上野 明日美

【EVENT】Bananabread STAND at Earlybirds 2nd!!

 
こんにちは!
 
アリバのあっちゃんです。
週末少し冷え込みましたが、今週からまた暖かくなるようで、一気に春めいている町の空気がとても気持ちいい今日この頃ですね。 昨年の11月に行った私の作ったお菓子の試食会バナブレスタンドには、たくさんの方々が遊びに来てくださってとても嬉しかったです!ありがとうございました。
 
さて、雪の降る寒い冬から桜の咲く春へ季節が移り変わるように、アリバのケーキたちも春色の顔ぶれへと少しずつ模様替えを始めております。
 
そこでそんな新しいお菓子たちを食べてもらえるよう、バナブレスタンドをこの春にも開くことにいたしました! みなさんにそのお誘いです! バナブレスタンドは私がつくったお菓子の試食会のことで、それらのお菓子を食べながらみんなでわいわいしよう◎というささやかなイベントでございます。
 

【Bananabread STAND at Earlybirds 2nd】


日時:4月22日(日)18時〜20時
場所:earlybirdsbreakfast
おやつ代:お一人様1000円 (ドリンクはキャッシュオン制)

当日は並んでいるケーキ6種類をすべて食べていただけます。

 
初めて焼いた思い入れのあるお菓子がバナナブレッドなので、試食会の名前はバナブレスタンドと変わらずですが、2ndではバナブレではないお菓子たちがたくさん並んでおります! また、バレンタインやホワイトデーの行事に合わせて期間限定で出していたお菓子も再び登場します! 当日のバナブレスタンドでデビュー予定のお菓子もありますし、もちろんバナブレもご用意してます◎
 
開催時間中は出入り自由なので、お気軽に立ち寄っていただけたらと思います!
 
【おやつ】
バナブレ ハニー
チョコレートファッジブラウニー
ホワイトチョコとラズベリーのブラウニー
抹茶とチョコのケーキ
オレンジのアップサイドダウンケーキ
バニラのマフィン
 

 

 ※写真は一部です。
 
今回も賑やかなおやつナイトをみんなで楽しめたらいいなと思っています!
ぜひ遊びに来てくださいね^^
 

上野明日美の鎌倉輪行旅行ブログ

 
今年に入って一番最初に遠出する先は鎌倉、と決めていた。
 
まだ私がアーリーバーズで働く前に一週間ほど滞在していたこともあり、この場所には思い入れがいっぱい。もう一度訪れたい場所、もう一度会いたい人を訪ねて横浜行きの新幹線に乗り込んだ。一年半前と違うのは、愛車のオールシティと一緒に、というところである。
 

 
輪行もだいぶ慣れてきたので、最初は時間のかかっていた「自転車を輪行袋に詰める」という作業も苦ではなくなってきた。夏に購入したフェアウェザーの輪行袋は袋を自転車の上からバサッと被せ、裾を絞るというタイプなので作業自体も楽だし、サイズも大きいのでサドルまでしっかり覆えるところが使いやすい。またこの輪行袋自体のコンパクトで軽量なところも気に入っている。
 

 
名古屋からだと2時間30分もかからずに鎌倉に到着できる。自転車を組み立て、まずは荷物を預けるために今夜の宿へである“ゲストハウス亀時間”に向かってペダルを漕ぎだす。この亀時間こそもう一度訪れたかった、会いたい人のいる場所のひとつだ。
 
90年の歴史を持つ古民家を改装してできているこの宿は、鎌倉時代に港町として栄えた材木座という町にある。鎌倉駅から2キロほど離れた、中心部から少し外れに位置するこの町はまだコンビニがなく、古くからある商店街や鎌倉に唯一残っているという銭湯が立ち並んでいる。また若い人たちが自分のやりたいことを表現している場所かのように、燻製屋やお菓子屋、コーヒースタンド、サーフショップ、創作料理やカレー、ビーガンの飲食店など小さな個人のお店がところどころにあるのも魅力的だ。ここに流れる穏やかな雰囲気と材木座海岸から眺める朝晩違う海の顔、そしてこの亀時間で過ごす時間は特別で、格別で、飽きることがない。
 


 
会いたかった人というのは、ここ亀時間のオーナーである櫻井雅之さんと、スタッフであり、また夫婦で”旅音”というユニットを組み、世界を旅した写真と文章を綴った本を出版している林澄里さんのお二人。メール等で近況報告はさせてもらっていたが、実際に会うのは一年半ぶり。その間にあった様々なことを話す。バックパックで少しの間世界を旅した時のこと、サークルズやアーリーバーズのこと、ライドイベントや自転車のある暮らしのこと、そして今私がお菓子を焼いていること。以前はこれから何をしよう、何がしたいだろう、っていう状態の自分だったから、こんなふうに今自分がしていること、これからしていきたいことを話すことができて嬉しかった。

また櫻井さんと林さんの世界を旅して周っているときの体験談や今宿業を通して取り組んでいる町づくりのことなど、二人の話は面白くていつも刺激的。今回も赤いタイルが張りつめられたままの、昔ながらの雰囲気が残る亀時間のラウンジで灯油ストーブを囲みながらいろいろなお話が聞けた。
 
 

 
鎌倉へ来た理由はもうひとつ。好きなのはもちろん、自分もお菓子をつくるようになった今では憧れとなっているお菓子屋さんに行きたい!そこのお菓子を食べたい!というもの。いうならばお菓子の旅だ。亀時間に荷物を預けたあと、真っ先に向かったのは“POMPONCAKES BLVD.”
 


 
このポンポンケーキは、お店こそ最近できたばかりだが当初は自宅で焼いたケーキをカーゴバイクに詰めて鎌倉の町に現れる、というなんとも面白くてユニークなお菓子屋さんだった。もちろんカーゴバイクの中のケーキたちは町の人たちに大人気で、毎度のことすぐさま完売、だったそう。
 
実店舗は材木座から4キロほど離れた山の方向にある梶原という町にできており、前回初めてこのお店に来た時、気に入りすぎて2日連続で通ってしまったお店だ。
次来れた時は、サヴァランを食べようと決めていたので迷わずオーダー。そしてキャロットケーキも。バナナブレッドやキャロットケーキなど、今自分が実際に焼いているケーキが置いてあると気になってつい食べてしまうようになった。
サヴァランはフランスの焼き菓子で、ブリオッシュを半分に切って洋酒にたっぷり浸し、さっくり生地とじゅわっとした染み込み生地が層になったケーキ。今ではあまり見かけないけれど、昔はショートケーキとともにお菓子屋さんの定番だったそう。初めて食べるサヴァランは上品だけどなんだか懐かしくて、とても美味しかった。
オーナーの立道さんにもご挨拶でき、素敵な接客もしていただいた。明るくてやさしい、でもフレッシュでかっこいい絶妙な空気感ができあがっているこのポンポンケーキはつい長居したくなってしまう。
 


 
そのあとは鎌倉駅周辺まで戻り、路地裏にあり週末はお花の販売も行う、新しいスタイルの小さなコーヒースタンド“THE GOOD GOODIES”に立ち寄ったり、味はもちろんだが接客も素晴らしすぎてもう一度受けたい、という思いで訪れた老舗喫茶店の“カフェディモンシュ”、亀時間の近くにオープンしているグルテンフリー、シュガーフリーのお菓子屋さん“AaH Bit”へ行ったりした。
 

 
そしてもうひとつ絶対に行きたかったお店が、こちらも亀時間の近くにある“ミルコーヒー&スタンド”という若い女性の方が開いている小さなコーヒースタンド。前回何気なく食べたここのキャロットケーキの美味しさが忘れられなくて、アリバでお菓子を焼くことになり、どんなケーキをつくろうかと考えた時にあんなキャロットケーキが焼きたい!と自然に浮かんできたほどだった。それからあの味を目指してレシピをいじっているので、今のアリバのキャロットケーキはここのものが原点になっている。最近お客さんの層に合わせて小麦粉から米粉に変えた、という1年半ぶりに食べたミルコーヒーのキャロットケーキは、それでも変わらず美味しくて、やっぱり大好きだと改めて思った。
 
たくさんのお菓子を食べて接客をうけて、そしてそれぞれのお店の人たちとお話をさせてもらって、同じお菓子を通じてもそれぞれが目指すものや重きを置いているものが違うだけでこんなに表現されるお菓子やお店が変わるのか、ということを知った。私も自分はどんなお菓子がつくりたいのか、それを通してなにがしたいのか、表現したいのかをもっと強く、しっかりした軸を持たないと、と思う。
 
今でもアリバに毎日お菓子を買いに来てくれるお客さんがいて、美味しいって笑顔を見せてくれること、これがどれだけしあわせなことか、それだけは忘れないでお菓子をつくっていきたい!
 


