らす。
真の豊かさや経験からは程遠い場所にある、お金であり、見栄であり、これらを表現する以上の欲がある。
それらすべての本質を知っている彼らはただただ純粋に、サドルに跨り、地面から足を上げ、美しき世界に自由を求めて、いつも漕ぎ続けている。遅かろうが、早かろうが。
それだけを信じて、己に楽しさを求めて、たぶん人が見失っている大事なことを伝えるために、そして信じる道具に託して。
 
  
16169685871_73b155f8d7_k
 
道具はいずれ朽ち果てる。そう人も同じだということも。
それを知った先にある答えとは、すなわちそれは朽ち果て方や朽ち果てさせ方が大事だということかもしれない。
ならば出来るだけ丈夫にと前もって作っておく。(体と一緒なのだ。)そして自覚がちゃんとあり、
また出来るかぎり多くのサイズを存在させる、それは人の存在が多いというイコールであり、
そして出来るかぎりの自由を道具の中に与える、それは方法は無限だと知っているから。
加えて自分のペースを守らせること、それが唯一の歩みを止めない秘訣だとも。
 
 

SURLY PACER

dsc_4541


彼らの行動をステレオ・レベルで伝えるとカウンタ・カルチャー、でも作り上げてきた存在はすでにカルチャー。
多くの人がはじめは鼻で笑う物事からしか、新しい文化や思想は生まれないことは歴史が証明している。 そして常に一般的に良いと思われている物事ほど、不安定であることも事実。道具は人が生み出し、それを使うことによって、次なる仕事を生み出していくはずなのだから、人が出来るだけ正確にそれを理解し、正しく利用してさえくれば、すごくシンプルに生きれるはずだと個人的に信じている。そして今もわたしはサーリーの製品以上にその思想に出会えたこと、また道具の意味に対する探求を続けていることこそが、今の自分が持っている財産だともおもっている。
 
 

SURLY CROSSCHECK

20160402-15


サーリーは今やひとつのブランドになったとある人は言う。そして最近の若いお客さんとの会話の中でサーリーは高いブランドだから、みんなが乗っているから嫌だなんてこともしばしば聞いたりもする。そんな言葉を聞くたびにとてもファッション的な発想だなってちょっと残念な気分にもなるのだけど、それを乗り越えていくことこそが、確かなブランドとしての証だと思うし、やはり僕たちのできることとして、モノの意味と価値を正しく、できるだけ途切れること無く、つねに話し続けるしか無いんだとも悟るわけなのだけど。(ぼくが個人的に好きなサーリーとはアメリカの大学の構内なんかにある、生協的な生徒が経営するバイクショップで売られているサーリーで、そのアッセンブルや使われ方がとてもサーリー的。そんなことから僕たちができること、やるべきことのひとつ、コミュニティー・サポートの中心地となるべく、新店舗カルチャークラブの創造に繋がったわけなんだけども。そしてシムワークスも。この話もまたあとで。)
 
 
8022317278_34e4ff4b52_o
 
会話を続けること、それが接客業における一番大切なことだと思う。お客さまが何を望み、何がしたくて、どう自己完成させたいのか、どういったものを所有していて、何を信じていて、何を食べていて、どんな人たちと交流して、そんなちょっとした情報から何を提供すべきなのかわたしの持つ引き出しを開け、お客さんの要望をより良い意味で裏切りつづけることがやるべき仕事だとも信じて。そして最後に自転車についての多少の情報を伝えて、サーリーという会社の本音を伝えるべきなら少しだけ伝えて、そしてわかってもらえる人が少なくないことにも、たびたび感動ができるのだ。
 
 

SURLY 1×1

surly-1x1-12


あらゆる物事に共通すると思うのだが、他人との接触によって、自分や物事の本質を知ることが最良でかつ手軽に、そして最高の方法であり、そして生きていく上での楽しみのひとつではないかと思ったりもする。 
だからこそ僕たちが道端に店を構えて存在できる唯一の理由だとも言えるかもしれない。
 
 

SURLY STEAMROLLER

160503-2


それなりの経験値、たとえば人一倍モノをブッ壊しながら遊び、時には辛くしんどい思いをしてまで遊び、街山の表情を五感で感じながら遊び、とにかく一生懸命に遊んだ先に、それを自分たちの表現方法に置き換えてみんなに伝えたくなる。それはたぶん遊びのための道具を提供するために、もっとも重要なスキルなのだとも信じ。この信念こそが自国のみならず、他国の多くの仲間たちとの共通認識だと感じている。
 
