何年前だったか忘れてしまいましたが、アシュランドからこのフレームが届いた時には、それはもうズキュンとハートを射抜かれた気分でした。Mike Desalvoらしい綺麗な溶接痕を残したTiフレーム。しかもSSCXときたからびっくりです。こんなフレームをストックフレームとしてオーダーしたKyutaiボスの男気を感じたと同時に、頭の中に確かに浮かんでいた何人かのオーナー像。SSCXという時点で特殊なバイクですし、ましてやTiですからねぇ。
あれから時は経ち、晴れてオーナーのもとに嫁いでいきました。もちろんあの時僕の頭に浮かんだ一人のもとへ。行くべき所へ嫁いでいってくれたという感じです。
なんだか組み立てていて、とても嬉しい気持ちになりました。
Frame | DeSalvo Custom Cycles | Ti SSCX |
Fork | Wound Up | Team X |
HeadSet | Chris King NTS | Black |
Crankset | Shimano 105 | FC-5700 with Wolf Tooth |
Brake | Paul Component | Neo-Retro&Touring Canti |
Brake Lever | SRAM | Single Speed Lever(Al) |
CS | Chris King | Single Speed Cog |
Rims | DT | RR440(Rear:Asymmetric) |
HUBS | Chris King | Front:Classic/Rear:Single Speed Hub |
Spokes | DT Swiss | Champion -Black- |
Tires | Continental | Gatorskin 700x32c |
Handle | SimWorks | Misirlou 390mm |
Stem | Nitto | UI-25 90mm |
Seatpost | Thomson | Elite |
Saddle | Avocet | O2 |
DeSalvoがつくるバイクは、見た目としてはいたって普通ですが、その普通というのがとても大事なのです。塗装もシンプルでいいのです。彼は変に自分を売り込もうということはしないですが、自分ができることをやろうと決めたらしっかりとやってくれる男です(UBIの講師も然り)。きっと、組み立てて乗ってみるとわかります。「普通じゃない」ってことが。
流行り廃りに囚われずに、自分にとって何が必要か、一生自分が使っていきたいと思えるものを探し出すことがとても大切だと思います。しっかりとした自分基準を持って、自転していきましょう。