
ようやく緊急事態宣言が解除されたこともあり、名古屋の街の動きも少しずつ活気が戻ってきているようですが、全く新しい風も流れつつあります。
そんな中、最近の私はというと、レースにも出れないということもあってなかなかモチベーションが上がらない日々を過ごしていますが、誰にだって気持ちが入らないときだってありますよね。そんな時だからこそ自転車を乗る時間を作るより、本読んだり、音楽を聞いてみたり、、、山へハイキングに行きたいなとか、ランニングを始めようかなとか、久しぶりに引っ張り出してきたテニスラケットを見てまたやりたいなとか、色々思ったりするわけです。
でもそうなった時はだいたいテニスがやりたくなってしまうのは、小さい頃からずっと好きで長く続けてきたからだと思うのですが、でもその当時をよく振り返るとその時から人よりもやけにこだわっていた部分がありました。人によればそれは気にしすぎだと思われる事もあったかもしれません。
自分自身でいつもやっていたことは、当たり前すぎてそれがなんなのかわざわざ考えたりしませんでしたが、でも今になってちょっとよく考えてみてみると、いろんなことに気づきがあったりします。

例えば、テニスにおいて最も重要となるラケットは毎日使いつづけるための一つの道具として大切に丁寧に扱い、練習や試合においてベストな状態で望むためにはどのような状態が最善なのか、感覚を研ぎ澄ませ時間をかけてでもあらゆる手段・方法を試し、自分自身で常に模索し続けていました。
ベースとなるラケットはメーカーそれぞれの特性だけでなく、重さや厚さ、フェイス面積、グリップサイズ、バランス…などを調べるところから始まり、次はガットの選択をしていくのですが、太さから硬さ、縦と横の組み合わせ、そしてテンションによっても打球感は全く異なり、またコートサーフェイスや気候よって変化させていくこともあります。
試合がある前は予備のラケットも含め丁寧にグリップを巻き直し、雨の日はアフターメンテナンスを怠らない…思い返せば山のよう溢れてきますが、これらの行為に対して一度も億劫になったことがなく、それが生活の一部であるように私の日常にルーティン化されていました。





テニスの話になるとちょっと熱くなりすぎてしまうのは性分ですが、自転車でいうなれば、車体を綺麗に拭いたり、チェーンにオイルをつけたり、定期的に空気をいれることだって同じ手をかけるということだと思います。
要は自分の所有しているモノに対して愛情を持ち、自分が納得行くまで大切に使い切ること、それは時間をかけてでも自分が信じるものに対してより理解を深めたいと思う気持ちの現れであり、そこまで夢中になれるものが目の前にあるというのはとても幸せなことだと思うわけなのです。

そしてそれはいつしか自転車というまた新しいジャンルに興味を持った時、テニスと同じようにまた夢中なって走ったり、もっと深く理解を高めていきたいとフレームビルダーを目指すまでにステップアップしていきました。
ドッポレーサーを最初に見た当時のことは今でもよく覚えていますが、自分が赤いフレームに乗ることになるなんて想像すらしていませんでした。でも不思議なことに、他のマシンより自然とドッポレーサーにまたがることが多くなり、いつしか身体の一部となっているようなそんな感覚でした。
それはともに戦うシムワークスレーシングのチームメンバーも同様であり、雨の日も、風の日も、雪の日も愛情を持って大切に使い込んでいったからだと思います。

毎年、シーズンをともにする中でさらなる高みを目指し様々なことに挑戦させていくれたこのドッポレーサーを乗り続けること3年、その成果も開花し、全日本シクロクロス選手権2位、そしてテニスでは味わうことの出来なかった世界という舞台にも連れて行ってくれました。
正直、世界を経験出来るとは自分を含め、だれも想像すらしなかったでしょう。モノを大切にすること、自分が使っているモノを知ること、その姿勢が結果に結びついたのだと信じています。
Aya’s Doppo Racer
そんな思い入れのあるドッポレーサーをぜひ皆さんにも持っていただきたといことで、スイスのデューベンドルフで行われた世界選手権でも実際に使用した実車Aya’s Doppo Racerを近々販売させていただく予定だったのですが、、、その前に偶然お知り合いになったとてもステキな女性のもとへお嫁に行くことになりました。
これも運命の出会いというべきなのか、、、、それぐらいの巡り合わせだったわけなのですが、今シーズンも楽しみが増えなんだかワクワクしてきました!