 
8069140484_69078f088c_kMost fo photos from Randi Jo Fablication
 
 
そして最後に、最高の道具に出会うためには、最高の人たちと出会わなければいけないのだ。 

こんな会話を新店舗にて幾度となく繰り返す、それは次の軌道へ準備段階だったのだと今振り返り、そして新たな行動への布石へと変化する。
 
 
img_07902
 
 
– サークルズ年暦・産みの苦しみは生の苦しみの根源編 -につづく。
  
 

– INFORMATION - 

 
14957956_1319356134755653_781300862_o

サークルズ10周年記念祭

場所:PLASTIC FACTORY
日時:12月3日(土) PM7:00~
 
みなさまと良き時間をすごせれますように現在ビルドアップ中です。
ぜひ手帳に書き留めておいていただければ幸いです。

世間では10年で一世代なんて言うけども、時の速さは宇宙だけが決めるわけじゃないんだぜ。 – サークルズ年暦・発動篇 –

 
 
10年が一世代と一般的な社会では決めれられているし、その世代間における考え方や捉え方の違いは否が応にも感じる瞬間が自分にもあるので、僕らの過ごしてきた10年をとても大切にしておかねばと、今更ながら思ったわけです。
 
まずは今年の12月に私たちサークルズはおかげさまで10年目の誕生日を迎えることになりました。
これはひとえに日々サークルズを訪ねてくれ、そしてさまざまなお願いをしてくれたり、商品を買っていただいている、地域のみなさまのサポートによるものだと心より感謝しております。
そしてインターネットのおかげになりますが、10年以上前の世界では、なかなかリーチをしにくかった地域のみなさまにも、多くのサポートをしていただいていることも含めて、この場を借りてお礼を申し上げます。

本当にみなさま有難うございます。
 
ただ10年間においてその多くは楽しかったに違いないのですが、やはり思い出の全てが楽しいことという訳には行かず、さまざまな不勉強やそれによって引き起こされる問題などのほうが多く頭をよぎり、記憶とともにいつも反省をさせられます。
その時間は長かったと言えば長かったし、とにかく早かったと思えば早かったのですが、今回のタイトルにもあるように、その長くて早い時間をどう過ごしたかが、多くの価値を決めるのだと思っています。そしてこれからもできることなら、この世界で一番価値のある時間と呼ばれるものを、ますます有益に使いたいなと、すこしずつ老いていく自分を通して、強く感じるようにもなりました。
 
いずれにせよ今までを振り返ってみることは、有益なことだと思うところもあり、これからの数回をかけて自分が感じていた実際の気持ちを年暦と称し、文才がないなりに綴ってみたいと思います。

ぜひお暇な時にでも一読願えれば幸いでございます。
 
 

– サークルズ年暦・発動篇 –

 
15101625415_40de413156_k
 
2002年夏, 長きに渡り深く愛してきた服飾業から足を洗った。 
 
アメリカで過ごした3年の日々は、さまざまな無意味なことと、意味のあることをぼくに教えてくれた。  
  
1724
 
イギリスのおとぎ話では常に愚かな種族として描かれる人間は、体験からのみ学ぶことができ、それを活かすことによってこそ、生かされるようになる。 
しかし今その一番大事な体験のほとんどが端折られ始めている状況を感じたわたしは、行動にとにかく執着することにきめた。
 
 
1565
 
お世話になった服屋を退職の後、行きつけの自転車屋に丁稚奉公を頼むが断られ、まぁいいかと毎日自転車に明け暮れ、暇ができればプールに行き、自分に出来る限りの家事をしていた。
 
一応スタッフ募集をしていた2,3の自転車屋をめぐりはするもののピンと来ない。 
まぁ飛び抜けていないものにはあまり興味がないたちなのだからしかたがない。ただ若干気になったことといえば、それらの店が結局のところ自転車が好きなのか、一体全体何を売っているのか分からずに、でも立派に商売をされているという感じ。 
 
そんな感じが街中に充満している。 
そしてそれを要約すれば、それがニホンということなのだろうか。
 
 
1493
 
しかしながら運命は急に展開する。 
たまたま行った老舗店に人員の空きが出たのだ。 とにかく日本一の安売り店として有名なその老舗に対し、わたしは好奇心と未来を見つけた気がした。若かりし頃の自分はパイオニアリングとクオリティーにしか興味がなかったのだが、すこしだけ経験を積んだことによって、それとは真逆の思想に触れ、体験してみることが未来への一番の近道ではないかと感じたのだった。 
そしてようやくこの業界に滑り込むことが出来、20代も足早に過ぎようとしていた。 
 
