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【WHISKY PART CO. / No.7 Drop Handlebar Aluminium 12F】グラベルライドにオススメのドロップハンドル

皆さんはハンドルを選ぶとき、何を基準に選びますか?
サイズや形状、そして取り付ける車種とその走り方、もちろん見た目も1つの基準になるでしょう。

絶対これだ!という最適解を導き出すには長き道のりが必要となるでしょうが、もしグラベルライド用の車体につけるドロップハンドルを迷っていらっしゃるのであれば、WHISKY PART CO / No.7 Drop Handlebar Aluminium 12Fを試してみてください。

このハンドルは、お色直しをしてから2年とちょっと、グラベルライドからのんびりライドまで色々な場所を共に訪れているRETROTEC CYCLES / CX Half に、一昨年末あたりから装着しいるものです。とにかく現状ではこれ以外無いベストハンドルです。

【WHISKY PART CO.】
No.7 Drop Handlebar Aluminium 12F

PRICE : 9,680 (税込)
COLOR : Silver, Black
SIZE : 400, 420, 440, 460mm
(ブラケット取り付け部分 / Center-to-Center)
DROP / REARCH : 116mm / 68mm
DROP FLARE:12 deg

数値からわかるように、ハンドル上部から下ハンドルまでの落差、ドロップが116mmと浅く、またフラット部分から先端までの距離、リーチが68mmと短めです。また、ハンドル上部から下ハンドル部分にかけてハの字に広がるフレア角は12度となっています。

RETROTEC CYCLES / CX Halfではグラベルライドに出かけることが多く、頻繁に訪れるルートにはとても気持ちの良い下りがあるのですが、その下りで最適なポジションを取ることができるかどうかを基準としてハンドルを選んでいます。

下ハンドルを握ることで得られる安全性

下りの時は、荒れた路面からの突き上げに対応でき、またブレーキングがしっかりと行えるように下ハンドルを握ります。 下ハンドル部分からブレーキレバーを引く方が加減がしやすく、少ない力で強くブレーキを引く事ができます。 また、下ハンドルを握っていれば、大きな衝撃を受けたときにでも、前方に手が抜けてしまうこともなく安全性も高まります。

フレア描くがもたらすオフロードでの利便性

また急な斜面では、サドルから腰をあげ、BBを軸に四肢でバランスを取り、しっかりと腰を引き、また前方を確認するために顔を上げ、目線は高く、先を見据えます。 このような状況下でハの字に広がったハンドルは、肩から少し広い位置でしっかりと自身の荷重を支えることができます。

短いリーチがもたらす幅広い乗車姿勢

またリーチが短いというのも大きなメリットとなります。 リーチが長ければ、その分上部のフラット部分より奥、前の方を握らなければならないので、路面状況に合わせて様々な姿勢をとるときに、ハンドル上部に腕が干渉し、体の動きを制限してしまうのです。 オンロードを速く走るために前傾姿勢で空気抵抗を減らす姿勢とは異なり、最高の下りを気持ち良く走るための乗車姿勢に対応できるかどうかが重要なのです。

もちろん本当に下りのことだけを考えればもっと角度の広いハンドルを選ぶことも考えれるのですが、走るのはグラベルやトレイルだけではありません。

高低差が少ないことで得られるオンロードでの快適性

山へ至るには平坦な道が続く街中を抜け、舗装路区間も多く走ります。 そういったときはブラケットを握り、できるだけロードバイクに乗る時と近い姿勢をとりたいのです。 ブラケットを握るときの角度が開きすぎるのもストレスですし、位置が高くなりすぎるのもストレスとなります。ですのでフレア角はこの12度が好ましいです。また下りの下ハンドルの位置を基準にハンドルの高さをセッティングするので、ロードバイクよりも高めの設定となっています。そのため落差が可能な限り少ないものが好ましいのです。

このようなことを考えた結果、現状僕の中で1番バランスの取れているハンドルとして辿り着いた1つの結果がこのWHISKY PART CO. / No.7 Drop Handlebar Aluminium 12Fなのです。

ちなみに私の身体的数値は身長170cm肩幅380mmで、ハンドルはサイズ420mmを使用しています。 ブラケット部分の幅はサイズ表記と同じく420mm、エンド部分の幅は475mmです。

もう少し簡単に終わらせるつもりで今しがた、なんだか長くなってしまいました。 兎に角、グラベル用バイクに取り付けるハンドルでお悩み中の方はぜひこのハンドルを試してみてください。

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柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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