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【SEARCH AND STATE】シンプル・イズ・ザ・ベスト

 
 
レーサーパンツはAssos / アソスと決めている。 けれどジャージは気に入ったものがあればブランドは問わない。 そんなスタイルを一貫しているパイセンと久々に一緒にライドに行って来ました。
 

ちょうど雨上がりの晴れ予報の中、気温も25度まで上がるという予報だったので、二人とも半袖のジャージを着ることに。 Search And State / サーチアンドステイト の新しいジャージを試すには絶好の機会となったのです。
 
流行り廃りといったこととは無縁と言っても良いくらいシンプルではあるものの、用いる素材にこだわり、そして快適にライドに集中できる機能を盛り込み、ニューヨークはマンハッタンに古くから繊維地区として栄えているガーメント地区で、信頼できる技術を持ったファクトリーを拠点にできる限り自分たちと近いところでものづくりを完結させています。
 
例えるならば Chris King / クリスキング のように、末長く使い続けていこうと思えるモノを生み出す数少ないサイクリングウェアブランド。 僕らが薦めたというのもあるけれど、パイセン自身も気に入ってサーチアンドステイトを使ってくれるのは事実。 そこで僕らはリミテッドリリースという形で発表された2つの新しいジャージに袖を通し、早速ライドに出かけました。
 

【SEARCH AND STATE】 The Search Ranger ¥29,500(税抜)

 
新しくリリースされたアイテムの中でもやはり気になったのはこのThe Search Ranger。 昨シーズン彼らはメリノウールのロングスリーブジャージをリリースしていましたが、それについで春夏を意識し作られたのは、ゲージメリノウールを用いた半袖のジャージ。

柔らかくも耐久性をもつリヨセルという素材と混紡することで、ウールの着心地はそのままに、吸湿速乾に優れた仕上がりのジャージは、キューバ横断ツーリングという過酷な状況でのライドで耐久性をテストし、長い時間を費やしてようやく形になった彼らの意欲作。 お得意のミリタリーテイストに、バックポケットにはririジップを用いたエクストラポケットも備え、超が付くようなロングライドもこなせます。
 
少しゆったりとしたサイズをチョイスして、ショーツと合わせてバイクパッキングのスタイルとしても良いですね。
 

【SEARCH AND STATE】 Tres Palms S2-R Printed Jersey ¥29,000(税抜)

 
毎年楽しみにしているリミテッドカラーのジャージ、この春夏はS2-R Performance Jerseyをベースとし、過去にリリースされたリミテッドジャージよりもさらにストレッチ性に優れた素材を用いての登場です。

四方向に自在にストレッチする素材は、体にピッタリとフィットしながらもストレスなく動くことができ、常夏を感じさせるやしの木がプリントされたジャージは、今までとは異なるテクスチャー合成繊維生地を用いた通気性の高い軽やかな素材のおかげでこれから真夏まで出番が多くなりそうです。
 
そして、時期的にはまだ早いですが、秋へ向けて心強いアイテムも新しくラインナップに加わりました。
 

【SEARCH AND STATE】 S2 Long Sleeve Synth Jersey ¥32,000(税抜)

 
ありそうでない起毛していない薄手のロングスリーブジャージは、このジャージの製作のために全く新しい生地を用い、体にピッタリと馴染むようなフィット感と柔らかな着心地が贅沢な気持ちにさせてくれる一着。 春先や秋口はもちろん、夏場でも肌を露出したくないという方には年中通して役に立つアイテムです。

【SEARCH AND STATE】 3/4 Bib Knickers With Pad ¥34,000(税抜)

 
きっと待ち望んでいた人も多いであろう(何人か顔が浮かびます)、サーチアンドステイト初となる裏起毛のビブニッカーは、定番のS2-Rビブと同様に、彼らのこだわりが詰まった良質な生地を用い、パネルのシェイプや、縫い目、そしてペダリングで擦れても問題がないよう、注意深く縫い上げています。
 
どのアイテムも、異彩を放つ訳ではなく、華やかさはなくとも確実にそれを着た人を虜にさせる何かを持っている。 その何かというのは人それぞれですが、ベアリングの馴染みが出てガタつきもなくスムーズに回るクリスキングのハブのように、どこへライドへ行くときにも快適に、そして体に馴染んでライドを楽しむことができる。 サーチアンドステイトのウェアはそんな最良のツールだと思うのです。
 
まずは、是非店頭で袖を通してみてください。
 

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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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