来店予約はこちら

フィクスドギアを信じろ

 
この間のCHILL!!/チル!!で、3人連続空き缶またぎスキッドを成功させて浮かれております。
 

  
オーガナイズ側の僕自身が次のCHILL!!を今か今かと待ちきれない毎日です。 そんな待ちきれない次回は2月17日(金)に開催です! 忘れそうな人は「毎月第3金曜日の夜」と覚えましょう。 テストに出ますよ! この前のトリ練で準備運動もバッチリということで、17日(金)はアーレーキャットです! テーマはもちろん時期的なアレにしますよ。お楽しみに。
 
そして、久し振りに大勢でピストに乗って遊んで、何度目かも分からないけどフィクスドギア(固定ギア)に魅了されてしまいました。 エンジンとなる脚とペダルがひとつになる感覚、上がってくるペダルを押し込んで後輪をロックさせて地面とタイヤを削るスキッドの響く音。 フィクスドギアでしか味わえない特別な感覚は、乗ってみないと分からないし、乗っちゃうとハマっちゃうし、もう大変です。 事実、僕も今は大変な状況です…
このフィクスドギア熱が収まってくる前に燃料を投下したい! いや、させてください! 先輩たちを押しのけて宣言します! 今日は固定、そうフィクスドギアだけです!
 
まずはアメリカはミネソタ州ミネアポリスから、トレンドに流されることなく都会的でクールなバイクを世に送り出すALL-CITY/オールシティ!! 


ALL-CITY Big Block/ビッグブロック完成車 ¥124,000+Tax

 
設立当時はトラックバイク専門ブランドだったオールシティの原点ともいえるビッグブロックは、ミネアポリスのエリアコードでもある612を冠した612セレクトクロモリから作られていて、昔から愛され続けているフォルムの細身なトラックフレーム。
オリジナルブレンドのクロモリと最大で32cのタイヤまで装着できるタイヤクリアランスから、トラックバイクと称しつつも心地良く街中をクルージングできる乗り味を実現しちゃうクールなヤツ。
 
シングルバイクはリアディレイラーがないため、ホイールを引っ張ってチェーンのテンションを調整する必要があるので、毎回手で引っ張りながら工具で締めて…あーもうまたズレた…なんて慣れるまで苦労した経験はありませんか?
そんな苦労を感じさせない、というか経験しなくてよくなる仕組みをビッグブロックは備えています。
 
 
内側からスクリューを入れることによってホイールの位置が定まるため、イチニノサンでピタッとオーケー!
しかも、それだけで終わらないのがオールシティ。 フレームエンド部分よーく見るとミネアポリスを象徴するヘネピン橋を肉抜きであしらう誇り高さ。 
 
刀の様にエッジが特徴のブレーキレバーをインストールすることで、左右に伸びているライザーバーをバシッと締まるナイスアッセンブル。
 
 
2017年モデルのブラックに宝石を散りばめたようなスパークルグリーンは往年のNJSを彷彿とさせるカラーで、日本の競輪文化にアメリカのタフなメッセンジャーカルチャーをミックスしたフォルムがイチオシですよ!
 
 
さてお次は、東に飛んでニューヨーク州ブルックリンから、泣く子も黙るシックなトラックフレームを生み出すAFFINITY CYCLES/アフィニティーサイクルズ!!!
アフィニティーサイクルズといえば、アンダーグラウンドに伝説となっているメッセンジャー映画「PREMIUM RUSH/プレミアム ラッシュ」で主人公の青年ワイリーが乗っているメトロポリタンが有名ですよね。 まだ見たことなフィクスドボーイ&ガールはレンタルビデオ屋にLet’s Go!!

 
メトロポリタンはその名の通り大都市を駆けるのに打ってつけなタフさとシンプルで美しいフォルムを備えている憎いやつです。
しかし今回お見するのは、街中をクリーブする攻撃的なコイツ!! 


AFFINITY CYCLES LoPro/ロープロ Circles SP ¥198,000+Tax

  
 
シートからハンドルに向かって下るポインテッドな逆スローピングフレームが特徴のロープロ。 そんな攻撃的なフレームに負けないくらい攻め攻めなアッセンブルでローンチ。 
シルバーでもなくブラックでもなく妖しく光るグレーなディープリムで透き通る様な淡いブルーをグッと引き立てつつも、タフさにおいて絶大な支持を得ているPHIL WOOD/フィル・ウッドのトラックハブで、カラーはピンクでビビットなアクセントに。 

 

 
2015年より日本仕様にリアブレーキのワイヤーがインターナルなっているため、トップチューブがキレイに見えるようにナイスな心遣いがされています。 


 
逆スローピングでガッツリ下がり気味なところに、日東のハイライズなハンドルのB201AAをチョイス。 ロングになりすぎないように左右をカットして、細めのグリップでしっかり握り込めるCHAMP GRIPをインストール。

 
ロープロに乗っている僕も嫉妬するレベルで攻め攻めに仕上がってしまいました。 本気で悔しい…
毎日の様に乗ってガンガン漕いだり、スキッドしてリアを振りまくったりしてますが、結構硬いフレームなので負けずに応えてくれるのがフィクスドギア特有の「自転車との一体感」をより感じさせてくれます。

 
 
 

オールシティを設立したサイクリストJeff Frane/ジェフ・フレインが語った、
 
「オレたちの目的はアーバン・サイクリング・カルチャー、そして、そのギアの進化に意味のある貢献をすることなんだ。 お金のためじゃなく、もちろん流行りのためなんかでもない。 それはオレたちの人生、ラブ、仲間作りであり、夢なんだ。」
 
という言葉は、フィクスドギアに乗り、一緒に乗りたい人たちを誘ってアーレーキャットを開催している僕を奮い立たせました。 シンプルでありトリッキーなフィクスドギアはひとりで黙々と乗るよりも、多くの仲間と騒ぎながら乗るのが何よりも楽しいですよ。そして、乗ってみたいと思ったら乗るのが一番です。
 
ひと踏み目の新鮮さと驚きが新しい自転車の世界へと連れて行ってくれます。 来月のCHILL!!で皆さんの参加をお待ちしております!!
 

 

アバター画像

kamochi
加茂響

「自分の力と気持ち次第で自由に寄り道ができる」ことに気付き、北海道や九州も含めて日本中をロングツーリングしていたことも。 同時に日々街中で楽しめるトラックバイクにものめり込み、アーレーキャット・レースで優勝したことをキッカケにサークルズに仲間入り。 サークルズと姉妹店カルチャークラブでの勤務を経て、CWDとSimWorksスタッフとして日夜ネットワールドの地底深くを根掘り葉掘りリサーチ。
加茂響の記事一覧