 
18
 
自転車の売り方を知る由もなかった自分は、まずは認めてもらえるようにと、せっせとダサい日本製やイタリア製のジャージを売りまくった。 
個人的には腕を通すのも気がひけるものだけど、人は安値の謳い文句につられて買っていく。 
なんでかなぁと思いつつも、仕事は仕事、とにかくできることを粛々やればいい。
  
 
1532
 
でもそこで出会ったデービットはとてもクールだったことを思い出す。 
当時はアソスを卸していたのだけども、とにかくその売り方も、物はこうあるべきであるということを貫いていた。そしてやはりブランディングの意味もよく知っていた。それでもアソスを店頭に並べようとしない店があるなんて、ある意味信じられなかったけど、とにかくこのブランドを定価ながら徹底的に売ってみることにした。そして定価販売にも関わらず、とにかくそれはよく売れた。 
低価格を目的に来店されるお客でも、意外に値段以外にもいろいろと興味はあるってことと、これまでまったくもって人を馬鹿にしすぎていた自分が本当は一番馬鹿だったってことを認識できたいいタイミングでもあった。 
  
 
3397753115_8a25c08f2c_o
 
時は同じくしてサンフランシスコのクールなサイクリストたちが、シーズンオフ時のファンライド用に組み上げた、フラットバー・シクロバイクを、スコットバレーの巨人が参考にし、それをクロスバイクと名付け、馬鹿売れし始めていた。その完成車を毎日大量に組み立て、精度の悪いロー・グレードのシマノやカンパを扱うことの楽しさと、そのモノ自体のあり方の多くを知ることにもなり、販売実績がある老舗だからこそ短期で多くを学ぶことが出来たと思う。
と同時にぼくの悪い癖も出始め、本当に知るべきことの追求にしか興味がなくなりはじめ、自転車という道具が持つ本質的な意味にしかいっさいの興味がわかなくなっていた。 

ニホンはあまりにも無知で、全くと言っていいほどのチャレンジ精神というものが不足しており、さらには競争が好きな業界にも関わらず、談合的な何かが生み出している競争の皆無などに対しての多少の嘆きはあったのだけども、自分には自分のやるべきことも、己の未来もあると信じて行動を起こすことに決めた。
 
 
1534
 
前職の服飾で学んだことはとても多く、そして大きかった。 
ただ単純にそちらもある種の生温るさとファッションの定義が年老いていく感じや、消費者が求めるのもが年々同じものになっていっていた。(ただ、今考えると、どちらの居場所にいたとしても一緒のことを思っていたのだろう。)
若者の特権である生意気さを振り回して、自分勝手ながらに客と向き合うことを、もっと意味あるものにしたかったのかもしれない。
 
店を始めると決めてからサンフランシスコオレゴンにはもう年明け早々に連絡をしはじめていた。 
まだ雇われの身であったのだけども、店が休みの日には、イオンの前やラシック、大須のアーケード前に3〜4時間張り付きながら人間観察兼リサーチし、そして自転車で街を徘徊しながらじっくりと店舗を見定め、最終的に氏神様に工事のお祓いしてもらったのが2006年10月。 
 
 
2774249218_c5f7cc778c_o2773396603_2176829ca8_o6045200750_3ca399b39d_o
 
しだいにフィリーやカナダ、日本国内のぼくが思うクールなサイクリストに連絡をひたすら取り続けた。 
当時取扱いがニホンでなかったSOMAを50本直接SFから飛ばし、マイク・デサルボには3本のハンドメイドバイクをオーダー、海外とのやり取りから運命的に出会うことが出来た市川の湊さんからは大量のメッセンジャーバックを仕入れ、自分が着なくなった衣料を全て山本さんに送り、7分丈のパンツやバックポケット付きのシャツに仕立て直した。 ステッカーはチープながらインクジェットで自作し、値札にした。F店で知り合ったリアルメッセンジャー・イズルにも声をかけ、開業準備手伝ってもらい、彼の電話機を店内に設置、そして未来のアーティストにメカニックルームを落書きでよごしてもらったときはある意味の最高沸点、もちろん新聞折込チラシも用意した。 
 
そしてオープンの当日2006年12月1日朝、ぼくの声が失われた
 
 
1860
 
多分ストレス性の何かなんだったと思うけど、とにかく声が出ないのだ。 
口だけで生きてきたとも表現できる自分にとって、こんなスタートはあるのかと正直焦った。
先にも上げたのだけどもお祓いをした理由はそれなりにあって、借りた店舗は以前古着屋だったのだけども、そのオーナーさんは開店前日に交通事故で死んでいた。あまりビビりじゃない方なのだけども、流石にマジでビビったので裏の氏神様にお祓いをお願いしていたのだった。まぁ生命があっただけマシだと今では思えるのだけども。 
 
