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【RITCHEY】Swiss Cross Disc 辿り着いた自分なりの答え。

自転車は”人”が写し出される乗り物だ。

そして僕はお客さんから学び気付かされる事が本当に多い。
ありがたい事だ。

今回も日々乗り手のスタイルとバイクがともに成長すると言う事を学ばせていただいた。

今回組まさせていただいたバイクはフレーム以外のパーツは全て載せ替えなのだが、この状態にたどり着くまでには3年程の歳月を要し、それはまるで秘伝のタレかのように継ぎ足し継ぎ足しでここまできたのだ。

彼が最初にサークルズに持ち込んだバイクはSALSA CYCLESのFargoと言うバイクで当時はフルリジッド、29er、フラットバーと言うSALSA CYCLESが誇るアドベンチャーバイクだった。

もともと彼はハイク、トレラン、フィッシングと言ったアウトドアアクティビティを嗜まれていたことから”自転車を使いフィールドで遊ぶ”と言う選択としてFargoは最良の答えだと思った。

今週末に長野県白馬村で開催されるビッグイベントOMM LITE / BIKE

彼はOMM LITE / BIKE 開催初年度にOMM LITE(ラン)でエントリーしていた。そこで彼は自転車で颯爽とフィールドを走り回るOMM BIKE参加者を見て次回はBIKEでエントリーしたいと言う思いもありFargoを購入したと言う事だった。

そしてフィールドで確かめつつ少しづつカスタムしていったFargoで翌年のOMM BIKEに参加され色々と学んだのであろう、2×9システムだったSRAM MTBコンポーネントはSRAM RIVAL1の1×11システムとなり、フラットバーからドロップハンドルへと姿を変え、FargoはフルリジッドATBからモンスタークロスとして生まれ変わったのだ。

兎に角彼はフィールドでたくさん遊び、楽しみながら自分の好みのスタイルに気づき始める。

僕らはあーでもない、こーでもないと毎週のようにコミュニケーションをとりながら僕は彼の好みを知り、逆に苦手も知る。

悩みに悩んだのはホイールだ。そんな彼の最終選択は、CHRIS KING / R45 DiscとVELOCITY / Aileronの組み合わせによるサークルズお得意のハンドスパンホイールにWTB / Riddler 45cのチューブレス仕様。

RITCHEY / Swiss Cross Discのタイヤクリアランスは40cまでとアナウンスされていたが45cのRiddlerを飲み込むほどの懐の深いタイヤクリアランスを備えていた。(※全ての45cのタイヤが入るわけでは無いのでご注意ください。)

Fargoに乗っていた時からオンロードをもっとスピーディーに走りたいとの事で、ロードバイクを買おうか悩まれた時期もある。そしてシクロクロスレースにも挑戦してみたいと。

なるほど。それではと、彼とやっぱり毎週のようにあーでもない、こーでもないと話しながらフレームの載せ替えと言う選択に至ったのだ。

そして決めていただいたフレームが、RITCHEY / Swiss Cross Disc
彼のこれからやってみたい事に対して間違いのない選択かと。

このフレームに最終載せ替える為かのような今までのカスタムの日々とパーツチョイス。

Fargoの持ち込みから3年程。
彼とバイク、そして僕も共に成長できたそんな3年。

SALSA CYCLE Fargoが教えてくれた彼自身のスタイル。そしてそれを受け止めこれから新しい景色を見せてくれる相棒のRITCHEY Swiss Cross Disc。

まだまだ次へのステップアップの途中なのかもしれないけど、彼が週末にUPするSwiss Cross Discと遊んでいるインスタグラムのストーリーズの投稿がちょっと答えに近づいたのかな? とも思うけど、今週末のOMM BIKEが終わったらまた次の課題が見つかるんだろうな。(笑)

その繰り返しだから自転車は面白い。

自転車は答えが無い。と言うのが答えだったりして。

FrameRITCHEY Swiss Cross Disc (Size:S)
HandleTHOMSONAlloy Dirt Drop Bars 440mm
StemTHOMSONX4 Stem 80mm
SeatPostTHOMSONElite
SaddleBROOKSCambium C13 Carbon Rail
Main GroupsetSRAMRival1
BBCHRIS KINGThreadFit 24 + ConvertionKit #9
RimVELOCITYAileron 700C Black 32H
HubCHRIS KINGR45 Disc
TireWTBRiddler 700x45C
BrakeTRPSpyre
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JUS
伊藤誓悟

中、高、大学とラグビー部。大学の時左アキレス腱が断裂してくれました。リハビリで自転車に乗り始めたのがきっかけで、気づけば僕はここにいます。 前職はスポーツジムのインストラクターをへて整体師。CRC専属のトレーナー&メカニックとしてチームメイトが日本で、いや、世界で活躍できる様にサポートするのが僕の野望です。 カラオケでの尾崎は絶対に自分が一番です。
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