横山誠

1F General Manager

横山 誠

Yokoyama Makoto


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自転車はじめて、気付けば18年目。車輪が回れば世界も回る。
大好きなのは、MTB。でも家には、全車種20台くらいございます。
駐輪場に暮らすこと数年、走りも、生活もシンプル&スマートを目指します?

Bikes:

makoto_bike01

HunterCycles/ Gopher
【詳細】
DSC_1285

Cielo/ Sportif Classic
【詳細】
DSC_1285

Independent Fabrication / FACTORY lightweight
【詳細】

【PIT TIPS】最近、良く見る車輪についてるお皿について – ディスクローター –

 
ここ一年二年で爆発的に増加しているディスクブレーキを採用した自転車。
 
ディスクブレーキを採用した自転車の外から見た大きな違いは、車輪の横に大きなお皿がついているところ。
こんな感じで。
 
 
このお皿、「ディスクローター」って言います。
 
このディスクローター、ただ見ているとそんなに違いのない金属のお皿なのですが、よく見て見ると結構違っているのです。
 
どんなところが違い、何が変わってくるのかというと。
 
①:ローターの大きさ
(お皿の直径が、ざっくり分けても140mm,160mm,180mm,203mmの4種類)
効きの強さが変わります(大きい方がよく効きます)

②:ローターの素材/形状
(鉄、ステンレス、アルミのサンドイッチなどなどたくさん、あります)
効きにも影響しますし、ローターが放熱するスピードが大きく変わります

③:取り付け方法
 
そこで今日は、このディスクローターの取り付け方法について書いてみようと思います。
 
まず、何故この取り付け方法にフューチャーしたかというと、ここを間違えると最初からつまずいてしまうので、まずはここから始めていこうと思った次第です。
 
ディスクローターの取り付け方法、大きく分けて二種類ございます。
その大半を占める「6穴ローター」を採用しているもの。
 
 
二十年ほど前から盛んに開発されるようになったディスクブレーキは、一時だいたいこの形に落ち着き、最初のスタンダードとなった取り付け方法です。
これ以前には、3穴や5穴など規格が乱立した時代もあり、その頃のハブは、まだ使えるのにローターがないのでもう使えないなんて話も聞いたりします。
 
そして、6穴がスタンダードになりしばらくしてから、我らがシマノさんが満を辞して投入した「センターロック」方式。
 
 
世界のシマノが後から市場に投入しただけあってその利便性は、大変優れています。
まず6穴に比べてネジの数が6分の1ですから、その取り付け、取り外しが素早く行えます。
重量も6穴方式より軽くなっていますのでそのメリットも大きいかと思います。
 
ただメリットもあれば当然デメリットもございます。
6穴のローターは、アダプターを使用すれば、センターロックのハブにも使用できるのですが、センターロックのローターは、何をどうしても6穴のハブに使用することはできません。
 
専用品という名の縛りがあるのがデメリットの一つです。
 
そして、順次増加しているとはいえ「センターロック」の固定方法を採用しているハブメーカーは、まだ限られているということ。
メーカーとしては、ChrisKing、WhiteIndsutries、DT-swissなどに限られてしまいハブの選択肢が多くありません。
(他にもあるかもしれませんが、弊店にて取り扱えるのはこの辺りです。)
 
で結果、「どっちが良いんだよ!!」と問われれば、
車輪の交換(ハブの変更に伴うもの)も厭わないのであれば、圧倒的にセンターロックの方が良いかと個人的に思います。 その理由は、シマノが作るローターの品質の高さや、ローターのバリエーショの豊かさによるものです。
 
