野辺山相変わらず楽しかったです。
個人的に少しだけ辛い
小沢健二というんだけど、かれこれ20年以上ずっと好きです。
多分殆どのアルバム(エクレクティックを含む4枚)に入っている詩は歌えるし、様々な彼の発する言葉(メタファーぽいもの)をなんとかやっと無意味なただの歌詞として、もしくは歌謡曲としてちゃんと聞けるようになるくらい、あきるほど聞いた。(全然飽きてませんが。)
でも最近少し老いとちゃんと向き合い始めた頃から、たまに聞いても何故かすぅ~って入ってこなくなってきたのです。しょうが無いな、これも歳のせいかななんて思ってまぁあえて聞いてもいなかったのだけども、昨日の野辺山のイベントが妙に美しくて個人的にもウキウキしてて、ちょっと饒舌になったのでCirclesの意味にまつわる話を彼にしたわけなのです。そうしたらやっぱ普通に聞きたくなっちゃたからこれはタイミングだなって “天使たちのシーン” を初めて彼に聞いてもらったら、ちゃんと昔の感動が僕の中に戻ってきていたのでこれを書こうと今日は思ったわけです。
この曲中にはCirclesという名前にした原点となるすべての言葉と僕の大好きなとても不明確、でも素敵な世界観が書いてあったり、これから僕たちがどうしていきたいかとかも書いてあったりするので、みんなが聞くとなんかネイキッド化されてしまいそうなので、ちょいとこっ恥ずかしかったりもするんだけども、ぜひ仲間には聞いてもらいたいなって昨日曲が終わるときにはやっぱり思ったわけで。14分くらいあるのだけどもね。。。
小沢くんからはCirclesの名前はもちろん、うちの一人目のちびの名前ももらっていて、彼の詩はとても人間臭くて、風景があって、ちゃんとカッコつけで、ダサいことも大事だと知っていてそんな小沢くんの詞のような自転車屋ができればいいのかなって思って始めたことも今日でもう八年経ちました。
八年なんて本当にあっという間でした、良いことも悪いことも今が存在していればもうどっちでもいいことになるって今日本当に思いました。そして彼がいうようにいつか誰もが花を愛し、歌を歌い、返事じゃない言葉を喋り出したり、神様を信じる強さを持てたりなんてちょっと空想的で理想的な話すらちゃんとユーモアに変えてつむいで行きたいとも思っています。
僕の子どもじみたワガママすら笑ってくれる多くの優しく彩り豊かなお客さんに今まで支えられてほんとうに感謝しています。本当にありがとうございます。
またジョークばっか言って全然仕事しない僕なんかをしっかりと支えてくれる僕の大好きな仲間には、もし感謝以上の言葉が存在するのならそれを送りたい。本当にありがとうございます。
僕は今日だけは世界一の幸せものだと信じています。そしてこれからもCirclesならびにその愉快な仲間たちや自転車、環境、文化たち共々よろしくお願いします。

「愛すべき生まれて育っていくサークル 君や僕を繋いでる緩やかな止まらないルール」
どんどんつながり合っていくサークルは、どんな方向を向いてもどんな大きさになってもしっかりとそこでちゃんと存在をしていて欲しい。
そんな願いを願いに終えることなく本当の扉を開けたい。
2014 12 01 田中慎也