 

 
兎にも角にもオープンだ。 
仕入れたフラッカーズはほぼ原価に近い状態で設定、チラシもすでに配っている。 近隣の自転車店にはじゃんじゃか文句を言われた丸石の営業さんには悪いことをしたけど、こっちも必死だ。(そして丸石は中国の会社であり、もう無いと言ってもいいので時効だろう。) 
出ないながらも振り絞って出すちぎれ声と身振りで、最低3時間で売り切ろうと思っていた5台がものの30分で売り切れた。 
これまでやった色々なことが血肉に染み渡っていることを実感できた。 
あとはひたすらパンク修理とタチ交換がやってくるのを待てばよいのだ。 
 
 
2679686674_2267400465_o
 
でも現実はぼくの思いとはまったく違う方向に転がり始めていた。 
過去には大変乗りにくいダウンヒルバイクが青山に大量に溢れた時代もあった。いわゆるバブル期だ。
そして回りめぐる流行によって自分の立ち位置なんて見る必要もないキッズたちは、再度やんわりと自転車に目をつけ始めていた。ほとんどの業界人はその事実を認識していなかったこともあり、まぁしょうがないなとあの老舗店にコンタクトを取り、ありったけのピスト・フレームを手に入れたのだけれども、さまざまな胸騒ぎとジーパンを探し求めていた10年前の記憶から、それは自分のしたいことではないと直感的に気づいていた。 
 
機能自体には道具の本質的実態はないという答えにたどり着いていたこともあり、我が心の名機スチームローラーを、この時とばかりに徹底的に売ることに尽力した。 そう、まるであのビブショーツのように。 
そしてこの先の10〜20年の未来のためにも。 
そしてそれはクロスチェックへとつながり、サーリーというブランドを世間は否応なく知ることになったと確信している。 (この話は次回にとっておく。)
 
 
3397775715_a5524cf9f6_odsc_00553398589268_40e71c961e_o
 
3年間はあっというまに過ぎていく。 
 
 
dsc_12045256784061_ab3312aefd_o5257018349_035076bc89_o
 
ちょっと変わったまっとうな人間がサークルズをいつも通り過ぎていく。 
 
 
1970dsc_1781
 
12坪の旧店舗はあっというまに手狭になり2人の売り子と4人のメカニックは店から溢れ出ることになっていた。
 
 

 
土木事務所と警察から電話がなる、2ちゃんでホモショップ扱いをされる。(その御蔭でやっと生粋のサブカル嫌いになれた、宮崎さんや富野さんと同じくらいに。感謝してます。)
 
 
3325288935_79da58a78b_o3326119914_cfff843f32_o3326117428_0ff4c377bd_o
 
ナッツ(アーバン・オリエンテーリング)はせっせと毎月やっていた。  
 
 
dsc_4767 
 
そこで出会ったカップルが毎年結婚していく。
 
 
2100 
自転車がりっぱな出会いのきっかけになりえると確信する。 
 
2126dsc_0400dsc_2835
 
運命は自分と同じ誕生年月のビルをぼくに届けてくれた。 
 
 
dsc_4271
 
そんな2009年がもう終わろうとしていた。 
 
 
scn_0023

(サークルズ旧店舗最終営業日/撮影者 落合)

 
 
– サークルズ年暦・レイヤードとコンテンツは裏切らない編 – につづく
  
 

– INFORMATION - 

 
14957956_1319356134755653_781300862_o

サークルズ10周年記念祭

場所:PLASTIC FACTORY
日時:12月3日(土) PM7:00~
 
みなさまと良き時間をすごせれますように現在ビルドアップ中です。
ぜひ手帳に書き留めておいていただければ幸いです。
 
 

若いながらも歴史あり。

 

サトちゃんが死んだ翌年、ぼくは日本に帰ってきた。

 

アメリカでフィッシュマンズを知り、

ロングシーズンをあきることなく何度となく聞き返して、

過去へ過去へとさかのぼり、

サトちゃんの若かりし純粋さに触れ、次第に変化していったであろうその思考を推測し、

世の無常とあきらめきれない人間への賛美に感化させられ、

あぁ日本人でよかったなぁってアメリカでほんとうに思った。

 

だから帰ってきたって大袈裟に言ってもいいかも。

でも彼は死んでいた。

 

サトちゃんのいないフィシュマンズなんて聞くもんかって意固地になっていた時もあった。

でもね僕は間違っていた。

 

いた。

 