車輪交換の際には、是非ともそのあたりも少し気にしてみるとバイク愛が深まりますよ。
 

【PIT TIPS】自転車界の如意棒の持つ能力は?!
– ハブ軸交換 –

 
「伸びろ如意棒!!」
 
ビョ〜〜〜ん。
 
と、伸びていくのは悟空が持つ如意棒ですが、自転車界の如意棒といえばこちら。
 
シマノ ハブアクスル
 

如意棒のように伸びたりしませんが、意外な能力を発揮します。

ここにクイック仕様のハブがあります。 サーリーのトロールをシングルスピードで組み立てるバイクに使う予定のもの。
 

このハブをトラックエンドや鉤爪エンドの自転車で使うと、どうしても固定力が弱く踏み込んだ力に負けて車輪がずれてしまうなどのトラブルが出てくることがあります。

そんな時、クイック式のハブがロックナット止めのハブになったらと願うはずです。
そう!! その願いを叶えてくれるのがこの如意棒なのです。

まずは、お使いのハブのサイズに合わせてアクスルを用意します。

シマノのハブであればサイズは、

165mm:シマノパートナンバーY22003A10
170mm:シマノパートナンバーY22003A20
180mm:シマノパートナンバーY22003A00
185mm:シマノパートナンバーY22003A30
192mm:シマノパートナンバーY22003A40

の5種類があります。
今回は、オーバーロックナット寸法が135mmのシマノDeore(FH-M475)をロックナット化するために185mmのアクスルを用意しました。
(※185mm/Y22003A30 は在庫限りで生産終了となっていますので、190mmをお使いいただくと良いです!)
 
まずは、クイック用のアクスルを取り外します。
この時、元の並び順がわからなくならないように外した順に並べておくのがポイントです。

アクスルを外したら、ロックナット式のアクスルに交換して元のように戻していきます。

ここでまたポイントです。
アクスルの突き出し量ですが、少しずらしては締めて、少しずらしては締めてと繰り返すのもアリですが、めんどくさいので簡単な算数を使いましょう。

アクスル突き出し量=(アクスル全長ーオーバーロックナット寸法)÷2

で求めることができます。
今回に当てはめると、
(185mm-135mm)÷2=25mm
となり、片側の突き出し量は25mmとなります。

寸法を合わせて、ガタが出ないように組み上げたら完成です。

あとは、スプロケットを組み付ければ車輪完成となるのですが、ここで最後のポイント。
通常のクイック式の時に多くの人が使用しているであろう、スプロケット用の専用工具(TL-LR15)なのですが、ロックナット式のアクスルにするとこれが使用できなくなります。

そんな時は、貫通式のスプロケット回しを用意してくださいね。
Shimanoであれば、TL-LR10などを使ってください。

スプロケットを締め付けたら今度こそ完成です。

自転車に取り付け、ずれる確率が格段に下がった車輪でストレスフリーのライドをお楽しみください。
 

 
 
 

  
シマノのクイックリリース軸タイプのリアハブをトラックナット仕様に変えることができるハブ軸です。

クイックリリースタイプのハブをトラックエンドや鉤爪エンドの自転車で使った時に起こる、踏み込んだ力に負けて車輪がずれてしまうなどのトラブルを防ぐことができます。

【PIT TIPS】穴ぼこだらけの謎に迫る – SURLY Rabbit Hole Rim –

 
Surlyから販売されている多くのリムにはこれでもかと言うぐらい穴が空いている。
 
例えばこんな感じ。 写真はRabbit Hole Rimというモデル。
 
 
リムの真ん中に大きな穴が、30個(リム1周)。
その上下に小さな穴が、上32個、下32個で計64個。
全て合計すると96個の穴が空いている。
 
その用途は、以下の写真のようになる。
 
 
軽量化の穴は、簡単。
重量が重くなりがちなファットやセミファットのリムを軽くするため、これだけ大きな穴だと効果絶大。
 
でも、謎が残るのはニップルの穴。
何故64個も空いているのでしょう?
ハブの穴数は、いろいろあるとはいえ、このリムに適応するのは32Hのハブ。
つまりスポークの本数は32本だから穴も32個で十分なはず、でも穴数64個これいかに。
 