 
1年半前は自転車に出会っていなかったのでどこに行くにもひたすら徒歩で歩き回っていた鎌倉の町を、今回はオールシティで再訪する。きらきら海面が眩しい海沿いも、ポンポンケーキに向かう山の緑に囲まれた坂道も、何度か出くわすトンネルも、駅周辺の人混みや路地裏も、自転車で走るとこんなにもみえる景色が違う。感じる風や匂いも。徒歩も自転車も、両方いい。でも、知らない町や好きだけど遠くにある町を自転車で走るのって、やっぱり最高に気持ちよくて楽しかったりする。今回は1泊2日の弾丸旅だったが、自転車があるとこんなにも行ける場所と会える人たちがいて、十分に充実した、素敵な二日間になったと思う。
 

 
鎌倉の町でオールシティを押していたら、「それ、東京のブルーラグで買ったんすか!?」と話しかけてきたカフェの店長さんが、大の自転車好きでサークルズやシムワークスの商品をウェブショップで買ってくれていたお客さんだったことや、大好きな材木座海岸を散歩していたら地元のおじちゃんたちと鎌倉の名産品”材木座海岸をわかめ”の仕込みを手伝うことになったことなど、こんな地域の人たちとの小さな出会いや交流も楽しい。
 

 
車内では少し気も使うし駅構内では自転車を担がないといけないけど、こんな時間が過ごせるからやっぱり自転車を持って遊びに行くのは好きだ。荷物だって、日常使いのリュックひとつとポーセリングロケットのサドルバックひとつで一泊二日の荷物と大量に買った焼菓子たちは収まってしまったから、それは身軽で便利な旅だった。さあ、次はどこに行こうかな!
 

 

TEXT & PHOTO by

上野明日美(Instagram

Bananabread STAND at earlybirds

 

 
こんにちは、アリバのあっちゃんです。
 
先月は台風と雨ばかりでしたが、ようやく爽やかな秋晴れが続く気持ちいい今日この頃ですね。

そんな今年も11月に突入し、私がアリバで働き始めてから早いものでもうすぐ1年が経とうとしています。
 
この1年の間で、飲食業をはじめ自転車、イベントやフェスの参加などたくさんの挑戦と経験をさせてもらいました。そしてその中のひとつがお菓子作りです。
 
私は毎週木曜日に姉妹店PFMのパティシエKAZさんと仕込みをしているのですが、そこでお菓子作りを教わってきました。そのうちに“一から自分でつくったお菓子をアリバにも置きたいな”と思うようになり、試行錯誤しながらできあがったのがバナナブレッドです。
 
きっと誰もが一度は食べたことのあるバナナブレッド。
 
あのもちっとした生地とバナナの甘みと香りがたまらない、私も大好きな焼き菓子のひとつです。SimWorksが主催した伊豆のライドイベントRidin’birdsの補給食として提供させてもらったことをきっかけに、今アリバの焼き菓子の仲間入りをしているこのバナナブレッドですが、食べてくださるお客さまが少しずつ増えてきました。美味しいよ!の一言を言ってもらえるたびに嬉しくて嬉しくて心の中で私は飛び上がっています。
 
そんなバナナブレッド、今まで色々なフレーバーをお出ししていましたが数が少なかったり週替わりだったりでいつもお店に並べておくことができていませんでした。
 
なので、もっとたくさんの人に全種類食べてもらえる機会をつくろう!ということで、今回バナブレスタンドという名の試食会を開くことにしました。みなさんにもそのお誘いですっ。
 
 

【Bananabread STAND at earlybirds】

 
日時:11月19日(日)18時〜20時
 
場所:Earlybirds Breakfast
 
おやつ代:お一人様500円 (ドリンクはキャッシュオン制)
 
当日はビュッフェ形式で、全種類どれだけでも食べていただけます。


 
バナナブレッド以外のおやつも あります◎
 
試食会ということで、当日のおやつの人気投票もあわせて行なう予定です。これから並べていくお菓子の参考にさせてもらえたらと思っています。当日の開催時間中は出入り自由なので、お気軽にお立ち寄りくださいね。
 
【おやつ】

  • バナブレハニー
  • バナブレ シナモンクランブル
  • バナブレラムレーズン
  • バナブレチョコ
  • チョコレートフィナンシェ
  • NYチーズケーキ

※写真は一部です。

 
はじめて私が企画させてもらったイベントなのでドキドキしておりますが、笑顔いっぱいのおやつnightにできたらなと思います!
 
みなさんぜひ遊びにきてください^^
 
上野明日美
https://www.instagram.com/_asueno_/

上野明日美のRidin’Birds走ってきましたブログ


 
まるで鳥になって山を飛び越えているかのような、そんな感覚で自転車に跨っている時間がそこにはあった。

9月23、24日の2日間で西伊豆を舞台に開催された、simworks主催のRidin’ Birds Passhunting FLYINGHILL
これは一言でいうと「伊豆の山・食・海を満喫する自転車×キャンプイベント」。だけどその内容はもっと深くて、“自転車でツーリングしつつ、キャンプも堪能したい。でもキャンプ道具は持っていないし、キャンプ道具を積む装備も自転車についていない。でも普段の日常とは違う、非日常的な場所を走ってみたい、一度くらいはキツいと言われているルートに挑戦してみたい、、、。”

そんな「〜してみたい、でも」って思っている人の背中を押してくれる、自分にとっての挑戦を最高のかたちでサポートしてくれるのがRidin’Birdsだと私は思っている。

というのも、ここで泊まるキャンプサイトはテントは設営済みで必要物は寝袋のみ、朝昼夕の3食だって専属のシェフがそれぞれ腕をふるって用意してくれる。しかも宿泊に必要な荷物はすべてスタッフが預かり運んでくれるので、一番挑戦したいライドには自分の身ひとつで挑むことができるからだ。

『ライドがキツいのは望むトコ。でもそれ以外のアレヤコレヤは気軽に楽しみたい。』

このRidin’Birdsは今回が2回目なのだが、3年前に行った第1回目を特集したアウトドア雑誌『HUNT』にこの一文が載っており、私はがっちり心を掴まれた。自分の思いがぴったりだったからである。この特集記事を初めて読んだのは今年の2月頃だったが、すごくおもしろく魅力的な内容が詰まっていて、読んでいるだけでわくわくした。HUNTはアーリーバーズの本棚に置いてあるので、ぜひ手にとって読んでみてほしい。
 

 
あれからあっというまに半年以上が過ぎて、夢のようなイベントだと思ったRidin’Birdsに、私も自分のAll Cityを持ってスタッフとして同行し、DAY1、DAY2ともに参加者の皆さんとみっちりペダルを回させてもらいました。7月に行われたRAL浜松編で新城〜浜松間の峠を越えてからちょうど2ヶ月が経ち、私にとっては2回目となるライドイベント。
 
走ることはもちろんだけど、今回は2日目の補給食の担当を任されたこともあり、前回のRALの時とはまた違った緊張とともに伊豆へ向かった。
 


 
 

<全力疾走のDAY1>

 
雨予報だった天気も夜中のうちに雨雲は消え去り、前日入りしていたキャンプ場で明るい夜明け空を迎えた当日の朝はホッとした。
 
集合場所の下田駅に今回の参加者が続々と集まったところでDAY1のライドは始まり、最初のポイントで下田名所の竜宮窟までは全員並んでのんびりと海沿いを走る。やっぱり伊豆の道はいい。とにかく海が綺麗で、その青さに目を奪われる。
 


 
 
竜宮窟を過ぎたあたりから早いスピードでガンガン走って行きたい組と自分のペースで走って行きたい組の2つに分かれて急坂の待つ山の中へランチポイントを目指し入っていくのだが、私は後方組に入ってスタート。ここでの一番の思い出は、サークルズスタッフのシゲさんに引いてもらってランチポイントまでの急坂を全力疾走したことだ。
 
1番後ろを走っていた私がランチポイント到着予定時刻の14時に間に合っていなかったため、他のスタッフが車で自転車ごと回収しに向かっているという事態をシゲさんに伝えられたのだが、私がそれを拒否しどうにか最後まで自走させてほしいと懇願したからだ。
イベント自体のタイムスケジュールにも差し支えるのでかなりのわがままであることはわかっていたが、名古屋に帰ったときに「途中で回収されました」、なんて絶対に言えないと思いシゲさんに前を走ってもらうようお願いした。結果、それまでの倍くらいのスピードでラストスパートの急坂に臨むことになったのだ。時間指定があるにも関わらず伊豆の景色と道のりをのんびりと楽しみ過ぎてしまっていたという、ただの自業自得である。
 
