冒険とか挑戦という言葉にどきどきワクワクするような人には、
きっと「evergreen」のようなバイクがぴったりでしょう。
CirclesでのSevenCyclesのオーダー記念すべき第一号となったのは、僕らスタッフの誰もが認めるスーパーサイクリスト。週末のライドでは150〜200kmをこなしながら、舗装路と未舗装路を問わずルート開拓に余念がない。Stravaでも、「こんなところきっと誰も走っていないだろう」と思ったセグメントに現れるのはだいたい彼である。
砂利道やジープロード、そしてトレイルと道を選ぶ事なく突き進む事ができるevergreenというバイクをベースに選択。とはいっても、日本ではオンリーグラベルなんてことは稀なので、オンロードも快適に乗れるように今まで乗っていたロードのジオメトリーを踏襲しつつ、セブンオリジナルのアルジェン™チューブセットを用いたevergreenSLに落ち着きました。
アルジェン™チューブセットはシングルバテッドチューブとダブルバテッドチューブが混合したものであり、乗り手の力や好みに合わせたセブンのカスタムチュービングのセレクションの中でも最も調整が効き、広範囲にわたるチューブ形状やオプション性能を提供できるチューブなので、結果的に、舗装路と未舗装路をどんな割合で走るかといったことや、ロングを走り比較的マッシャー(重いギアを踏む)タイプである彼のライドスタイルに合わせたバイクを作る事ができたのです。
ディスクブレーキは、個人的に一番のおすすめであるTRP/Spyreをチョイス。調整のしやすさ、対向ピストンによるタッチのフィーリングの良さは他のメカディスクを寄せ付けない安定感があると思います。
Chris King/R45 DiscとVelocity/A23のホイールにタイヤはChallenge/Strada Bianca 700x30cを履いています。evergreenはデフォルトで40cまで呑み込むので、さらにダート寄りなライドをする際にはWTBのNano Raceなんかが良いでしょう。逆にタイヤを細くしすぎるのはこのバイクの良い所をスポイルさせてしまうので、せいぜい28cというところです。
早速、連休の間にシェイクダウンライドへ。
30cと少し太いタイヤを履いているにも関わらず、今まで乗っていたロードより伸びていくような走りにとても満足していました。それでいてグラベルでも安心できるほどハンドリングは落ち着いている印象です。
僕は28cのタイヤを履かせたロードでご一緒しましたが、僕より2枚くらい重いギアに掛けていながらスイスイと登っていったのは、彼の身体にぴったりフィットしているとともに、思い描いた通りのフィーリングを得られたからだろうか? それとも、こんな最高の相棒を手に入れてしまった喜びでついついペダルに力が入ってしまったからなのか?
きっと、どちらも当てはまるのだと思います。
Frame | SevenCycles | evergreenSL |
Folk | Enve | CX Disc |
HeadSet | Chris King Inset7 | Black |
BB | Chris King | ThreadFit |
Crankset | Shimano Ultegra | FC-6800 50/34T |
Brake | TRP | Spyre |
Brake Lever | Shimano Ultegra | ST-6800 |
FD | Shimano Ultegra | FD-6800 |
RD | Shimano Ultegra | RD-6800 SS |
CS | Shimano Ultegra | CS-6800 11-28T |
Rims | Velocity | F:A23 R:A23 OC 28H |
HUBS | Chris King | R45 Disc |
Spokes | DT Swiss | Champion Black |
Tires | Challenge | Strada Bianca 700x30c |
Handle | SimWorks | Misirlou 430mm |
Stem | Thomson | X4 100mm/-10° |
Seatpost | Thomson | Elite |
Saddle | Ritchey | WCSContrail |
QR | Velocity | Skewer |
Seatpack | Porcelain Rocket |