現場にはサトちゃんいた。

伝えたい言葉や思いは、理解者の口から飛び出せばしっかりと機能する。

あらためて思った。

 

IMG_7055

 

良くも悪くも僕もいいあきらめがついている方だと思うけど、

あらためて昨日のライブであきらめについて考えたし、その素晴らしさすらを感じた。

そして進化は大事だった。  

もう超絶的に。

人間は洗練され、解釈は深まり、喜びに対する執着も増したんだろう。

 

最高だった。 

比べる必要はないけどオザケンよりも感動した。

マジで。

今日の大阪も行きたいゼップ。 関西の人行っときなよ。 

チケットあるらしいから。

 
 

幸せ者
「この世の不幸は全ての不安 
この世の不幸は感情操作とウソ笑いで
別に何でもいいのさ

みんなが夢中になって 暮らしていれば 
みんなが夢中になって 暮らしていれば
別に何でもいいのさ

彼女のことだけを よく知っている 
そして音楽が胸の中でいつでも鳴っている

彼女のことだけをよく知ってる 
そしていつだって夢の中まで追いかけてくる

そんな感じでいい そんな感じでいい」

 

カルチャー・クラブとPFMという新しい現場のお話。

 
3年ごとになにか面白いことをやりたいな。
 
これがサークルズ スタッフにとっては悪魔のささやきなのか、はたまた天使の投げキッスなのかはその当人次第なのでしょうが、僕はサークルズを6年前に設立地であった千種区 吹上から中区 千代田への移転をきっかけにそう考えるようになりました。
 

Circles_Logo

 
1・2・3 イチ・ニー・サン ワン・ツー・スリー ホップ・ステップ・ジャンプ スリー・イズ・マジックナンバー?などの様々な言葉で表される3までの数字をいろいろな角度から眺めて、そして考えてみると、その想像から派生した多くの生理現象や行動原理が意味を持って飛び出してきます。 
 

KP_logo

 
ぼくはそんなに頭が格段に良い方ではないので、とにかくシンプルに、石の上での今ある3年をしっかり存在することによってのみ、次の3年のテーマや始まりの合図は導き出されるのではないかと考えています。 そしてもう今月のはじめに過去になってしまった3年のなかで一番強く感じたことというのが、はずかしながら人の大切さだったのでした。 
 
EB_logo

 
本当にこの場で言うのは忍びないのですが、若かりしのぼくは自分のことを ”なんでもできちゃうスーパーマン” か何かなんだと信じきっていたために、(マーベルファンの間でもスーパーマンってあまり好かれてませんよね。。。)あまり他人の大切さや尊さというものを真剣に考えることなく生きてきてしまったのです。 でもサークルズの規模が少しづつ大きくなるに連れ、当然自分ではやりきれなくなることや、どうしても手が回りきれなくなることも増えるに連れ、そもそもが自分の起こした行動のせいなのにもかかわらず、大切なスタッフに対して情け容赦なく当たり散らした苦い経験なんてのもありました。 でもぼくも少しづつ歳を取り、肉体的にも上手くできなくなってくることがちらほら見え始めたこの3年くらいは、劇的に考え方が変わり始め、他人との関わり合い、すなわちお客様やスタッフ、家族や友達といった、できるだけ距離の近い人達からできるだけ多くを学ばせていただき、そしてお互いに強い影響を受け与えていけるような行動を日々していきたいなぁと考えるようになってきました。
 
HHD_logo のコピー

 
そしてこの1年では急激にスタッフの人数も増え、サークルズのメカニックや球体ペイントのペインター、そしてアーリーバーズとヘッジホッグのクッカーたちの成長と充実、そして弊社の卸売部門でもあるSimWorksの成長などにより、次への目標やさらには次の3年間で実行したいこと、そして10年、30年後の我々サークルズというコミュニティがどうなっていたいのかという夢までも想像するに至ったのでした。
 