その急坂を登っている時間はシゲさんの背中を追いかけてペダルをまわし続けることにただただ必死で、かなり苦しかったが絶対に走り切りたい、という思いがなんとか足を動かし続けた。今の私に出せる全力スピードで坂を登り続けた結果、前を走っていた後方組の後ろ姿が見えるところまで距離を縮めることができて、みんなと一緒にランチポイントにたどり着いた。そこでは事情を知っていたみんなが笑顔で出迎えてくれて、その瞬間に辛かった全力疾走はいい思い出に変わった。
 


 
 
今回のランチポイントは山道からさらに自転車を降りて押さないといけないほどの急斜面を上ったところにある別荘で、そこからは伊豆の海を見下ろすことができるのでとてもいいロケーションとなっている。
そこでは下田のハンバーガースタンド、EDY BURGER STANDさんが鉄板からジュウジュウとパティの焼ける音と香ばしい匂いを漂わせながらランチのハンバーガーを準備していてくれた。
また今回の宿泊場所であるキャンプサイトREN VILLAGEのスタッフであり、このRidin’Birdsにもあらゆる面から全力で協力をしてくださった茶屋さんもコーヒーと自家製シロップを使ったジンジャーエールとコーヒーを用意して待っていてくれた。
ストローについたRidin’Birdsのタグもとても可愛い。タグも自家製ジンジャーシロップも、実はこの日はMTBコースに参加していた茶屋さんの奥さんであるみなみさんのお手製。こういう小さな気遣いがとても嬉しかった。
 
 


 

ジンジャーエールでカラッカラに乾いた喉を潤し、EDY BURGERさんがひとつひとつ丁寧に焼いてくれるハンバーガーの列に並び、手渡されたチーズバーガーに用意されたピクルスやフライドオニオン、トマトなどのトッピングや数種類のソースやディップで自分好みのハンバーガーをつくる。

今日一番の難所を乗り越えたみんなで頬張るハンバーガーはとても美味しかった。
 
 


   
 

<秘密基地で過ごす伊豆の夜>

お腹を満たしたあとはもうひとっ走りして温泉へ。汗を流してさっぱりしたところで1日目の最終目的地、田子漁港へ向かう。
なぜ漁港かというと、今回のキャンプサイトREN VILLAGEは自転車で行けない半島の先っぽにあるからだ。そう、そこまでは漁港から船で渡らねばならないのだ。もちろん自分たちの相棒、自転車も一緒に乗せて。

船で数分揺られると、暗闇に橙色のあかりがポツポツと灯っているREN VILLAGEが見えてくる。このシチュエーションだけでもドキドキするのに、もっと凄いのはこれから到着するこの場所には私たちしかいない、ということだ。
REN VILLAGEは1日1組限定というのが特徴で、それゆえ予約がなかなか取れない人気のキャンプサイトなのである。まるで自分たちの秘密基地みたいな、そんな感覚。山から降りてきてもまだまだ続くこの冒険感がたまらない。
 
 


  
 
このREN VILLAGEで過ごした夜のひとときも本当に最高だった。

前回のRidin’BirdsやRAL浜松編の時と同様に、EARLYBIRDS BREAKFASTのケイタさんが今回も最高のディナーを振舞ってくれた。伊豆の食材を使った肉料理や魚料理をはじめ、色とりどりの野菜料理。テーブルに美しく並べられたタルティーヌ。こんな綺麗なテーブルを囲んで始まった宴が良過ぎたのは言うまでもなくて、そこには美味しいと楽しいの笑顔が溢れていた。そしてここには自分たちしかいないため、自分たちだけの空間をつくることができるのがまたいい。

持ち込んだDJ機器から流れてくる音楽に浸る人たちもいれば、焚き火を囲みながらお酒を片手に語り合う人たち。初めましての顔ぶれもたくさんいるのに、そこではもうみんな仲間だった。
 
 

 
 

<挑戦のDAY2>

最高の夜が明けて、迎えたDAY2の朝もまた最高だった。

テントを一歩出ると、昨夜は波の音と揺れている水面しか見えなかった海が爽やかな水色を映して一面に広がっていた。海の朝と夜の顔がまったく違い、その両方に出会えるところもまたいい。

そして朝こそ、EARLY BIRDS BREAKFASTの朝食を食べないと始まらない。PFMの食パンとコッペパンを使ったホットサンドとホットドッグ、バリスタみゆきさんが丁寧に淹れるPFMブレンドは朝ごはんの時間をさらに美味しいものにしてくれた。

朝食のあとは海を眺めたりカヤックに乗ってみたり浜辺を歩いたり、それぞれが思い思いに秘密基地での時間を過ごしたら名残惜しくもREN VILLAGEとはお別れの時間。DAY2のライドをスタートするため船に乗り込み再び漁港へと戻る。
 
 


  
 
このRidin’Birdsで挑戦という意味では一番のメインルートが、DAY2の「仁科峠」だ。
10kmの激坂が延々続く峠道で、しかも900mアップ。走る前はよく分かっていなかったこれらの数字も、走り終わった今ではいかにとんでもなかったかがよくわかる。「あれが今から登る仁科峠だよ」と目の前に壁のようにそびえ立つ山を指して教えてもらっても、「え、そもそもあれ登れるものなの?」という感じ。そんな疑いの目を持ちながら山道に入っていったけど、この仁科峠は私にとって一番の挑戦だったから「絶対に足をつかない」って決めていた。

徐々に傾斜が上がってきて、10%、12%っていう標識が出てきた時は特にキツい坂道、ということがわかってきたけど、中盤あたりで14%なんていう数字に出くわした時はさすがに信じがたかった。今までに味わったことのない、車では体感できないような傾斜に体も頭もびっくりしていたが、降りないって決めていたから無心でペダルを踏んでいくしかなかった。少しずつ進んでいくと少しずつ山がひらけてきて、ついに標高900メートルのところにある西天城高原牧場に辿り着いた。

そこからの景色は空と海が交わっているように見えるくらいで、それが今自分がこんな高いところにいる、こんなところまで自転車で登ってきたのだと実感させた。興奮が冷めぬままみんなで食べたご褒美のソフトクリームは、あっというまに口の中に消えた。
 
 


 
 
今回のRidin’Birdsで私が挑戦したことは2つあった。
1つ目は先ほどの仁科峠を登りきること、2つ目は私がつくったバナナブレッドを補給食としてみんなに提供すること、だ。
アーリーバーズで働くまでお菓子作りは初心者だった私だが、この半年間PFMのパティシエであるカズさんにPFMの仕込みを通してお菓子作りの基礎や知識を教えてもらっていた。アーリーバーズでも自分の焼いたお菓子を置きたいな、と思うようになったことがきっかけで、カズさんにバナナブレッドのレシピを伝授してもらい自分なりにアレンジをして練習をするようになっていた。そんなときに補給食のチャンスをもらい、即答でつくりたい!と言いRidinBirdsに向けたバナナブレッド作りが始まったのである。オーブンとにらめっこしながら焼き加減や中身の素材を考え、試作を繰り返し、補給食らしくエネルギー変換が早いハチミツとくるみをたっぷり使ったハニーバナナブレッドができあがった。

  

 
 
DAY2の2ヶ所目の休憩ポイントで私の補給食は提供されることになっており、そこに到着したみんながどんどん手を伸ばし、美味しい!と言って笑顔で食べてくれた。
絶対に美味しいバナナブレッドをつくって、少しでもいい時間に繋げたい、そう思っていたからみんなの「美味しい」や「ありがとう」の一言がとても嬉しかったし、自分のつくったもので誰かが笑顔になってくれたことに感動した。私にとって忘れられない休憩ポイントのひとときだった。
 
 

 
 
このハニーバナナブレッド、今ではアーリーバーズに置いてある焼き菓子の仲間入りをしているのでぜひお試しくださいっ。
 
 

 
 

<挑んだ先に>

この2日間で走った距離はトータル124km、登った標高は3319m。

数字って挑む前は逃げたくなることもあるけど、強気になって挑んだあとはすごく自信になるものだと思った。挑戦した先に見える景色は、本当に素晴らしい。仁科峠から伊豆スカイラインを駆け抜けているときは、まるで空を飛んでいるような、山を飛び越えているような感覚で、それはまさにFLYING HILLだった。

仁科峠の頂上は霧かかっていてそこから澄み渡る絶景を拝むことはできなかったのだが、その神秘的な空気の中を走り抜けていくのもまたよかったと思う。山も海も空も、毎日みせる顔が変わる。そのとき出会えた自然たちを大切に思って受け入れていけたら、どんな時間だって楽しむことができるのだと思えた。
 
 
 


 
 
そしてこんな時間を一緒につくることができた参加者のみなさんとスタッフに感謝の気持ちでいっぱい。険しい道のりのライド中も、汗を流しながら達成感を分かち合った時間も、笑顔で食事とお酒を囲んだ秘密基地での時間も、1人じゃ乗り越えることができなかったし味わうこともできなかった。

