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カルチャー・クラブとPFMという新しい現場のお話。

 
3年ごとになにか面白いことをやりたいな。
 
これがサークルズ スタッフにとっては悪魔のささやきなのか、はたまた天使の投げキッスなのかはその当人次第なのでしょうが、僕はサークルズを6年前に設立地であった千種区 吹上から中区 千代田への移転をきっかけにそう考えるようになりました。
 

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1・2・3 イチ・ニー・サン ワン・ツー・スリー ホップ・ステップ・ジャンプ スリー・イズ・マジックナンバー?などの様々な言葉で表される3までの数字をいろいろな角度から眺めて、そして考えてみると、その想像から派生した多くの生理現象や行動原理が意味を持って飛び出してきます。 
 

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ぼくはそんなに頭が格段に良い方ではないので、とにかくシンプルに、石の上での今ある3年をしっかり存在することによってのみ、次の3年のテーマや始まりの合図は導き出されるのではないかと考えています。 そしてもう今月のはじめに過去になってしまった3年のなかで一番強く感じたことというのが、はずかしながら人の大切さだったのでした。 
 
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本当にこの場で言うのは忍びないのですが、若かりしのぼくは自分のことを ”なんでもできちゃうスーパーマン” か何かなんだと信じきっていたために、(マーベルファンの間でもスーパーマンってあまり好かれてませんよね。。。)あまり他人の大切さや尊さというものを真剣に考えることなく生きてきてしまったのです。 でもサークルズの規模が少しづつ大きくなるに連れ、当然自分ではやりきれなくなることや、どうしても手が回りきれなくなることも増えるに連れ、そもそもが自分の起こした行動のせいなのにもかかわらず、大切なスタッフに対して情け容赦なく当たり散らした苦い経験なんてのもありました。 でもぼくも少しづつ歳を取り、肉体的にも上手くできなくなってくることがちらほら見え始めたこの3年くらいは、劇的に考え方が変わり始め、他人との関わり合い、すなわちお客様やスタッフ、家族や友達といった、できるだけ距離の近い人達からできるだけ多くを学ばせていただき、そしてお互いに強い影響を受け与えていけるような行動を日々していきたいなぁと考えるようになってきました。
 
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そしてこの1年では急激にスタッフの人数も増え、サークルズのメカニックや球体ペイントのペインター、そしてアーリーバーズとヘッジホッグのクッカーたちの成長と充実、そして弊社の卸売部門でもあるSimWorksの成長などにより、次への目標やさらには次の3年間で実行したいこと、そして10年、30年後の我々サークルズというコミュニティがどうなっていたいのかという夢までも想像するに至ったのでした。
 
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その手始めとして、まずは子供が生まれ始めたスタッフのためにこども園の設立を!といきたいところなのですが、ジブリなどのエンターテイメント業界とはかなり環境が異なる僕らの業界ではまだまだありえないので、あらたにコミュニティー・センターなるものを名古屋 中区 松原という地域に開設することになったのです。 まずはその敷地の一番目立たない2階部分にはシムワークスのオフィス兼倉庫がすでに移設され、実働が始まっているのですが、まずはこの地域のこの区画が異文化の交流の窓口であったり、マナビやキズキを求める人びとの場所となれるようにと考え、我々のもっとも得意な分野でもある自転車を中心としたニュー・コミュニティーセンタ、称してカルチャー・クラブを設置してD・I・Yレベルのクラスからプロメカニックの養成、ホイール組みに関するA to Z、はたまた溶接技術取得への架け橋、そして我々サイクリストがより社会と結びつきを深めていくための社会見学や就業体験、そして最もコミットしている公道における自転車の正しい使い方まで、その週、月ごとにテーマを決めて、より多くの人達と積極的に関わっていけるスペースを今現在創意製作中です。 また従来通りに使い倒した自転車のリフレッシュ・オーバーホールや、先程も上げた僕らの大好きなD・I・Yの精神を積極的にこのスペースに取り込み、自分で自転車を直したいサイクリストが必要とするであろう工具やアイデア商品、そしてしっかりとオーガナイズされたピットの貸出サービスの提案、はたまた残念ながらちょっと訳あって、もう自転車が乗れない状況になった人たちから、その自転車を買取り、そして新たな人たちへのつなぎ役としてBUY & SELL Tradingサービスなどの展開も視野にいれています。 詳細はこのブログや今後ゆるやかに新設されるであろうホームページ上にて発表していきたいと思っていますので、今しばらくご辛抱下さい。
 
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また同じ敷地内に新たに先ほど周年ブログを書いてくれた、アーリーバーズ・ブレックファースト店長の大平ケイタのプロデュースするベーカリー・ショップ パイン・フィールズ・マーケット 略してP・F・Mも同時にオープンいたします。 長きに渡りアーリーバーズの物販コーナーに最高の焼き菓子を日ごとに提供してきてくれた”Kiiz Smile”ことカズちゃんとキヌちゃんがベイクする焼き菓子はもちろんのこと、日常使いの食パンから僕らの愛してやまないサンドイッチ、そしてアリバのアイドル ミユミユの実は本業でもあったエスプレッソやハンド・ドリップコーヒーの提供などを中心とした”路地裏”の小さなベーカリー・ショップになる予定です。 今後のアーリーバーズのショーケースには、すでに多くのファンを掴んでいるマフィンやタルトがより新鮮な状態でつねに切れることなく並びだし、また新たな展開を生み出す極めて重要な材料でもあるバーガー・バンズやドック・ロールもここから生まれ、新たなヒトやコトやモノの動きに繋がっていくことになると思うとワクワクするわけです。 もちろんP・F・Mにもコミュニティー・センター的役割があり、2人の過去の経歴から分かるように、製菓学校での教師を長らくやっていたということも含め、様々な食に関するワークショップの開催ができるように考え、設計してみましたのでこちらも今後の情報を随時発表していきたいと思っております。
 
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まずは27日に開催されるであろうサンキュー 周年祭についてのブログを待つことにして、その当日にはみなさまにこの松原の新プロジェクトの全貌をお披露目をできるようにと毎日知恵をひねり、腕をふるい現場で作業に励んでいますので、ぜひ当日27日にはお時間を作っていただきましてこの新しい現場でお会いできることを楽しみに待っています!

2015 12 19
田中 慎也

 

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田中 慎也

空転する思いと考えを自転出来るところまで押し上げてみた2006年。自転し始めたその空間は更なる求心力を持ちより多く、より高くへと僕を運んでいくのだろうか。多くの仲間に支えられ、助けられて回り続ける回転はローリングストーンズの様に生き長らえることができるのならば素直にとても嬉しいのです。既成概念をぶっ飛ばしてあなただけの自転力に置き換えてくれるのなら僕は何時でも一緒に漕ぎ進めていきたいと思っているのだから。
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