sw_explosion_between-you-and-me

 
その手始めとして、まずは子供が生まれ始めたスタッフのためにこども園の設立を!といきたいところなのですが、ジブリなどのエンターテイメント業界とはかなり環境が異なる僕らの業界ではまだまだありえないので、あらたにコミュニティー・センターなるものを名古屋 中区 松原という地域に開設することになったのです。 まずはその敷地の一番目立たない2階部分にはシムワークスのオフィス兼倉庫がすでに移設され、実働が始まっているのですが、まずはこの地域のこの区画が異文化の交流の窓口であったり、マナビやキズキを求める人びとの場所となれるようにと考え、我々のもっとも得意な分野でもある自転車を中心としたニュー・コミュニティーセンタ、称してカルチャー・クラブを設置してD・I・Yレベルのクラスからプロメカニックの養成、ホイール組みに関するA to Z、はたまた溶接技術取得への架け橋、そして我々サイクリストがより社会と結びつきを深めていくための社会見学や就業体験、そして最もコミットしている公道における自転車の正しい使い方まで、その週、月ごとにテーマを決めて、より多くの人達と積極的に関わっていけるスペースを今現在創意製作中です。 また従来通りに使い倒した自転車のリフレッシュ・オーバーホールや、先程も上げた僕らの大好きなD・I・Yの精神を積極的にこのスペースに取り込み、自分で自転車を直したいサイクリストが必要とするであろう工具やアイデア商品、そしてしっかりとオーガナイズされたピットの貸出サービスの提案、はたまた残念ながらちょっと訳あって、もう自転車が乗れない状況になった人たちから、その自転車を買取り、そして新たな人たちへのつなぎ役としてBUY & SELL Tradingサービスなどの展開も視野にいれています。 詳細はこのブログや今後ゆるやかに新設されるであろうホームページ上にて発表していきたいと思っていますので、今しばらくご辛抱下さい。
 
CultureClub_logo

 
また同じ敷地内に新たに先ほど周年ブログを書いてくれた、アーリーバーズ・ブレックファースト店長の大平ケイタのプロデュースするベーカリー・ショップ パイン・フィールズ・マーケット 略してP・F・Mも同時にオープンいたします。 長きに渡りアーリーバーズの物販コーナーに最高の焼き菓子を日ごとに提供してきてくれた”Kiiz Smile”ことカズちゃんとキヌちゃんがベイクする焼き菓子はもちろんのこと、日常使いの食パンから僕らの愛してやまないサンドイッチ、そしてアリバのアイドル ミユミユの実は本業でもあったエスプレッソやハンド・ドリップコーヒーの提供などを中心とした”路地裏”の小さなベーカリー・ショップになる予定です。 今後のアーリーバーズのショーケースには、すでに多くのファンを掴んでいるマフィンやタルトがより新鮮な状態でつねに切れることなく並びだし、また新たな展開を生み出す極めて重要な材料でもあるバーガー・バンズやドック・ロールもここから生まれ、新たなヒトやコトやモノの動きに繋がっていくことになると思うとワクワクするわけです。 もちろんP・F・Mにもコミュニティー・センター的役割があり、2人の過去の経歴から分かるように、製菓学校での教師を長らくやっていたということも含め、様々な食に関するワークショップの開催ができるように考え、設計してみましたのでこちらも今後の情報を随時発表していきたいと思っております。
 
PFM_logo

 
まずは27日に開催されるであろうサンキュー 周年祭についてのブログを待つことにして、その当日にはみなさまにこの松原の新プロジェクトの全貌をお披露目をできるようにと毎日知恵をひねり、腕をふるい現場で作業に励んでいますので、ぜひ当日27日にはお時間を作っていただきましてこの新しい現場でお会いできることを楽しみに待っています!

2015 12 19
田中 慎也

 

9年目の日記。

本日を持ちましてサークルズは9年という月日を迎えることが出来ました。
 
18587501475_6e38ffac8f_o
 この事実のすべてを支えてくれるのは、僕らの拠点である名古屋、そしてその周辺地域に住んでいらっしゃる、自転車と呼ばれる移動ツールを日々使ってくれている多くの皆様によってのものだと思っています。 自転車という僕らが信じて愛してやまない道具をそれぞれの生活へとしっかりと取り込んでいただき、そして豊かに日々使用してくれていることによって支えられていることを胸に刻みそして最大の感謝をしております。 みなさま本当に有難うございます。
 
話は少しそれますが今年僕が見た最高の映画のひとつに“イミテーション・ゲーム”と言うものがありました。 大雑把にあらすじを話すと先の大戦中にコンピューターと呼ばれるツールの基本的概念を作った学者の話でした。 それを21世紀になりスティーブ・ジョブスと呼ばれる人が、誰にでも使える当たり前の道具へと進化させ、我々の生活を一変させ始めています。 そして僕がまだ信じてやまないこととは、自転車という古典的で、すでに当たり前の移動ツールですら、とらえ方そして使い方次第ではこのコンピューターにも匹敵する力がまだまだ秘められているということなのです。
 