Ridin’Birdsを通じて、こうやってたくさんの人と知り合い、また再会を果たすこともできた。この出会いと過ごした時間が次にどう繋がっていくか、繋げていけるかが今から楽しみだ。
 
 


 
 
こうして伊豆を巡る大冒険は瞬く間に終盤を迎え、最終ゴール地点の丸天に向かう途中で遭遇した夕日の美しさは息をのむほどで、冒険の締めくくりには素晴らしすぎた。これはきっと2日間頑張ったチームRidin’Birdsへ、伊豆からのご褒美だ。真っ赤に染まっていく空と海に見惚れながら、やっぱり冒険には出た方がいいし、挑戦はした方がいいと思った。たとえそれが小さくても、大きくても。私もこの2日間で少しは逞しくなれたはずだし、できるようになったことも増えた。そんな伊豆はこれからの私にとって特別で、また来たいと思えるところになったしそんな場所が増えて嬉しく思う。
 
 


   
   
無事に全員でゴールを果たした丸天で食べる海鮮料理は、美味しすぎてついつい食べすぎてしまった。最後の最後まで、それはいい夜だった。
 
 

Ridin’Birds Passhunting
FLYINGHILL IZU ’17

http://sim-works.com/rbph17
  
 

Text by 上野明日美
Photo by Eri Tanaka / Shige / Shinya Tanaka / Manami / Rie Sawada

上野明日美のRIDEALIVE2017静岡 その2

 

 
 

BREAKFAST

賑わった夜が明けて迎えたRIDEALIVE2日目の朝は、朝食のためのホットサンドパーティーから始まった。 私はここでみんなにハンドドリップコーヒーを淹れることになっており、この日のためにPFMのバリスタみゆきさんにレクチャーを受け、当日使用するコーヒー豆もガレージコーヒーカンパニーのあきよしさんにお願いをして、特別に焙煎してもらったものを使用した。 湖畔沿いのタリカーナで迎える朝は、朝日で水面がきらきら輝いている景色が想像できたのでそのイメージを伝えたところ、透明感と優しい甘みが特徴のホンジュラスを送ってくれた。 このホンジュラスはあきよしさん本人が実際に現地まで足を運び選んできているものであり、農園主がしっかり愛情込めて造っているからRIDEALIVEのコンセプトにも合うよ、とのことだった。
 
こんなふうにこちら側のお願いに全力で応えてくれて、応援してくれる人たちのおかげで私は一層やる気になっていたし、何気ない朝の1杯のコーヒーかもしれないけど絶対に美味しく淹れたい、って思っていた。 当日は西パンと一緒に手作りのコーヒー台の前に立ち、1回1回丁寧にドリップした。たくさんの人が何杯も飲みに来てくれて、「美味しい」って声が聞こえてきたときはほっと一安心で、今日みんなにコーヒーを淹れることができてよかった、と嬉しかった。
 
ホットサンドパーティーは大盛り上がりで、みんなそれぞれ準備してきた好きな具材を挟んで楽しんでいた。 隣にいる人と具材を交換してどんどんレパートリーが増えていき、笑顔の数も増えていく。 私はホットサンドをつくるのは初めてだったが、ホットサンドメーカーで挟むだけで本当に簡単にできてしまうので驚いた。 そして何を挟んでも何をしても美味しい。しかもPFMの食パンを使っていたから尚更だと思う。 補給食に引き続き、朝ごはんでも大活躍でみんなの胃袋を満たしていた。
 
 

 
今回のRIDEALIVEには、そのPFMのパティシエKAZさんも旦那さんと4才の男の子ユウタの家族3人全員で参加をしていた。 今しかできない旅をするためのこの家族のライドスタイルは、冒険心と家族への愛情が詰まった工夫でいっぱいで、とにかくかっこいい。なのに、すごくあったかいものだった。
 
 

 
コーヒーを淹れていたら周りのみんなが自分たちの作ったホットサンドをたくさんおすそ分けしに来てくれた。 あんバナナ、チョコバナナ、カレー、しらす、ハムチーズ、コンビーフなどなど、、ホットサンドは美味しくて楽しい!ちなみに私はコンビニのおつまみコーナーで調達してきたサラミとスモークチーズを挟んだが、こちらもなかなかイケた。

タリカーナで迎える朝の風景は想像したとおりとても爽やかで、ホットサンドの魅力に気付かされた楽しい時間となった。 今何が欲しい?と聞かれたら、迷わず「ホットサンドメーカー!」と答えてしまうな。
 
 

 
 

グループライド

2日目の遊びの内容は、グループライドしながら浜松を走る、というものだった。 Greencogさんが作成してくれた浜松のおすすめポイントが記してあるライドマップが配布され、それぞれが行きたいところへ、行き先が同じ人たちとグループを組んでそのおすすめポイントを周る。 飲食店巡りもあり、峠越えもあり、もちろん浜名湖一周もあり、浜松は水辺も山もすぐそばにあるから、色々な選択肢が広がる。
 
今回のRIDEALIVEの締めくくりを行う打ち上げ場所は浜松市内にある「手打ち蕎麦naru」さんで、そこが本日のグループライド最終目的地となる。 私は1日目に峠越えをした名古屋組メンバーに加えて、浜松側から参加していた大学生のミサキちゃんという女の子も一緒に浜松の町をライドすることになった。 ミサキちゃんはnaru蕎麦さんでアルバイトをしており、今年の冬にも浜松からアーリーバーズまで自走で来てくれたこともあるスーパーアクティブなライダーだ。 こうやって一緒に自転車を踏むことができるのも、愛知・静岡と県を越えてタッグを組んでいるRIDEALIVEならではのおもしろさだと思う。
 
 

 
そして出発準備をしながら、2日目の私のパニアバッグを取り付ける場所は1日目と少し変わった。 というより、変えざるを得なかった。
ジャスさんに借りていたパニアバッグの底に穴をあけてしまったからだ。 そう、昨日山を降りている時の嫌な予感が的中してしまった。 もう擦ることがないようにラックのもう一段上のバーにパニアバッグを引っ掛ける。 だがそうすると、パニアバッグの上に乗せる形で積んでいたマットがハンドルにぶつかって収まらなくなってしまう。 さてどうしよう、、。そうすると、他のメンバーでパッキングに余裕のある人が自分の自転車に積んだらいい、と言ってマットを代わりに乗せてくれた。

この2日間でそういう場面はたくさんあって、1日目の峠越えで急な坂を登っているときになかなか進まない人がいれば後ろから自転車を押して支えてあげたり、補給水はみんなで分け合ったり、重い荷物を持った人には他のメンバーで分散して持つようにしたり。今回が初めてのパッキング、長距離ライドである私たち女性3人が直面するピンチやハプニングやトラブルを同じグループのみなさんがいつもフォローしてくれました。 そのおかげで2日間無事に走りきることができたし、楽しみきることもできました。助け合いの大切さをグループライドを通して学ばせてもらい、感謝でいっぱいです。(ちなみに名古屋に帰ってからパニアバッグの穴のことをジャスさんに謝ったところ、「こんなの平気だよ」と即答でお許しをいただきました。)
 
 

 
こうしてみんなの協力のもとバイクパッキングも完了し、グループライドがスタートした。最初の行き先は、タリカーナから自転車で10分ほどの舞阪町に位置する弁天島海浜公園だ。弁天島自体は浜名湖にある島で、もともとはタリカーナのある村櫛町や舞阪町も弁天島に跨った村だったが、繰り返される海進海退と地震や暴風雨により舞阪の西の端が切れ弁天島となったという。海浜公園から観光シンボルタワーと称されている湖面に建つ大きな鳥居を背景に記念写真を撮り、地元の人におすすめしてもらった小さなソフトクリーム屋さんで冷たいデザートを楽しんだ。
 
 

 
そのあとは海浜公園から15キロほど離れた日本三大砂丘のひとつである中田島砂丘を訪れた。 鳥取砂丘、九十九里浜砂丘と並ぶこの砂丘は浜松の有名な観光名所のひとつで、風によって砂浜にできる風紋という模様と夏はウミガメの産卵などを見ることができるらしい。 私は人生初の砂丘だったが、どこまでも続いていく海岸線は気持ちいいほどの開放感があり、青一色の眺めもすごく綺麗だった。 曇り空の中、裸足でふかふかの砂の上を歩いていたら途中で晴れてきて、一気に砂浜にの温度があがり熱すぎて砂の上を踊らされたことにはみんなで笑った。
 
 