また、レースのみならずアドベンチャーライドにおいてもさまざまなストーリーを生みだしてきました。それは普段行くライドだけでなく、グラインデューロ、野辺山グラベルチャレンジ、またGIRLS RIDEALIVE北海道など様々なライドにおいて日本中を飛び回り、訪れた場所を数知れず。
私たちと一緒に着実に成長してきたマシンはどのシーズン、どんなシュチュエーションにおいても、もっとも使い切れる、最高のハンドメイドフレームであることに間違いありません。
SIMWORKS Doppo RACER
SimWorks Racing Team Model
【SIMWORKS Doppo RACER】
Limited Edition Frame Set
Flame Size : M / L
Price : ¥ 235,000-(税抜)
クリスキング社製 InSet 7 付属
(カラーは選択いただけます。)
数年前からシクロクロス界をざわつかせていた?SimWorks Doppo RACER / シムワークス ドッポレーサー。嬉しいことに、レース会場などでは多くの方からお声をいただいていましたが、長い間謎に包まれたままでした。
しかし、それは多くのサイクリストの皆さまからの繊細なご要望に答えるため、シムワークスレーシングチームからのフィードバックをもと、じっくりと時間をかけて開発されたからなのです。
3年前に、ドッポシリーズ第2弾として開発が開始されたこのレーサーバイク・フレーム、ATBとはすこし違う意味においての「独り歩き」に特化したコンセプトを元に考え、生み出されついに全貌が明かされたドッポレーサーは、サークルズの数あるカスタムハンドメイドフレームの一つに仲間入りしました!

フレームは信頼のアメリカブランドNOVA社の7075アルミチュービングを使用、アメリカンフレームらしく剛性と強度を兼ね備えた太めのパイプ選定と独特な形状のモノステーが目を引きます。
またアルミとは思えない、ほどよい硬さから生み出されるその乗り味は、ペダルを漕ぎ出してから加速段階においても不思議なほど気持ちよく伸びていき、スピードが上がってからも優れた巡航性や高い直進安定性があります。 加えてレースなどでのタイトコーナーやキャンバー、また距離のあるグラベルが続く道ににおいての安定操作性の良さは、思わず身を委ねたくなるほどです。
オフロードのみならずオンロードでもしっかり走るバイクに仕上がっていますので、ぜひその乗り心地を体験してみてください。

フォークについては、近年においてどんどんと知名度を上げてきたQBP傘下のカーボンパーツメーカー Whisky & Co.社製のカーボンフォークが同色塗装で付属、前後共に160mmのディスクローターが使用可能となっています。



製造は、アメリカ国内にて元シエロビルダーである現シンプルバイク主宰 オスカー・カマレロに依頼、彼の手によって一台ずつ最高の溶接技術にて丁寧に製作されました。
クロモリを溶接するより難しいとされるアルミにも関わらず、均一に波打たれた綺麗なビードからは同じフレームビルダーから見ても惚れ惚れする美しさがあり高い技術力が伺えます。






また、彼が得意するMTBやBMXの要素を取り入れたフレーム設計により、レースなどで速さを求めるだけでなく、グラベルやロングライドなどでも自由に遊べるバイクとして、乗り手がどのように使いたいかをしっかりと汲み取ったまさにオールラウンダーな一台に仕上がっています。
主な仕様
- NOVA製 7075アルミニウム・チューブを使用
- 44mm ヘッドチューブ
- クリスキング社製 InSet 7が付属(お好きな色をお選びください)
- 軽量で強度の高いTIG溶接
- Whisky & Co.社製カーボンフォークが付属
- 160mm ディスクローターまで使用可
- フロント台座:フラットマウント
リア台座:インターナショナルマウント - スルーアクスル フロント12×100 / リア12×142
- Maxタイヤクリアランス : 700c x 45mm / 650b x 50mm
- シートポストサイズ:27.2mm
- 68mm JIS Threded BB Shell
- シートクランプサイズ:31.8mm
- フロントシングル・ダブルどちらでのも使用可能
- 2 ボトルアイレット付き
- Made in U.S.A
【SIZE CHART|ジオメトリー】

