来る3月2日から三日間
今年も開催されます
「NAHBS」North American Handmade Bicycle Show
自由な発想で、様々なBikeが全米はもとより世界中から集まる
年に一回の祭典。実際に足を運べば、作り手本人と話ができ、
彼らの自転車への情熱が伺い知ることができます。
最近では、雑誌 PEDAL SPEED が特集を組んで
(なんとNAHBS ジャンボポスター付き) 話題となりましたので
ご存知の方も多いとおもいます。
近年は、日本を代表するFrame Builder の今野さんが作り出す
「CHERUBIM」や、
機能性とカッコよさを高次元に融合させたWear Brand の
「CCP」など
日本からの出展も見かけるようになり、
年々出展数、来場者も右肩上がり、
※第一回目のHouston の出展者数は、23 で、来場者が、700
去年のAustin の出展者数は、174 で、来場者が、7316
恐るべしアメリカ!出展していない人を含めると
自転車を作って生計を立てている人がもっといるのでしょうね。
それだけ乗ってる人たちも成熟しているのだとおもいます。
今年の開催場所は、California State の州都
の Sacramento で開催されます。
Sacramento は、Sanfancisco からですと、北東へ約130kmの場所に
位置しますこの California州都は、
かつてゴールドラッシュで繁栄をきわめた場所でも有名です。
そして、NBAの Kings がある街でもあります。
少し前置きがながくなったのは、
その NAHBS にも出展し、過去には、
2007年 「Best Of Show」
2008年 「Best Lugged Frame」「Best Road Frame」
と数多くの賞を受賞した California Frame Builder の重鎮
このお方は、ツーリングフレームを得意としていまして、
(特にLugged のフレームは賞を受賞しただけあって一見の価値有り)
それに関連する、ラック、パニア、
そして、今回紹介する、カンチブレーキ、ハンドルなども
手掛けています。
もちろん今年のNAHBSにも出展しますよ。
まず、このカンチブレーキは、
Pointed (先端が尖ってる方) とRounded (先端が緩やかの方)
の二種類。
元々は、2006年のNAHBSのShow Modelとして作られ、
なんとその時はアルミボディーではなく、
チタンで作られていたそうです。
その後、要望が高くなりボディーをアルミにして
販売を開始しました。
肝心のブレーキングはと言うと、
よく効きます。ハイッ。
そして、スプリングアジャストも、
Paul Cantiと同様に無段階に調整でき、
お好みの引き加減が可能になってます。
ページ186って何?と思わず突っ込みたくなるネーミングの
このハンドルは、カーボンでハンドメイドされている一品です。
では、この Page 186 とはどんな本なんでしょうか?
こちらで購入可能なこの本は、
「DETA BOOK」という1983年に日本が発行した書籍で、
イラストでオールドパーツ等を紹介しているものです。
何か新しい物を考える時、彼は、この本を見て、
次なるプロダクツを考えているのでしょう。
そして、この「DETA BOOK」の183 ページのこのハンドルバー
しかも、ただのアルミで作っては面白くない、オールドな香りを残しつつ、
カーボンとなるニューマテリアル(もうニューではありませんね)で
リニューアルさせたもので、どのように組み付けるのかが楽しい
ところだと思います。
では早速組み付けたいと思います。
昨年購入したCielo CXを使い、
できれば、PaulのThumbieを取り付けたかったのですが、
ここは、ヒンジタイプのDixnaに軍配があがりました。
なんとも贅沢にアルミのムクから削り出し、
ライトはLED(この形どっかでみたような?)
そこはご愛嬌。
今回は、Cielo CXでしたが、
組んでみて思ったのですが、
CX = ドロップバーの風潮が強いですが、
まあ、自転車なんですよね。
自由なんですよね。
自分が思ったように乗る、
楽しく乗ることが大事だと思うので、
別にスポーツバイクがどうだとかではなく、
自分の自転車に自信をもって楽しく乗っていれば
きっとそれは「カッコいい」になりますので、
もっと柔軟に(私も含め)乗りましょうよ。
==SAL==