 
そのあとは本日のランチポイント、GSバーガーさんへ。 今回のアンバサダーであるGreencogさんの店舗と隣接しており、GSバーガーの中を通らなければGreencogさんへは入れないつくりになっている。 まさしくサークルズとアーリーバーズと同じ仕組みだ。 例えば今回の自転車×飲食のように、他業種同士が組み合わさってつくられたひとつの空間というのは目的や環境が全然違う人たちが出会い、会話をし、知らなかった世界を知っていくきっかけになるのでたくさんの可能性に溢れた場所だと個人的には考えていて、これからこんな場所が増えたらおもしろいなあとも思っていた。 だからGSバーガーさんとGreencogさんの隣り合う姿を見たときはすごくワクワクした。 私はベーコンチーズエッグバーガーをオーダーし、厚みのあるバンズとボリュームたっぷりの具でしっかりとした高さのあるハンバーガーを美味しく頬張った。大好物のサバサンドもかなり捨てがたかったので、次回はサバサンドを食べに来ようと決めた。 もちろんそのときはお店の中を通ってGreencogさんにもお邪魔させてもらうので、倍楽しみだ。
 
 

 
ハンバーガーでお腹を満たしたあとは、naru蕎麦さんへの集合時刻まで少し時間があったので完全に個人的な趣味だったが航空自衛隊浜松広報館エアーパークを行先に入れてもらうことに。 詳しいわけではないが単純に飛行機が好きなのと、作家の有川浩さんのファンなのだがご本人の書く物語で自衛隊が主人公になっているものが多いので興味があった、というところでずっと行って見たい場所のひとつだった。

エアーパークは航空自衛隊を知ってもらうための施設で、戦闘機や装備品の展示、シミュレーターや全天周映像シアターなども設置してある日本では唯一浜松にしかないスポット。 しかも入場無料なのも嬉しい。 展示格納庫には19機が展示されており、足を踏み入れた瞬間飛び込んでくるその光景にテンションがかなり上がってしまった。 閉館時間が近かったので足早に周ったが、エアーパークへ行くことに快く賛成してくれ、念願叶えてくれたグループのみんなに大感謝だ。
 
 

 
最後に近くのスーパー銭湯でそれぞれ身支度を整え、ゴールのnaru蕎麦さんへ向かってラストライド。 2日目も日差しがジリジリと照りつける蒸し暑い日だったが、無事にみんなでnaru蕎麦さんへたどり着くことができた。
 
 

手打蕎麦naru

昨夜の美しくて美味しい夜ごはんの時間を演出してくれた大平恵太さんが日頃からずっと「良すぎる」と絶賛されていたお店が、手打蕎麦naruさんだ。 そのおかげで私も行ってみたいと気になっていたので、今回RIDEALIVE浜松編のフィナーレをnaru蕎麦さんで飾ることができるようになったと聞いた時から2日目の夜も楽しみで仕方なかった。
 
 

 
浜松駅から徒歩5分ほどの街中の、ちょっと古いビルの2階にこの名店はあり、店内のいたるところに店主の方のこだわりを感じられる素敵な空間ができあがっていた。 こちらもビュッフェ方式でカウンターに色とりどりのお料理が美しく列をなしていて、見ているだけでどきどきした。 味ももちろん素晴らしく、ひとつひとつが唸る美味しさでどんどんお箸が進んでしまう。 最後には打ち立ての蕎麦まで用意され、名物の胡桃だれに絡めていただいたがこちらも本当に美味しく、改めて通常営業日に訪れ一人前をしっかりと食べたいと思ったほどだ。
 
 

 
今回日曜定休日のところを私たちのために貸切営業にし、こんなに心のこもったおもてなしをしてくださったnaru蕎麦さん。 お料理でもそんな人柄でも私自身ファンになってしまったし、地元の人から愛されるお店というのも自然と伝わってきた。
 
 

  
だからこんなnaru蕎麦さんで過ごす夜が賑やかな時間になったのはいうまでもなくて、ここでもたくさんの参加者同士が会話を弾ませていたし私もまた何人か友達ができた。 今日はどこにライドしたとかお互いの趣味や普段の生活の話とか色々な話をして、また浜松に来たいとか名古屋に行ってみたいとか、お互いそういう気持ちになれたことがとても嬉しかった。 浜松という場所に行きたいところ、会いたい人たちがたくさんできた。
 
 

 
そして嬉しいことがもうひとつ。今回のRIDEALIVEで2日間一緒にグループライドをした、ななこがアンバサダーの皆さんから頑張った代表に選ばれ、プレゼントをもらったのだ。 レポートその1にも書いたが、彼女は今回が初めてのライドイベントで、長距離はもちろん輪行やバイクパッキングも一度もしたことがない。 RIDEALIVEが始まる前にパッキングの仕方を聞きにきたり練習のためにアーリーバーズまで輪行で来たりしていたので、今回賞をもらって笑顔の彼女を見ることができて私もとても嬉しかった。 絶対に不安だったろうし、1日目の峠越えなんてめちゃくちゃしんどかったと思うけど2日間走り抜いた彼女はかっこよくて、私自身も一緒にライドできて本当に良かったと思った。
 

 
 

最高の水辺の夏休み

こんなふうに、“苦しかったけど楽しかった”というのが楽しいにプラスアルファで自分自身がひとまわり成長できる大事な要素なんだと改めて感じる。 そしてこれができるのが、RIDEALIVEなんだと思った。今回のアンバサダーであるハッピーさんも自身のRIDEALIVEレポートで記しているように、「少し苦しい経験をした方が、記憶や思い出にはいつまでも残る」本当にそのとおりだと思うし、こうやって大人になってもこんな経験ができることに一種のしあわせも感じた。 何歳になっても、なにかに挑戦し続けていたい、と私は思っているからだ。
 
 

 
こうして私の初めてのRIDEALIVEは最高すぎるかたちで幕を閉じることができたのだが、それもこのRIDEALIVE自体を企画し運営してくれたアンバサダーの方々とそれに色々なかたちで協力してくださった方々がいたからだ。 私自身、今年に入りアーリーバーズで働き始めてからの半年間、このRIDEALIVEが企画・運営されていくまでの過程をそばで見ながら、またそれに参加者として参加をすることができたというこの経験はとても勉強になった。 またアンバサダーと協力してくれた皆さんのエンターテイナー精神が本当にすごくて、この2日間を通して「浜松と名古屋の枠を越えて、とにかく参加者全員に楽しみきってもらいたい」っていう想いが詰まったイベントであることがしっかりと伝わってきた。RIDEALIVEって、すごい。この一言に尽きる。
 
 

 
今回RIDEALIVEに参加するにおいて、私はたくさんの人に色々なかたちで協力をしてもらった。 自転車自体の相談、バイクパッキングの方法やパッキングするために必要なアイテム、服装のこと、テントや寝袋などのキャンプアイテムのことなど、、。私自身も長距離ライドもキャンプも全然したことのない初心者だったが、たくさんの人に助けられてこんなに楽しむことができた。

ブログ上になってしまうけど、改めてお礼が言いたいです。みなさん本当にありがとうございました。
 
 

 
キャンプライドだからって、何もかもアイテムを揃える必要はなかった。 難しく考える必要も、気張ってしまう必要も。サークルズに相談しに来たらいろんなことを教えてくれるし、ライドやキャンプに必要なアイテムは持ってる人に貸してもらえばいい。 代用品を使うことだってできるかもしれない。 こうやって準備から楽しむところから始まり、実際のライドはいつもより少し荷物が重くて大変かもしれないけどそれを越えた先にはきっとまだ味わったことのない喜びや楽しさ、感動が待っている。
 
そんなRIDEALIVEに、また参加できるときが今から待ち遠しい。
 
 

RIDEALIVE 2017 レポート by 恵太
http://ral.life/ride/ridealive-2017-vol-2-shizuoka
 
RIDEALIVE 2017 レポート by Happy
http://ral.life/ride/ridealive-2017-vol-2-shizuoka-2

RIDEALIVE 2017 レポート by 加茂

http://ral.life/ride/ridealive-2017-vol-2-shizuoka-3

RIDEALIVE 2017 レポート by もっさん

http://ral.life/ride/ridealive-2017-vol-2-shizuoka-4
 
RIDEALIVE 2017
http://ral.life/ridealive2017

 
今回のアンバサダーである4人によるレポートがRALのホームページにアップされている。

RIDEALIVE浜松編に参加したとかしてないとかそんなの関係なく読まれることをオススメしたい。こんな最高の夏休みをつくりあげた4人の想いを知れば、胸が熱くなって冒険心が掻き立てられること間違いなしだ。
 
 

上野明日美のRIDEALIVE2017静岡 その1

 
 

冒険のはじまり

明朝4時15分。枕元で携帯のアラームが鳴り、がばっと体を起こす。外はまだ薄暗い。無事に目が覚めたことにほっとするも、なんだかどきどきして落ち着かない。私にとって初めてのライドイベントであるRIDEALIVEの当日の朝は楽しみ、という気持ちはもちろんだが緊張と不安も同じくらいあったように思う。
 
