来店予約はこちら

【SILCA】直せるって素晴らしい。

モノは使えば消耗します。

ヘタってきたり、壊れてしまったり、場合によっては買い換えないといけないことが多いですが、例えばそこで買い換えるのではなく、必要な部分に手を入れてまた繰り返し使えるようにするのはどうでしょうか?


そんな考え方を100年前からずっと実践し続けてきたポンプメーカーの SILCA / シリカ

まだイタリアに拠点を置いていた当初、1989年のジロ・デ・イタリアの開催期にシリカが初めてスーパーピスタを発表しました。 できる限り長く使い続けられるよう丈夫な作りにし、万一の場合にも必要なパーツを交換すれば、そのまま使い続けることができる。 そんなフロアポンプの定義と役目を劇的に変化させた名機とも言えるオリジナルのピスタの品質をすべて取り入れ、シリカ100年のポンプビジネスを祝うために、その象徴的なMolteniオレンジバレルのポンプが、この度リエンジニアリングされました。

【SILCA】 Pista Floor Pump – Orange ¥16,000(税抜)

 

オリジナルの美しさを維持しながらも、内部デザインは大幅に改善し、プレッシャーゲージはオリジナルに比べずっと高い精度のものにアップデート。 ハンドルはオリジナルに近いデザインですが、現行品の素材はベークライトの代わりにアッシュ材で作られています。スチール製のバレルとピストンシャフトは品質と耐久性が格段にアップしています。

また、SUPER PISTA ULTIMATEと同じように、米式バルブと同サイズのスレッドが精巧にねじ切られているバルブヘッドには、‘Hiro’ Side Lever Locking Presta Chuck V.2を確実に取り付けることができ、バルブを確実にキャッチ・シールし、効率よくエア充填することができます。

最近ではポンプ以外にも精力的にライドに必要なツールを生み出しているシリカですが、他にも優れたアイテムが入荷しています。

Hx-Three ¥4,300
Hx-Two Travel Kit ¥9,200

 

シリカのトップセラーのHX-ONE Home Essential Kitの機能を旅先や遠征時にも気軽に使えるように、ツールボックスやギアバッグに収納するのに理想的なサイズのキットを作りました。


9段階におよぶ熱処理工程を経たS2工具用鋼材から丁寧に製造されたHexレンチとTorx®レンチがセットされ、ヘックスツールには高級サテンクロム仕上げの上にグリップ性能が高いポリマーコーティングを施してあります。 何気なく選んでしまうHexおよびTorx®レンチですが、それを無意識にしてしまうと時間とお金を結構無駄にしていることが往々にしてありますが、シリカはやはりそういった日頃から使う機会の多い工具にも妥協がありませんね。

Latex Inner Tube ¥2,200(税抜)

 

シリカがビットリアと提携して開発したのは。ラテックスのインナーチューブ。 現代のクリンチャータイヤのセットアップに合わせた最高の走行感とともに、転がり抵抗の低減とリム打ちパンクを軽減させる世界最高峰のインナーチューブを作り出しました。

ブチルゴム製の標準的なインナーチューブと比較すると、ラテックスはかなり弾性があり、減衰係数がかなり低いことで、伸ばしたあと、より速く、より少ないエネルギーのロスで通常形状に戻ります。

そのしなやかさのおかげで、ラテックスのインナーチューブを使用することによって、一般的に48km巡航時において他の材料製のチューブと比較すると平均で2〜5ワット(タイヤ1本あたり)効率性が上がるのです。 またリム打ちパンクの可能性が格段に下がり、柔軟で低転がり性能を持つタイヤと組み合わせた場合に優れたグリップ力と走行感を提供します。

開発者でありシリカ現オーナーのジョシュは、ラテックスのインナーチューブがサイクリストが行うことができる最高に簡単で最大の恩恵をうけることができるアップグレードカスタムであると語りましたが、ホイールやベアリングを変えるよりも気軽にできるアップグレードとして是非使ってみてはいかがでしょうか?

Tire Levers Premio ¥2,200(税抜)

 

極め付けはこちら。 たかがタイヤレバー。 されどタイヤレバー。 こういった細かなツールにこそ彼らのこだわりがしっかりと詰まっています。

現代のカーボンリムとチューブレスタイヤは、金属製のレバーが使えなかったり、タイヤのフィット感がタイトだったりして、今まで以上に取り付けがシビアになっていますが、高強度の鍛造アルミニウムレバーと半剛性のナイロンパッドとを組み合わせることによって、全体的にレバーが他社のものに比べてもより薄く、そしてフルプラスチック製またはメタルコア設計のものよりもより堅く・強くなっています。

また、高強度フルメタルブレードで形成しているために、他のレバーよりも25-30%細く仕上がっており、タイヤビードへのアクセスが非常に厳しいタイヤやチューブレスタイヤのセットアップに最適。 まさに、魂は細部に宿るとはこのことです。


定番のサドルバッグSeat Roll Premioと合わせて、ロードライドにおいて絶対的な信頼ができるツールを持っておけば、秋のライドも安心して楽しめます。

ポンプはもちろんですが、まずは是非こういったアクセサリーから彼らのモノづくりに対するこだわりを感じてみてはいかがでしょうか?

アバター画像

Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
池山 豊繁の記事一覧