この謎にこそ、Surlyの「良い塩梅」が現れているのである。
答えは、以下の写真に、
 
①前輪

②後輪
 
みなさん、この違いわかりますか?
前輪は、互い違いに穴が使用されていますが、後輪は、片側一列が使われています。


 
前輪は、互い違いの穴を利用することによりスポークの間隔をあけしっかりとしたホイールに。
後輪は、片側に寄せたスポーク穴を使うことでリムをオフセットさせて左右非対称なハブのスポークテンションをできる限り揃えられるようにする。
そんな目的が含まれているのです。
 
オフセットのリムは別段珍しいものではなく、DTVelocityなど各社から販売されています。
 
では、何故Surlyのリムが面白いのか?
それは、一種類のリムに両方の性能を盛り込むから。
 
これなら、リム用の機械も一種類でいいし、元の材料も一種類ですむ。
結果、生産効率が良くなって値段は下がり、ユーザーは万歳!!
となるわけです。
 
Surlyの自転車各種にも通じるところですが、可能な限りにユーザーフレンドリーなのがSurlyの真骨頂ですね。
そんな車輪組のご用命いつでもお待ちしています。
 

【PIT TIPS】緩んでしまうのは、財布の紐だけにしたいものです – ねじ止め剤の効能 –

 
自転車には多くのネジが使われています。
と言うより全ての部品は、ネジで止められていると言っても過言ではありません。
 
今日はそんなネジについてのお話です。
 
「ネジが緩む」 これは仕方のないことなのです。
自転車には多くのネジが使われており、走行中は絶えず振動にさらされているのでどんなに気をつけていても緩んでしまう時は緩んでしまうものがネジだったりするのです。
ですので、ネジには各部各サイズにおいて必要なトルク数が設定されていて緩みにくくなるようにされているのです。
 
緩むまないようにと思い、力一杯締めると今度は締めすぎによりネジが舐めたり部品が壊れたりしてしまうのが悩ましいところです。
 
先日お話しさせていただいたのも、その一例です。
 
【PIT TIPS】締め過ぎの代償はいかに?
 
さて、そんな力加減の難しいネジの取り扱いですが、ネジの固定に緩み止めを塗布すると言うやり方もあります。
こちらで塗布しなくてもメーカーさんにて最初から塗られてくるネジもあります。
 
例えば、ディスクブレーキを止めるネジなどには、メーカー出荷時からねじ止め剤が塗布されています。
 
 
この写真に写るネジのネジ山についている青い部分や赤い部分がねじ止め剤となります。
 
他にも使用する代表的な部分といえば、スポークのネジ部分。
 
 
ここに緩みどめを塗ることによって車輪の健康寿命を延ばすことができます。
ゴリラスパンで車輪を組み付ける際には、必ず使用しています。)
 
塗るだけでネジが緩むのを防いでくれるねじ止め剤ですが、何でもかんでも塗れば良いと言うものではなく、ネジのサイズや使用箇所によって使う種類も固定力も変わってきますので適宜選んでいく必要があります。
ピットにもささっと探しただけでこれだけでてきました。
 
 

ちなみに、写真の一番左にあるのは、VELOCITY / ヴェロシティー のホイールビルド部門でも使われているThread Sealer。

 
 
 
VELOCITY / Thread Sealer
 
VELOCITY社が誇るカスタムホイールビルド部門、その名も「Wheel Department」が常用するスレッド・シーラー。 細いスポイト状の差し口とハケの2タイプが好みで使い分けられる便利な容器。低強度の嫌気性接着剤で、ニップルの回り止めに使用します。ホイールビルディングのお供に。

 
これは特殊なもので、嫌気性接着剤といい、ネジ部(金属同士)の隙間に浸透し、酸素が遮断されると硬化する性質を持つ接着剤になっており、空気に触れている間は硬化しないので、はみ出ても簡単に拭き取れるという優れものなのです。
 
とても便利なネジ止め剤。
適宜使用して、皆様のメンテライフに役立てみてはいかがでしょうか?
今日は、まずネジ止め剤なんてものがあるということだけでも知って頂ければ幸いです。
 

【PIT TIPS】手裏剣みたいだけど飛んでっちゃうと大変です。– RDのプーリーどっちがどっち? –

はい、問題です。

この部品は、どこに使われているでしょう?