| M | L |
Seat Tube Length (mm) | 520 | 540 |
Top Tube Length(effective) (mm) | 535 | 551 |
Reach (mm) | 379 | 383 |
Stack (mm) | 560 | 580 |
Standover (mm) | 800 | 818 |
Head Tube angle (deg.) | 70.5 | 70.5 |
Head Tube Length (mm) | 129 | 150 |
Seat Tube angle (deg.) | 74.0 | 73.5 |
Chin Stay Length (mm) | 425 | 425 |
BB Drop (mm) | 69 | 69 |
BB Height (mm) | 290 | 290 |
Wheelbase (mm) | 1026 | 1047 |
Fork Length (mm) | 395 | 395 |
Fork Offset (mm) | 47 | 47 |
Chris King Custom Wheel Set スペシャルプライス‼
シムワークスレーシングがドッポレーサーとともに使用するホイールは、クリスキングの専属ホイールビルダーが組み上げるクリスキングカスタムホイールセット。今回はみなさまにもぜひお試しいただきたく、特別プライスの15%offで提供させていただきます!
足廻りは走りの質を変える上でも非常に重要な要素であり、常にベストな状態で末長く使い続けられるに越したことはありません。
耐久性・回転性能・重量のバランスに優れたクリスキングのハブは、その性能も含めて、長く使い続けてほしいと設計されており使い込むほどにベアリング自体が馴染んでいきます。
気持ちよく回り続けてくれるそのスムースなハブは、手に入れたということの満足感以上に、やはりそれを使い切りたいとそう思わせてくれるのです。

レースの会場においてもクリスキングフリーメンテナンスを実施させていただきましたが、メンテナンス性の良さは常にフレッシュな状態でレースに挑むためのカギとなる非常に重要な部分です。
使い手自身にも積極的に手入れをして言って欲しいという願いも込めて、クリスキングのハブはできる限りシンプルな思想を落とし込んおり、スモールパーツ1つから手配ができるので、万一のことがあっても安心です。

ドッポレーサーは700c x 45mm / 650b x 50mmの2種類のホイール系を飲み込むコンバーチブル仕様となっております。
季節的にも暖かくなる今からであれば、700×25〜32cぐらいまでのロードタイヤを履かせてより長く、遠くへと足をのばすことも出来れば、悪路を走ったり、タイヤのボリュームを求めるのであれば650Bのホイールでダートライドを楽しむことも可能です。
1台のフレームに対して用途に応じた2つのホイールセットを持っておけば、もう1台を買い足す必要はありませんし、これこそディクブレーキを備えたグラベルバイクの強みであり、その1台を限りなく使い切るっていうことが私たちにとっても嬉しいことなのです。
最高の組み合わせがあなただけの特別な一台になってくれることでしょう。
先日、MY DOPPO RACERとしてシゲさんが固定ギアで組み上げていたグラベル用シングルスピードバイクがとても格好良かったです。
シゲさんはグラベルを固定で走るっていうのに興味があってイメージしていた形ということですが、私はまだ女性では少ないトラッククロスにも興味を持ち始めたので、ちょうどシムワークスから発売されたStealth Bar / ステルスバーを使ってフラットバー化してみても面白いのではないかと考えています。。。
どのシーズン、どんなシュチュエーションにおいても、もっとも使い切れる、最高のハンドメイドフレームであるドッポレーサーをこの機会に生涯の相棒としてみるのはいかがでしょうか。
数量限定でのスペシャルオファー、2度とはやって来ないであろうこの機会をぜひお見逃しなく。

今シーズンからシクロクロスを始めようと思っている方はもちろん、もっとステップアップを目指したい方、またレースだけでなくグラベルライドを楽しみたい方など使い方は人それぞれですが、ドッポレーサーに乗って何をしたいかや、どこを走りたいかなど想像してみる時間はとても楽しく自由なものです。更にそれを形にして走り出せばもっと楽しい世界が待っていることでしょう。
どんな風に組みたいか、あなたのイメージをカタチにし最高の一台へと仕上げますので、どうぞお気軽にご相談ください。