20897785619_c3715c8f4d_k
 この9年間をいまさらあれこれ振り返る必要はありませんが、僕個人がこの自転車という移動ツールとしっかりと向き合いだした遠い過去の環境と現在のそれとを比べると、まったくもって変わらないこともあれば、逆にその当時には想像すらできなかった進歩的でリアルな世界も見ることができるようになっています。 そしてそこに見られる変化という事実が我々に伝えてくれる大切なこととは、すなわち未来に対する希望も存在するとぼくは信じているので、昨日亡くなられた水木先生に言わせればすべての現在とはやはり単なる通過点なのだと捉えるといいわけなのかもしれません。
 
23072231959_66191d3de3_k
 また今年は多くの変化がありました。 そのなかでも新しく迎え入れたスタッフたちや新規で見えられるお客様たちは皆とても誠実で未来に大志を持っています。 そのピュアな大志を忘れることなく確実に現実化させていくことをつねに考えて僕自身は一年動いてみたわけです。 そのなかでも特にサークルズの新人スタッフ彼らにとってはただ楽しかった趣味から、遂行すべき仕事という現実にいやでも落とし込まれ、若者たちは今でもいろいろと悩んでいることでしょう。 しかしながら好きなことを仕事にする上で大切なこととは、なかなか壮大でまた多くの人が体験していないことなので形容もしづらいのですが、人生においてとても素晴らしい本質的な人との関わり合いを日々体験できるということに尽きると思いますし、またそれをきっかけとし豊かに成長をしていってくれるのではないかと考えています。 さらにはこの若者の成長こそが我らが関わりあうべき大きな社会にとっても、良き成熟への手助けになるはずだとぼくは信じてやみません。 これからも若輩ながらサークルズという成長と希望を持ち続けてくれている”わっか”をぜひ皆様のお力とお知恵で手助けいただけましたら幸いです。
 
 

2015 12 01
サークルズ 田中慎也

All about RideAlive.

RIDEALIVE

 

RideAliveという名称をサークルズスタッフが生み出してくれてから、僕らにとっても馴染んだ言葉がやっと出来たなって感じていました。

 

今までは誰しもの人生の中に軸になりうることが1つでもあるときっと幸せになれると信じていました。

 

そして僕が自転車屋を始めた時はもしかするとたまたま自転車だったのかもしれませんが、それを長く丁寧に続けてきたことによって見つかった新たな軸たちが重なることによってより深く、より広く世界が見えるようにもなってきたのです。
しかも今まではひとりで体験してきたことだけをフォーカスしていたのが、1人、2人と仲間も増え、より多くの色んな種類のアンテナを持てるようになって3倍も5倍も多くのことを感じ始め、触れ始めた僕らの枠組みは今ではとんでもなく大きなものにもなっていました。

 

 

RideAlive: ゴールポイントしか決ないほど素朴に組み立てたいと思っていますが、世界で一番楽しみたいなんてことを考えているワガママな連中は当日までは死に物狂いで自分のしたいことを組み立てていくのでしょう。でもきっと当日彼らは誰にもまけねーってくらい遊んでしまうのでしょう。そんな大人の最高な夏休みになるのだと信じています。そしてできるだけ多くの人に来てもらいたいって、一緒になって馬鹿になってもらいたいなって思っています。本当に様々な方法で参加できると思います。小さなお子様連れの方はお父さんだけ自転車で頑張ってきて、車できたお母さんたちと合流ってのもいいと思うし、ビックダミーにギター積んでテントサイトでポロロンと音なんかも聞こえたりすると最高でしょうね。誰もが楽しみの創造主になって瞬間瞬間を目一杯楽しんでくれれば、あなただけのRideAliveがパーフェクトに完成することでしょう。

 

そしてまだ多くは語れないですが、
ここから始まる新しいストーリーも展開していく予定です。
まずは明日の受付開始時刻を今か今かと待っていてくれるとうれしいです。

 

みなさまのご参加を心よりお待ちしています。

 

Joint the Circle!  Make it happen!

 
 

>>> RIDEALIVE2015 特設サイト <<<

 
 

地ならし。

一般社会ではあまり話題にならなかったけれど、個人的にベリーセンセーショーナルなニュースが先週駆け巡った。 SurlyのブランドマネージャーであるピーターがQBPならびにSurlyを解雇されたという少々淋しげなメールが彼からFBに届いてしまった。
 
QBPという全米一の巨大自転車問屋に配送係として働き出したのが16年前、10年ほど前にSurlyのマネージャーに抜擢され、本当にしっかりと日本マーケットをいや世界全体の自転車システムを考えていてくれた彼のメールに最後に書いてあったのは、”Surly will be fine.” 僕もそう思っている。なにしろいつも早過ぎるのだ。Surlyの本当の価値を見出すにはやっぱり時間というファクターがいつもつきまとってしまうのだから。
 