「リアディレーラーのプーリー。」

はい、正解です。

では、どちらが上側で、どちらが下側でしょう?
「えっ、上下あるんですか?」
そう、あるのです。

では、まずどんな違いか見てみましょう。

これがテンションプーリー(T-PULLEY)
 

もう一つが、

ガイドプーリー(G-PULLEY)

よく見て見ると歯先の形が違いますし、モデル(今回は、SHIMANO RD-R8000)によっては書いてあります。

で、肝心のどちらがどちら側か。
テンションプーリーが下側で、ガイドプーリーが上側です。

理屈的には、チェーンに引っ張る力をかけて適度な張力を保つ役割のテンションプーリーが、チェーンが最初に入ってくるディレーラー下側で、スプロケットに対して、チェーンを導いていくガイド役のガイドプーリーがスプロケットに近い上側となります。

結構こんがらがってしまいますのでこう覚えましょう。

「整備の時は、テンション低めでお願いします。」
(テンション:テンションプーリー、低め:低い位置なので下側)

歴史の年号覚えと同じ要領です。

「ウホッ、解りやす〜〜。」

そんな今日のTipsでした。

【PIT TIPS】ギザギザがツルツルになるとバンバンします。

 
「なんじゃそりゃ」的なタイトルで始まりました今回のTips、内容は歯飛びの話です。

「歯飛び」とは?

チェーンやスプロケット、チェーリングなどのギア部分の噛み合わせが悪く、力を掛るとチェーンが滑ってしまい、入力された踏力がタイヤに伝わらない状態のことです。

体感的に表すと、ペダルをグッと踏み込んだ時、バンバンと大きな音と共に足がスカッとなる時が歯飛びが起きている状態です。

なぜ起きるの?

原因は、大きく2つ。
一つは、「ディレーラー(変速機)の調整がうまくいっていない」のが原因で、もう一つは「チェーンリングなどの部品の歯が減ってしまい各区部がうまく噛み合わなくなった」のが原因です。
一つ目は、調整で治るのですが。
もう一つの方は、磨り減った部品を交換することになります。

症状に応じて、交換箇所は変わってくるのですが全部交換となると最大これだけのモノを交換することになります。


・チェーンリングx2
・リアスプロケット
・チェーン
・プーリーx2

今回の自転車は、一つだけ悪い訳ではなく、ここに上げた全部が均等に悪くなっており、限界値を超えたため歯飛びが起きていました。
せっかくですので、歯飛びの原因となるわかりやすい部分をピックアップしてどのように悪くなっているか観察してみましょう。

まずチェーンの新旧を平行に並べます。

そして、並べた端に注目。

もう片側の端を揃えて同じコマ数にしてあるのに長さが同じになりません。
これは、上側の古いチェーンが長さの合わないぶん伸びているのです。
金属が伸びるなんて実感が沸かないかもしれませんが、こうやって並べて見ると一目瞭然です。

もう一つ解りやすかったのは、スプロケット。

左が新品、右が今まで使用していたものです。
特に悪かった部分にグッと寄って見ましょう。

トップ側4枚の減りが激しいので、このお客様は重めのギアをグイグイ踏み込むタイプのペダリングのようです。
さらに減っている一枚をクローズアップ。

画面左側の新品に比べて、使用していた方は一つ一つの歯が小さくなり尖ってきています。

これだけ減ってしまうと歯飛びは避けられません。

防ぐ方法はないの?

先にあげたパーツは、すべて金属同士がこすれる部分になっていますので、永遠に使い続けることは不可能ですのでいずれ交換しなくてはなりません。
ただ、その交換時期を少しでも先延ばしにするために最も効果的なのは、チェーンに油を欠かさないことです。
注油してこすれる部分を、できる限るスムーズに動かしてあげることによってパーツが長持ちするのです。

さあ皆さん、皆さんの自転車は大丈夫ですか?
チェーンとかスプロケットとかカサカサになっていませんか?

