少し時を遡ること、3か月前。 ちょうどポートランドに滞在していた頃。 ある男の工房を訪ねました。
彼の名は、BOB SCALES / ボブ・スケールズ。
CHRIS KING / クリスキングのマーケティングに在籍している彼、2016年のグルメセンチュリー足助にも足を運んでくれたのを覚えている方もいるでしょう。 クリスキングに入社する以前はGIROやサーフ系ブランド、そして数々の服飾メーカーにも在籍していたという経歴を持つ、CK社内でもちょっと異端な彼が自身のブランドとして立ち上げ、運営しているのが、PRODUCT OF BOB SCALESです。
そこで作られているのは、自転車にまつわるものではなく、ワークウェアのもつ機能性をルーツとしたシンプルなシャツ。 ウールやコットンなどの天然素材のテキスタイルをアメリカ国内に限らず時には日本からも、彼のアンテナに引っかかる良質な素材を集め、アメリカ国内の縫製工場で1着1着、理想を求め作っています。
写真に映る自宅のガレージにも工房を構え、そこで素材の選定やパターニングをし、サンプル生産を経て、経験に基づく信頼の置けるファクトリーでシャツを仕立てる。
音楽やアートをバックボーンに持つ彼が目指したのは、ずっと使い続けたいと思う道具のようなウェアであると宣言し、それらはとても素朴でシンプルなフォームなのですが、本来のワークウェアが持っている無骨さが彼の手によって洗練され、流行り廃りを関与させない、サスティナブルな製品として着続けられるものになっています。
生地のチョイスや柄、そしてサイズ感、それらにはサークルズが感じる、良きアメリカがぎっしりと詰まっていて、大切な一着として綺麗に着ても良いし、ガンガン着込んで、ガンガン洗い、くたびれはじめた時にようやく見せ始めるそのやれた感じも良い。 そんな彼が生み出す製品群をずっとお店に置きたかったのですが、ついにその希望が叶ったのです。
遅めのサマーバケーションを使って日本に遊びに来る彼をサークルズに迎え、今週の土曜日(15日)はMeet And Greetと称してお店に立ってもらいます。
この秋冬のコレクションの中からサークルズが厳選したアイテムを中心に、またトランクショーとして彼がハンドキャリーしてくるアイテムを実際に手にとっていただけます。 また今回特別に本国では展開のないXSサイズもお願いしましたので一般的なジャパンサイズの方たちにも、気軽に羽織っていただけると思います。
もちろんPRODUCT OF BOB SCALESのアイテムは、今後サークルズでお求めいただけますが、ぜひこの機会にデザイナーのボブにセイハローしに来てください!
PRODUCT OF BOB SCALES / Meet And Greet
9月15日(土曜日)
サークルズ 2階 テーラードにて
PRODUCT OF BOB SCALESのBOB SCALES氏を迎え、店頭で秋冬コレクションのお披露目をいたします。
この日に限り、サークルズで展開していないアイテムの試着受注も承りますので、ぜひみなさまお誘い合わせの上ご来店お待ちしております。