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ラストライドin小豆島。名古屋帰省。

こんにちは。ケンポロです。旅を終え早くも一週間が経ちました。旅の最後のブログです。

メディアなどで得た情報よりも、その土地に永く住む人たちに直接聞いたほうが素敵な場所に行くことができたり、よりリアルな旅を感じることができます。
僕は島に行きたくて、偶然出会った旅人や入った飲食店でオススメされたのが小豆島。瀬戸内海では淡路島の次に大きい島なのです。そう、自転車でも思いっきり走りやすいってこと。高松市からフェリーで約1時間、着いたのは夜でした。
IMG_2701“早起きは三文の得”。一日を目一杯楽しみたかったので、この日は朝5時半起床です。公園で朝食を食べ、熱々のコーヒーを一杯。とても静かで、心が洗われるような美しい小豆島の朝日は今でも忘れれません。

20140423-091405.jpg早速まず向かったのがこの場所。毎日干潮時になると約2時間海面に砂浜が現れ、余島という島まで道ができるのです。“四国のみずべ八十八カ所”に登録されているほど有名な場所。この日の干潮は6時。辺りを見渡しても僕ひとり。左右に海がある砂浜の感覚はとても不思議でした。

20140423-091449.jpg都会よりも車のスピードはゆっくりで、自然と踏むペダルはいつもより緩やかになります。仕事で出勤したり島の学生達が通学する時間になると少しずつ人や車が増えてきますが、港のほうから数km離れるだけでまたすぐ静かな場所になります。

20140423-132250.jpgアップダウンが多い海沿いの道が続けば、通れない道を迂回して木漏れ日がとても綺麗な峠に入ったりします。
途中道の駅で食べた温かいそうめん“にゅうめん”はとても美味しく、小豆島では職人による手延べそうめんが有名なのです。
20140423-133147.jpg20140423-150432.jpg人だかりが急に現れ近くに行ってみると、お惣菜を売る移動販売車が来ていました。辺りはコンビニは勿論なく、自動販売機があるくらいです。
こういった光景は自分の普段の生活に比べると、街では何でも簡単に食べ物が手に入ることがとてもありがたく感じますね。販売している方はとても元気で明るかったです。きっと島の皆さんと顔馴染みなんですね。20140423-162241.jpg小豆島を半周に差し掛かったあたりで海沿いの広い道から小さく迂回した、砂浜まで繋がった一本の道がありました。好奇心を自然に駆り立てられ、自然とハンドルはその道の方へ向いていきます。20140423-232302.jpg20140423-232327.jpgとても静かで、波の音と鳥の鳴き声しか聞こえません。海の上に立っているような感覚になるほど、作られた海岸の狭い道を自転車を引いて歩きました。自分にとってはとても贅沢な時間でした。
最後の旅路で小豆島に来て良かったと心の底から思えました。20140423-232359.jpg自転車だったからこそ見つけれた場所。というのが自転車旅では醍醐味になっていて、一番心から楽しいって思える瞬間でもあります。

そしてこのまま小豆島を一周。高松へ戻り、“釜揚げうどん”を食べ、本州へのフェリーに乗り込みます。この時点で四国に入ってのうどんは3食目。特に香川はご飯よりもうどんが主食という人が多いみたいで、朝から営業しているうどん屋さんもたくさんあります。さすが“うどん県”と呼ばれているくらいです。20140423-232501.jpgそしてこのまま本州へのフェリーへ乗り、名古屋へと帰路へ着きます。大阪から三重までの輪行も。あまりに荷物が多すぎて(笑)駅で四苦八苦していると、通りすがりの自転車好きの方が荷物を改札まで一緒に運んでくれました。最後の最後まで思わぬ出会いがあって、自転車乗りという繋がりに心が温まりました。

三重からのラストライドは、19日間の旅路を思い返しながらペダルを踏んでいました。
見慣れた名古屋のシンボルのテレビ塔も、とても新鮮に見えますね。名古屋に帰ってきたって実感が湧きます。
Earlybirdsでは待っていてくれたお客さんもいて、本当に嬉しかったです。ただいま!
20140423-232822.jpg20140423-232854.jpg
たくさんの海、山を超えてきました。始めは不安もあって九州に辿り着くことすらイメージできなかった自分は、今はなんだか懐かしく感じます。コツコツ進み続けたら、数々の行きたい場所や景色を見ることができました。
自転車はたくさんの世界を見せてくれる乗り物であって、どんな場所でもそこを“遊び”に変えてくれるパートナーです。
どうでしょう。自転車で旅に出てみませんか?Circlesではそういったご相談もなんなりとお受け致します。

たくさんのご声援、本当にありがとうございました!自転車は素晴らしい!

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名古屋の自転車屋、Circlesです。This is Circles Bike shop in Nagoya Japan.
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