愛車を長く快適な状態にするためにも、今すぐチェックしてみましょう。

【PIT TIPS】端っこの処理が重要なんです。

 
 
さて、写真のこちらの道具。
みなさんなんて呼びますか?
 
「タイラップ」「インシュロック」「ナイロンバンド」「結束バンド」・・・・
 
色々呼び方があるのですが、実は「タイラップ」「インシュロック」は、登録商標なので全部の商品がこの呼び方ではないのです。
まぁ、海に置いてある「テトラポット」と同じですね。
「テトラポット」も登録商標で、実は商品名は「消波ブロック」ですからね。
一般的に通ってる名前でも、一商品名だったなんて話もよくあることです。
 
さて、そんな話は置いておいて。
この大変便利な結束バンド、自転車の整備の中でよく使われます。
ケーブルを束ねたり、ラックにカゴを固定したり、壊れた何かをつなぎ合わせたりと利便性が高く、ツーリングの際もカバンの隅に忍ばせておくとなんやかんやと使い道がたくさんあったりします。
 
必要な長さに束ねて、余分な端っこはカット。
これで完了です。
 
でも、ここで要注意!!
この結束バンドの端っこの処理、ニッパーで切ってしまえばどれでも同じような感じになるかと思いがち。
でも実は、使うニッパーの種類によって仕上がりが全然違うのです。
 
例えば、これが普通のニッパーで切った時。
 
 
端がはみ出しています。
 
これ意外に危なくて、この切れ端がむき出しになっていて足や手に当たったりすると、ひどい時は当たったところが切れてしまったり、切れなくても痛かったりするのです。
 
そこで、これを専用のニッパーで切っていただくと、あらスッキリ。
 
 
はみ出した部分がなく見た目にもいい感じです。
これなら擦れた時でも安心です。
 
弊店で使用しているのは、
 
HOZANから販売されているN−25 プラスチックニッパー
 
 
通常のニッパーとの違いは、刃先のフラット感。
 

(手前がHOZANのニッパー)
 
この、真っ平らにされた刃先がスムーズな端の処理につながるのです。
 
この端の処理。
してもしなくてもいいような部分なのですが、やってあるとスッキリする。
そんな、僕たちメカニックがちょっとだけこだわってる部分だったりするのです。
もしよかったら、皆様の自転車に使われている「結束バンド」の端をチェックしてみてください。
 

【PIT TIPS】虫食うと良いことはありません。

 
衣替えのこの時期、洋服ダンスから秋冬物を出したら虫に食われていた。
よくある話です。
防虫剤を入れておかなかったことを悔やむばかりです。

この話、服だけではなくて実は自転車にもある話なのです。

自転車の場合、切れてしまっているのは防虫剤ではなくてグリス
ヘッドやハブ、BBなどベアリングを使用した回転部分のグリスが切れてしまうと部品に虫食いが発生してしまうのです。

こちらの写真は、ある程度年数を経たハブのベアリングを受ける部品。


シルバー色に線の入っている部分がベアリングが当たっていた部分。
こちら側は、スムーズに当たっていたことがわかります。
これなら問題ありません。

一方こちら、

同じくシルバーの部分が、ガビガビになっています。
これが虫食いの発生した部分です。
原因は、グリスが切れていたりネジを締めすぎていたりといったことが主なものとなりますが、一度こうなってしまうと掃除してグリスを入れ直しても元のようにスムーズな回転は望めず、ゴリゴリした感覚が残ってしまいます。
直すためには、この部品とベアリングの玉も交換しなければなりません。
後悔先に立たずです。
グリスさえ入れておけばと悔やむばかりです。

回転部分の油切れは、金属部品には厳禁です。
回転部分など隠れた部分の油切れにも注意しておきたいところです。

回転部分のグリスにオススメはこちら。

 
 
 
SIMWORKS / Sim Grease
 
無類の回転性能と耐久性を誇るクリスキングのボトムブラケットですが、長期にわたって高いパフォーマンスを維持するにはメンテナンスがかかせません。 このシムグリースは、クリスキング社で製造時に充填されるのと同様のグリースをご自宅でもお気軽にお使いいただけます!