RALはサークルズのライドイベントとして2年前に始まり、「サークルズスタッフの夏休み」という表現がしっくりとくるような、できるだけ素朴な考え方が根本にある。とにかく直球的にシンプルに、サークルズが大好きな遊び(=自転車)を探求していった先に生まれたものがRIDEALIVEだ。(池山さんブログ参照)
自転車にキャンプ道具を積み、最終目的地を目指してそれぞれが好きなルートを踏んでいく。今回の浜松編ではアンバサダーであるサークルズスタッフかもちゃん、浜松に自転車屋を構えるGreencogさん、そして同じく浜松に今年の4月にオープンしたばかりの自転車屋HAPPY SLAPPYのハッピーさんの3名が考案した3つのルートが用意された。
そのルート内容は、かもちゃんが「SummerChallenge!!」ルート、Greencogさんが「浜名湖一周」ルート、ハッピーさんが「水上アクティビティを楽しむ」ルートとなっており、最終目的地は浜松の村櫛町にある“タリカーナ”という浜名湖の湖畔沿いに新しくできたばかりのキャンプ場である。

今回私が走ることになったのは、RIDEALIVE初参加に相応しくかもちゃんのSummerChallengeルート。その名の通り”挑戦”することにした。
新城駅に集合し、鳳来山という峠を越えて浜松を目指すという今回の中では最も過酷と言われたルート。果たしてどんなライドになるのだろうか。どんな景色が見えるだろう。完走しきれるかな、、そんなふうにいろんな想像を巡らせながら、私の夏の挑戦は幕をあけた。
 
 

輪行

地元の駅から出る始発で新城駅に向かう。
自転車なら自宅から5分ほどで駅に到着できるが、この日はただ電車に乗るのではなく輪行をしなければならなかったので発車時刻の30分前に家を出た。

輪行とは、電車はじめ公共交通機関を利用して自転車を運ぶことである。そしてそのためには自転車を少し分解してコンパクトにし、輪行袋という専用の袋に入れるという作業が必要になる。分解して袋に入れる、と聞くととても難しいことのように思えるが実際はそんなことはなく、2〜3度練習すれば時間はかかってもすぐに1人でできるようになるので、習得しておくととても便利な手段である。
私も以前借りていたシングルバイクで京都や三重に行った時はこの輪行という手段を使った。サークルズでスタッフさんに教えてもらい、輪行袋に自転車を詰める練習を何度かしたら当日1人でもきちんと輪行を成功させることができた。
ただ今回は自分のALL-CITY スペースホースになってから初めての輪行である。ハンドルもドロップに変わっているし、分解部分である前輪にはキャンプ道具を積む用にサイドキャリアが取り付けてあるので分解の仕方も一手間増えた。もちろんサークルズで何度か練習はしたものの、新しい自転車でキャンプ道具を抱えて行う初めての輪行になるので余裕を持って駅に到着した。
 

 
 
通行人の邪魔にならない場所で自転車を壁に立てかけ、分解作業を始める。前輪を外してフレームに括り付け、後輪側から袋にしまっていく。練習通りキャリアをつけたまま無事に袋に収納できたのでこれで電車に乗せることができるとほっとし、片腕に自転車を担ぎもう片方で2つのパニアバッグを持って改札へ向かう。これがまた重くて大変だが、このあと普段なら自転車で向かうことのない場所で自転車に乗れると思うと頑張れる。
自転車は車内で場所をとってしまうために1番前か後ろの車両に乗るのがいいとされているので、ホームにつくと先頭か最後尾で待機するようにしている。
 
 

  
自転車とともに電車に乗り、途中で同じくアーリーバーズスタッフのにしぱんと参加者で今回初めてのライドイベントになる女の子(ななこ)と合流して新城駅に向かう。
8時20分ごろ新城駅に着くと、もうかもちゃんルート組のメンバーはほとんど集まっていた。ここまで来る方法も自由で、私たちのように輪行して来る人の他に新城に前日入りしてテント泊していた人や愛知から自走で来た人、夜勤明けで寝ずにここまで来ました、なんて人もいた。前日からそれぞれのRIDEALIVEは始まっているのだ。
 
集合場所に着いて最初にしなければならないことが、解体した自転車の組み立て作業だ。前輪を元に戻し、走る準備を整えなければならない。安全に走れるようにタイヤをきちんとホイールの中央にくるようネジとレバーの締め方を調整し、タイヤを回転させて変な音がしないか確認する。かもちゃんに最終チェックをしてもらい、合格をもらってからキャリアにパニアバッグやキャンプ道具を取り付けたらさあ、準備は万端。
 

 
 

SummerChallenge!!

 
集合時刻の9時。天気は快晴で予報によると気温は日中34度くらいまで上がるという真夏日だった。
走る準備が整ったところで、新城メンバーのみんなで自己紹介をしてから今回のルートの説明や1日のスケジュールを聞く。予定通り鳳来山を登って浜松まで降りるという聞こえはシンプルだがかなりのアップダウンがあるルート。
グループライドなので“止まる”とか“避けて”とか“右に曲がる”等の簡単なサインを全員で共有し、いよいよだと気持ちを引き締めつつも、みんなで走るという安心感でやるぞーっという気合いが増していた。今回の新城峠越えルートは、参加者の中で女性は私とにしぱん、ななこの3人のみ。一列になって走るので均等にばらけて男性陣の間に入れてもらい、いざ浜松に向かって挑戦の第一歩目となるペダルを踏み出した。
  
 

 
 
新城は山が近い。顔をあげれば山の濃い緑が連なっており、目線を下げると鮮やかなキミドリの田んぼが広がっている。この日は快晴なので緑の山と青い空のコントラストも美しかった。走り出していきなりこんな景色に出会うのだから、一気にライドに夢中になるのはいうまでもない。道の脇には少し古そうな木造建の大きな家がポツンポツンと一軒ずつ建ち、庭には物干し竿に子供の学校着やキャラクターのタオルなどたくさんの洗濯物が余裕を持って干されている。名古屋ではなかなか見ないこの景色が個人的には好きで、ゆったりとした時間の流れやそこに住む人たちの暮らしぶりを想像してほっこりとする。
平たんな道を抜けて少しずつ山へ入っていくと草や緑の青くさい匂いを感じるようになり、その匂いが小さい頃毎年お盆休みにおばあちゃん達と山に遊びに行っていたときのことを思い出させてじーんとし、不思議なことに懐かしさで涙が出そうになった。幼少の頃の思い出はたとえ記憶に薄くても体が覚えているものなんだなと実感した瞬間であった。
 
 

 
そして少しずつ斜面が急になり、本格的な上り坂が続いていくのが見えてきた。まだおぼつく変速をフロントもバックも軽いモードに変えてから、グリップを握り直しペダルを踏み込む。すると変速を軽くしたので思ったよりもずっと簡単にペダルが回った。この斜面でこの軽さはすごい、と感心しながらも、軽すぎて逆にバランスが取りづらくハンドルがふらつく。もう少し重くした方が安定して踏めるかな、と重くしてみるもやはり重いとペダルを一回転しきるのにかなりの体力と筋力を使うとわかったので軽い方に戻す。
  
このような急な坂道を登るとき、自分の登りやすいペダルの重さや体の使い方は人によって様々で、ペダルが軽い方が楽な人もいれば重くして漕ぐ回数を減らす方が楽な人もいるそうだ。私は自分の楽なポジションがどのあたりになるのかそこから探らないといけなかったので、体だけでなく頭も使いながら急斜面を踏んでいくことが予想外で苦しさを増した。それでもなんとか地面に足はつけずにペダルを踏み続ける。必死の思いで自転車を進めていくが、カーブを曲がってもまだ坂は続き、2つ目のカーブを曲がって1つ目よりももっと長い上り坂が続くのを目にした時は意気消沈しかけた。
そんな甘いわけないか、と自分に言い聞かせて無心で漕ぐ。久しぶりに喉に血の味がしてバスケばかだった時代を思い出したが、そんな時に一緒に登っているメンバーのみんなと「うわーきついっ。」「がんばろーっ!」と声を掛け合えたことが励みになったし、気持ちの切り替えができたのでとてもありがたかった。
 
 

 
どこまで続くのかと先が思いやられた坂も一度落ち着き、駐車スペースのある広場で水分補給を兼ねて休憩する。
こんなふうに少しの時間止まるだけでも、みんな水分補給はもちろんだが糖分補給も欠かさないようにしていたのが印象的だった。水分・糖分の両方ともこまめに取ることがやはり大切なのだという。
私も真似て、補給食として持参してきたPFMの焼き菓子を食べる。持ってきたのは、素早いエネルギー補給ができる蜂蜜と筋疲労を助けてくれるナッツ、ドライフルーツを絡めた”ハニーバー”と、しっかりカロリーの取れる”P&Rタルト”。しんどい時にも美味しく楽しく糖分補給することができ、このRIDEALIVEでPFMの補給食は大活躍してくれた。
 
