今日もせっせと車輪組。
最高に楽しいです。
今日のご依頼は、リムの寿命が来てしまったのに伴い新しいものに交換となった車輪の組み換え作業です。
「リムの寿命ってなんだ?」
そう、お思いの方も多いかと思います。
そこで今日は、そんな話についてご紹介していきましょう。
車輪を構成する部品の一つリム。
意外に知られていないのですが、ここもしっかりとした消耗品であるという事。
走れば走るほど、ブレーキをかければかけるほど減っていきます。
それでは、どのように寿命を迎えていくのか見てみましょう。
まずは、健康な状態。
円で囲まれた部分に隙間がなく、リムのブレーキが当たる面がまっすぐです。
では、次に寿命を迎えたリムを見てみましょう。
リムのブレーキが当たる面に大きな隙間がいくつもあり、手で触れてみるとボコボコしています。
これはブレーキとの摩擦によりリム面が削れていった結果、段差ができてしまったものです。 深いところでは1mm以上削れています。
こうなってしまうとブレーキングの性能も落ちますし、このまま削れていくとリムサイドが薄くなって最終的にリムが割れてしまうという大事件につながります。
何もないところで割れるのであれば良いのですが、走行中であったりすると大きな事故につながる可能性もあるので段差ができてきたら寿命を迎えたということで交換です。
「でも、どうやって寿命を判断するの?」
これは、リムによってまちまちではありますが、下の写真のようにタイヤのスリップサインよろしく、マーキングされているのもございます。
このように、線だったり点だったりしますが、何らかのマークがされているものは、そのマークが見えなくなったら交換です。
マークのついていないものであれば、指で触った時に波打つ感触が伝わってきたら交換となります。
さあ、先ずは、ご自身の自転車をチェックしていただき、「怪しい。」 と思ったらいつでもご相談ください!