 
 

 
 
 
PHIL WOOD / Waterproof Grease
 
耐久性に優れたハブでおなじみのフィルウッド。 彼らのベアリングにも注油されているオリジナルのグリスは、耐水性にも優れ、長期間の使用においてもグリスが上がれにくく、その配合は設立当社から今までずっと変わらない黄金のレシピのようなもの。

【PIT TIPS】そう、それは孫の手のような六角レンチ。

 
僕たちメカニックの必須アイテム「六角レンチ」
これがなければ何も始めれれないほどの重要な工具。

これは、僕が愛用しているWeraの六角レンチ。
サイズや工具から伝わる感触も申し分なくてとても気に入っている。

そんなクールな六角レンチを持ってしても最近、僕らを悩ませる場所が出てきている。
それはこんな場所。

チェーンステイ側に取り付けられたディスクブレーキキャリパー周り。
いや、狭いのですこのあたり。
アジア人のフレームサイズは、特に小さくなりがちなのでさらにせまい時もあったりしてもう大変。

通常使用している六角レンチでは、狭すぎて太刀打ちできない時も。
このように。

右も左もスペースがなさすぎて、回すことが出来ないどころかネジに工具を挿入するのもヒヤヒヤである。

そんな時、登場するのが、
テケテケってて〜〜(ドラえもんの音楽をイメージしてください)

「ショートヘッド六角レンチ〜」

なんのことはない。
先端が少し短くなった六角レンチである。
でもこの工具の効果は抜群で、

さっきまで身動きすら取れなかったレンチがしっかりと回せるスペースが誕生。

ディスクブレーキが増えてきた昨今、お家でメンテナンスされる方で同様のトラブルにお困りの方、ぜひ参考にしてみてください。
ショートヘッドの六角レンチは各社から販売されておりますので〜。
 
ちなみにサークルズがおすすめする、使いやすいヘックスレンチもご紹介しておきますので、よろしければチェックしてみてください。
 

 
 
ミスター・トランプも誇るであろう、アメリカ国内にて製造が続けられているボンダース。
スナップオンはとても有名ですがまぁまぁそのお値段がね、でもこのボンダースは非常にコスパが高く、その長めの持ち手は一度使うとやみつきになるとか。
初めてのホームメカニックには最適な逸品、ツールボックスにぜひワンセットどうですか。
 
  

【PIT TIPS】杉田玄白もビックリ、チェーンの腑分け

自転車の動力伝達部品で最も重要なチェーン。

部品全体で見ると細長いお馴染みの姿ですが、細かいところまでしっかり見たことのある方は少ないのではないでしょうか?
そこで、バラして見ました。

まずは、第一段階。
これを一コマ(1リンク)と呼びます。
市販されているチェーンは一般的にこれが100個以上つながった状態で売られています。

さらにこれをもう一段階バラして見ます。

どん。
たった一コマなんですが、8個のパーツからできています。
チェーン全体で考えると1本のチェーンが800個以上のパーツからできています。
とても細かく精密です。

この細かさが、チェーンを清掃すると洗っても洗ってもどこかから出てくる金属汚れにつながり、その多くはこの写真中央の丸いワッシャーの内側に入っていた汚れが落ちてくるのです。

ですからチェーンを洗浄するときは、ここの汚れが落ちるように隙間をきっちり洗い流す強力な洗浄剤が必要なのです。

 
 
 
例えば、Wako’s ChainCleaner
 
ブラシもついていますので、しっかりと洗うことができます。

また、注油の際もこのワッシャーの内側に油が行き渡るようにすることが肝心ですので浸透力の強いものが求められるのです。

 
 
 
お勧めは、Wako’s ChainLub EXTREMEなど。

しっかりと洗浄した後であればチェーンにぴったりと張り付き最高の潤滑性能を提供してくれます。

部品の細かい構造を知るとメンテナンスに必要なコトやモノもわかりやすくなりますので、まずは一度、愛車を隅々まで見て見ることから始めましょう。