 

 
 
そしてここから目的地である鳳来寺山パークウェイを目指して、もうひと峠あるという。しかも今登ってきた山道よりも急で長いとか。信じたくなかったが、ここまできたら登りきる他に選択肢はない。みんながいれば大丈夫、と心の中で唱えて自転車をに跨り、しっかりとペダルを踏み出した。
すると1回目の坂道で少し体が慣れたようで、自分に合う変速を見つけてバランスも取りやすくなっていたこともあり心なしかペダルが軽く感じた。ただやはり山の中といえど照りつける日射しは強く、暑さとの戦いもなかなかのものだったが、絶対に登りきる!と心に決めていたのでひたすらペダルを回し続けた。たまに木々がひらけた場所から目に入ってくる谷の景色がまた綺麗で、そしてそれが自分がどんどん高いところへきている、ということを実感させるのでモチベーションを維持することができた。
鳳来寺山パークウェイの案内板がみえる。あと少し、あと少し、、。苦しいけど前だけを見据えて、目の前に広がる青空に向かっていくような感覚でペダルを踏み続ける。見えた!ゴールであるパークウェイの入口に思わず口元が緩む。こういう瞬間になぜか体が軽く感じるのは不思議なものだ。そのまま突き進み、山の麓にみえる小さくなった町を背についに登りきった。日陰に自転車を止め、ヘルメットを外すとベルトまで汗がびっしょりで自分が感じていた以上に体はものすごい運動量をこなしていたのだと驚いた。そして順々に他のメンバーも到着し、全員無事に登頂成功。それがなにより嬉しかったし、みんなで笑い合うことに感動があった。パークウェイから見える緑の山と晴天により白く光る空が登りきった、という実感をじわじわ沸かせ、達成感と清々しさでいっぱいになった。
 
 

 
一度少し休憩しよう、とみんなでかき氷の旗がかかる小さなお店に入る。かき氷で火照った体を冷やすつもりのところを大好物の五平餅があるのを見て思わず注文してしまったが、頑張った後の五平餅はいつもの3倍くらい美味しい気がした。店内に貼られた「心太」を「ところてん」と読むということをここで初めて知り、少し賢くなった気分だ。
 
 

 
20分ほど体を休め、記念撮影をしてからこれからのルートの確認に入る。そう、まだこのSummerChallengeは終わっていない。登りが終われば次の挑戦は”くだり”である。くだりと聞いて喜んだのもつかの間で、いざ降り始めてみるとくだり坂こそ一瞬たりとも気の抜けないそう簡単なものではなかったが、それはまるでアトラクションに乗っているかのような遊びの時間でもあった。
 
さっき登ってきた急激な坂道をブレーキをきかせながら少しずつ降り始めるが、自分が思っていたよりもずっとスピードが出る。木々に覆われた緑のトンネルの中にぐんぐん吸い込まれていく感覚がとてもおもしろく、怖さよりも胸の高鳴りが優っていた。スピードが増すごとに着ているTシャツのパタパタとはためく音が耳元で大きくなっていくのがわかり、気持ちもどんどんあがっていく。何箇所も出くわすカーブは、落車をしないようにバランスを取りながら丁寧に、でもスピードを落としすぎないように曲がる。全身で山の中を駆け抜ける爽快感はすごく気持ちのいいものだったが、これはあの山道を登ってきたからこそ味わえるご褒美のような感覚なのだろう。
こんなふうに風をきってくだりの山道を楽しんでいると、「ザリッ」となにかが擦れるような音がフロントタイヤの方から聞こえた。みると、カーブで車体を傾けた際にフロントキャリアに取り付けてあるパニアバッグの底が道にあたって擦れた音のようだ。このパニアバッグはサークルズスタッフのジャスさんに借りたもので、反射的にまずい!と思ったがこの嫌な予感はのちに的中することとなる。
 
 

 
 
あっというまに楽しい下り坂を降りきってしまい、町に出てきた。町といっても田んぼや畑が広がるのどかな場所に変わりはないのだが、急にむんっとした嫌な暑さを感じて汗が吹き出してくる。やはり山の中は空気がキレイで気持ちがいいので、しんどい道のりだとしてもすっきりした爽やかさがあったのだと自然の力の大きさを実感した。
 
そのあとはお昼休憩のスポットである道の駅まで自転車を進め、やっとの思いでお昼にありつく。お蕎麦が名物というこの場所でみんなでひとまずお疲れ様のお蕎麦を美味しくいただき、最終目的地であるタリカーナの集合時刻が押していたので座敷でもっとゆっくりしたいのをこらえて早々に道の駅をあとにする。あとは浜松を目指してひたすら漕ぐのみだ。
峠を越えたあとなのでさすがに疲れを感じながらのライドであったが、途中のトンネルをくぐったあとに「浜松」の文字が記された標識を目にした時にはついに!!と胸が高鳴ったのがわかった。両脇に広がっていた畑や田んぼが少しずつ減っていき、街中に入っていったところでスーパー銭湯に立ち寄り、今日何リットルかいたのかわからない汗を流した。ここでもゆっくりすることはできなかったがこんなに頑張ったあとのお風呂はやはりたまらなく気持ちがよく、心も体もリフレッシュして最高の状態でタリカーナに向かうことができた。
銭湯とタリカーナは8キロほどで、そこまでの道のりは浜名湖沿いを走るルートだったがこの道が個人的にはとても良かった。夕陽がきらきらとやさしく反射する水面と黄金と藍色の入り混じる夕暮れ空がとても美しく、見入ってしまって目を離すことができなかった。最高の締めくくりだ。
 
 

 
そんな浜名湖沿いを外れると、湖畔沿いにポツポツとカラフルなテントが立っている場所が見えた。最終目的地であるタリカーナだ。そして無事に全員笑顔でゴール。
もう他のグループのみんなは到着していて、一山越えて浜松に到着した私たちに「お疲れ様ーっ!!」と声を掛け出迎えてくれた。夕陽が沈んでいく湖畔を目の前に、なんともいえない達成感を感じていた。
 
 

 
 
 

想いの詰まった場所と食事

  
タリカーナは湖畔沿いにひっそりとある隠れ家のようなキャンプ場で、オーナーのシンさんが1人でこの土地を整備し、電気や水道を引いてきてつくりあげたというから驚きだ。
シンさんは笑顔の絶えない穏やかな人で、タリカーナにもその人柄が出ているような、やさしい空気が流れている。またこの日のために浜名湖への飛び込み台という遊び道具まで作ってくれていて、みんなキャンプ場に到着次第次から次へとドボンしていったそうだ。このシンさんの遊び心もみんなの楽しかった思い出をまたひとつ増やしてくれた。
 
 

 
そしてそんなキャンプ場でもうひとつ待っていたのが、EARLYBIRDSの店主大平恵太さんが担当するディナーだ。キャンドルの灯った長いテーブルの上に、綺麗に盛り付けられた料理のお皿が次々に並ぶ。
今回のディナーはビュッフェスタイル。夕暮れ時だったのが少しずつ日が沈んで暗くなってきたころ、この宴の空間はそれは幻想的でロマンチックなものだった。
 
 

 
片手をに持ったドリンクを空に掲げ、みんなで「かんぱーいっ!」と声を合わせたらさあ、待ちに待った宴のはじまり。ディナーは全部で10種類ほどの料理が出てきたが、その種類の多さに加えて全てのお料理の盛り付けや色づかいがとても綺麗で、味わう前にまず目で楽しめてしまうことにただただ感激する。もちろん口に運んで美味しさに鼻の穴が膨らんでしまうこともいうまでもない。
疲れ果てた体に”美味しい!”が染み渡り、思わず笑顔が溢れて隣にいた人と会話が生まれる。食事ってやっぱりすごいな、改めてそう実感した瞬間だった。
 
 

 
日中のライド中はそれぞれグループに分かれていたので、この夜の時間に初めて今回のRIDEALIVEの参加者全員が顔を合わせていることになる。
浜松側の参加者の方々とも美味しいごはんを食べながら話が弾む。今日のライドはどうだったか、どんな繋がりで今回のRALに参加することになったのか、どんな自転車にのっているのか、明日はどこにライドする予定なのか、、、こうやって県を越えて新しい出会いがあり、繋がりができていく。それが嬉しくて、単純に楽しい。
水辺で焚火を囲んで花火をしたり、先ほどの飛び込み台でもう一度ドボンをしたり(私はここで夜の浜名湖へ初ドボンしました)、お酒を片手にゆったりと語り合ったり、、。それぞれが思い思いに水辺の夏休みの夜を過ごしていく。
 
 