本当なら僕らが伝えるべき要素を(話がとてもとても長くなってしまうので。)少しだけふっ飛ばして、いわゆる見た目という “ウワベの塗替え” という荒業を使い、短縮化をして日本国に流行らしたつもりなのだけども、やはりそれには僕なりの真っ当な言い訳もあって、どんな車種にしろ色にしろちゃんとSurlyから自転車を始めてくれればきっと良い未来があるってことを知ってしまっていたから。

 
スクリーンショット 2015-05-23 14.51.04

そんな僕が止む無く友人に売ってしまって(問屋の在庫切れで、どうしてもこれに乗って欲しかったから)今まさに後悔している所有していたSteamRollerというものがある。シンプルなトラックバイク。でも考えつくされているスーパーシンプルバイク。

 

10年ほど昔にトラックバイクブームというものが日本でも起こっていた。シュープリーム君たちがヘッドアングルのクソ立った、超乗りにくそうなバイクフレームを持ち込んできてはかっこよくしてくれって言われた。オフ・コース。やりますよ。だって仕事だ。自転車に日常的に乗ってくれればいいんだよ。でもね飽きたら次はこのバイクがいーよっていつも誘ってたのがSteamRoller。まさに平成の地ならし自転車。コミューターバイクってカッコつけて言ってやらないと、かっこいいって分からない人たちへの指標。それはまさに近代自転車業界を完璧に地ならししてくれているスーパーツールバイク。いまならフェンダーアイレット付きでフレーム販売のみってところもまたまた渋い。

 

20120421_1996359

本来ならは色なんて塗り替えずにSteamRollerの指名買いってのが一番クールなんだけど、一般市場ってやつはなかなか問屋が卸さない。

でもこの話を読んでいる自称サイクリストたちは覚えておくと良いかもよ、いっちゃんクールな街乗り自転車の注文の仕方ってやつを。『SteamRollerを日常でとても使いやすく、そして壊れにくく、でも安く組んでください!』ってお店で伝えてご覧、それを理解してくれるひとがきっと信頼の置ける自分のパートナーになりうる視野の広い本当のサイクリストだから。

 

スクリーンショット 2015-05-23 14.06.58
ニュースポルティフコンセプト、ロングテールバイク、ファットバイク、29+、ビジネスユースバイクトレーラー、全部サーリーがいち早く作った。でも早すぎて、やがて問題も生まれる。そんなことろが今回の解雇劇のポイントだろう。でもそれも起こりうることだって知っていたんだろう。でもやりたいんだろ?そうねやりたいんだよ。誰よりも早く。誰よりも強く。誰よりも単純に。そして美しく。そんなSurlyが僕はとんでもなく好きなんだよ。

 
DSC_7499 のコピー

ピーターもデイブもアンディーもニックも面と向かって話したい気持ちでいっぱいなのだ。
Surlyがあって僕の人生が本当によかったってちゃんと伝えたい。

 

EarlyBirds joint City(s) & Park(s)

-EarlyBirds joint City(s) & Park(s)-

 

4/29水-5/6水のゴールデンウィーク期間中
名古屋パルコ東館西口横に
我らアリバの盟友KAKUOZAN LARDERの二店舗目

 

=================
CITY(S)&PARK(S)
KIOSK BY
KAKUOZAN LARDER
=================
が期間限定でオープンしています。
 

オーナーの丹羽君いわく、

欧米をはじめとした海外の街には

人々が行きかう交差点に、

親子連れが憩う公園の入口に、

ビジネスマンが足早に駆け上がる地下鉄の出入口に、

店名もない小さな新聞屋またはよろず屋、

オシャレに言えばニューススタンド、

またはキオスクと呼ばれるお店があります。

 

そんな街の風景と人々の生活に溶け込むお店こそが、ガイドブックには載らない一番の「海外の風景」なのかもしれないと。

スクリーンショット 2015-05-02 12.25.37

今回は第1回目「パーク」編として、敷地内に芝生を敷き詰め、STORE IN FACTORYによるビンテージベンチを併設、期間中は日替わりにてCOMPASSunlike.DAISY MESSENGERCLOVERizauraアトリエみちくさLIEB BOOKS(出店順)による雑貨、ビンテージ家具、古着、自転車リペア、本屋などのガレージセールも日替わり開催されるそうです。

 

15601372942_4c071cea60_k

5/4昼頃には名古屋のバンド「ハートカクテル」のライブ演奏、
そしてEARLY BIRDS BREAKFASTのビアバイクも登場して、名古屋の中心地、栄の街を盛り上げたいと思っていますので、みなさまお誘い合わせの上、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

 

11193241_464060433749237_3146378117765248768_n