 
こんな素敵な夜はあっというまに過ぎてしまうもので、気づけばもう日付が変わろうとしていた。そろそろ寝ようかとテントに潜り込むと、自分にとって挑戦だった今日1日が終わろうとしているのに、余韻に浸る間もないまま深い眠りについてしまった。
 
つづく
 
  

RIDEALIVE 2017 レポート by 恵太
http://ral.life/ride/ridealive-2017-vol-2-shizuoka
 
RIDEALIVE 2017 レポート by Happy
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RIDEALIVE 2017 レポート by 加茂

http://ral.life/ride/ridealive-2017-vol-2-shizuoka-3

RIDEALIVE 2017 レポート by もっさん

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RIDEALIVE 2017
http://ral.life/ridealive2017

 
 
 

上野明日美の自転車買ったよブログ

 
こんにちは、はじめまして。

年始からアーリーバーズのスタッフとして働いている上野明日美です。
 
アリバではあっちゃんと呼ばれています。
 
こんなふうに文章を書くのは初めてなので少しどきどきしていますが、まずは自己紹介をさせていただきます。
 

バスケをすることが仕事だと思っていた銀行員時代

 
私は一言でいうとザ・体育会系のバスケばか。動物占いだと「まっすぐに突き進むゾウ」であり「サービス精神旺盛なコアラ」だそうです。
 
これまでの私は小学生から始めたバスケットボールが毎日の生活の中心でした。とにかくバスケが上手くなりたくて、社会人になってからもプロになることを夢みていたのでそれが自分の義務であり仕事であるかのようにほぼ週7で練習に取組み、さらに週末は始発の近鉄に乗って大阪までトレーニングに通う、という今振り返れば謎すぎる毎日を送っていました。もちろん私は金融機関に勤めるただの普通な会社員であり、バスケット選手としても本当にまったくの無名でむしろ運動神経自体もよくない方です。
 
そんな私がバスケから離れる日がくるなんて、あの頃は想像もできませんでした。でもあるとき、急にバスケは私の仕事ではない、と気付きこのままじゃいけない、とハッとしました。気付くの遅いです。ですがこうして私はバスケばかから一度卒業し、人生で初めてバスケをしない、という矢印の方向へ足を踏み出すこととなったのです。
 

 

新たな挑戦を

 
なにかに挑戦しないと、なにも生まれないしなにも変わらないと思っています。
前の仕事を辞めてからアーリーバーズで働くまでの約1ヶ月半、限られた時間ですがこんな機会は滅多にないので海外一人旅へ行ってきました。
向かった先はスリランカ、インドネシアのアジアとドイツはじめヨーロッパの数国。航空券だけ取って慌ただしく出発した不安な幕開けとなりましたが、たくさんの人に出会い助けてもらい、嬉しくて感動して、はたまた不安で寂しくて、、と理由は様々ですが何度か涙を流しながらもとても充実した旅をして帰ってくることができました。挑戦してみてよかった、と人生のなかでも大きな経験となりました。
 

 
興味をもって訪れた先で見る景色や今までと同じ生活だったら知り合うことのなかった人たちとの出会いがとても刺激的ですし、今までバスケという限られた世界しか知らなかった私にとって自分の世界観を広げてくれるものとなっているので、海外国内問わず色々な場所に行くことが今とても面白いです。
 
そんな私はさきほどの動物占いだと
 
・常に何かに打ち込んでいたい

・細かい計算はできない

・ロマンチストだけど現実的

・個人プレーが得意

という特徴があるようで、あたっていると思います。また周りからも言われますが取り柄は真面目なところです。 だけど真面目すぎて頭がかちこち状態なので、もっと柔らかいあたまになっておもしろいことを見逃さないようにすることが私の最近の課題です。
 

 

自転車買いました

 
これまではママチャリしか乗ったことのなかった私ですが、シングルギアのバイクを借りてまずは通勤デビューをしました。この日、乗り心地や風を切る感覚、出るスピードに感激したのを覚えています。ママチャリも今乗っているシングルギアも同じ自転車のはずなのに、まるで違う乗り物じゃないかと驚きました。
 
自宅とアーリーバーズの距離は往復20キロありますが、バスケ漬けの日々によってもりもりとついた体力のおかげで毎日元気に通勤できています。ちなみにこの半年の間でパンクも4回ほど経験したので、パンク修理もできるようになりました。
 
そしてそんな私ですが先日、自転車を買いました。買ったのはアメリカで2009年に創立したブランド、ALL–CITYのSPACEHORSEDISC。ロードバイクですが、軽い乗り心地と安定した走りに加えて太めのタイヤをつけることができるタイプなので、日常のライドはもちろんツーリングや山道へのライドまで幅広く遊べてしまうという元気いっぱいなモデルです。
  

 

SPACEHORSEを選んだ理由

 
今年2月、シングルバイクを借りている時に初めて遠出したのが蒲郡でした。ずっと行ってみたかったSUNDAY SPICE喫茶hirayaさんを目指して約50キロを走り、シビれる美味しさのカレーとライド後の体に染み渡るコーヒーを堪能しました。
他にもPFMの先輩たちと一緒に京都や三重を自転車でまわったり(ライドレポート-その1/その2/その3)と、県外にも自転車で遊びに連れて行ってもらいました。そしてその時に必ず湧き出てくるのは、もっと色々なところに自転車で遊びに行きたい!自分の自転車で!という思いでした。もっと遠くの県まで行きたいし、海外にも持って行ってみたいし、山にキャンプだってしに行ってみたい。だから気兼ねなくどこにだって連れていける自転車がいい、そう思いました。それをサークルズのスタッフさんたちに相談したところ、SPACEHORSEと出会うことになりました。
 

 
わたしの頑張りたいこと、やりたいこと楽しみたいこと、わがまま全部叶えてくれるというところが私がSPACE HORSEを選んだ理由です。また女性で乗っている人がまだ少なく、身長162㎝の私でも無理なく乗れるフレームサイズがあるところも選んだ理由のひとつです。自分がかっこいい!と思った自転車にちゃんと乗ることができる、それはすごく嬉しいことです。だから幅広いサイズ展開があることも魅力のひとつだと思いました。
 
そして自転車のそれぞれのパーツは今ポートランドへ出張中のシゲさんが提案してくださり、色はブラックで統一して、なんとも男前なSPACEHORSEが組み上がりました。組立はポートランド帰りのマコトさんにしていただきましたが、ブレーキワイヤーを通したり私の好きな色の留め具を選んでパッチンしたりと、私でもできるところは手を掛けさせてもらいました。どんな作業でも、自分で組んだ部分があるだけでますます可愛く見えてきます。
 
納車して初めて跨ったときは、今まで借りていたシングルバイクとはこれまたまったく違った乗り心地に驚きました。ドロップハンドルによる前傾姿勢はもちろんのこと、ペダルを踏む感覚やタイヤが太くなったことで地面から伝わってくる感覚もなにもかもが違います。そこに慣れなくて最初はよろよろと走っていましたが、それでもなんだか楽しくて、わくわくどきどきする感じについにやにやしてしまうのです。
 


 

\自転車のある暮らしが始まりました/

 
さきほど自分の自転車ができたから他県や海外にも行ってみたい、色々なことがしたいと書きましたが、自分の自転車ができたことでもうひとつ単純に楽しいことが、いつもの日常が彩り豊かなものになっていること、です。

今まで何度も通っている道もお店も、知っている場所でもそこに行くまでの手段を自転車にする、というだけで映る景色、見る観点、感じることや考えること、出会う人や遭遇する出来事も、全て変わってきます。その発見やその違いに気付いた時がまた面白いので、様々な場所に行きたくなるし色々な人に会いたくなるのだと思います。
1ヶ月半海外を周ったとき、発展途上国のアジアでも新興国のヨーロッパでも、どこに行っても人々が自転車に乗っている風景がそこにはありました。仕事、趣味、生業、移動・運搬手段など、どんなふうに自転車に乗っているか、どんな自転車に乗っているかはもちろん人それぞれです。でも世界共通の道具である自転車は魅力的で夢があるものだ、とそんな景色をみながら思ったのを覚えています。

食べたいものを食べに、会いたい人に会いに、みたい景色を見るために、そこへ自分の足を使って行くことはすごくかっこいいことだと思うので、私は自転車のことがもっともっと好きになると確信しています。

そして自分の自転車で走りたいから、というのが自転車を買った1番の理由である「RIDEALIVE2017浜松編~水辺の夏休み~」が7月22.23日に控えています。
 
私にとって初めてのライドイベントとなるので、参加者の皆さま、どうぞよろしくお願いします。
 
こうして新しく始まったわたしの自転車のある暮らし、これからこのSPACEHORSEと一緒にもっとわくわくするものにしていくことが、今からとっても楽しみです。