新年度を迎え、新しい生活環境に合わせて自転車を探している方は多いのではないでしょうか。
そんな新生活を迎えた方は勿論、生活環境は変わらないけれど、自分のアイデアと行動力で新年度を楽しい年にしたいと考えている方にちょっとご紹介を。
球体ペイントではウェットペイントとパウダーペイントという2種類の塗装を行っています。
今回はパウダーペイントについてのご紹介です。
パウダーペイントには、有機溶剤や水などを用いない粉末状の塗料を使用した、主に吹き付けによる塗装、もしくは浸漬による塗装の2種類の方法があり、弊社では吹き付けによる塗装を行っています。
パウダーペイントを用いた自転車メーカーだとあのサーリーが代表的だと思いますが、なぜサーリーがパウダーを好むのかはそのブランドの性質上「ファンシー」よりも「デュラブル(耐性)」を好んでいるからということをここに少し伝え、下記にそのおもな特徴を上げていきたいと思います。
ざっくりとですがまずはパウダーペイントの特徴を。
1: 工程数が少なく短納期。
2: 物理性能、耐食性、耐薬品性などに優れた厚く強靭な塗膜性能を有する。
3: 有機溶剤を使用しないので、環境および人体への影響が少ない。
4: 塗装時、塗装対象物に付着しなかった塗料を回収して再利用が出来、資源の節約が可能。
5: 塗料の焼付けの際に約200℃の釜で焼く為、素材が焼ける可能性のあるカーボン等の樹脂部品への施行が出来ない。
球体パウダーペイントでは私たちが厳選した25色が、みなさまからのご指名をお待ちしております。
25色ものパウダーカラーを用意している、自転車メーカーはおそらく無く、自転車メーカーが用意した色が好みではないって方も、気に入って貰える色がきっと見付かると思います。
ひょっとしたら、25色の中に好みの色を見付ける事が出来ない時があるかもしれません。
その時は選択肢が数百となり、なかなか色を決めきれないという、新たな問題が起きてしまうウェットペイントでの塗装を選択して頂けたらと思います。
パウダーペイントでは技術的に単色のみでの塗装になりますが、デカールを作成してロゴを入れる事も可能ですし、何よりも、塗装膜が厚く強靭なパウダーペイントは、走行中の飛び石等による塗装の欠けが起きやすい自転車への塗装に向いているのです。
また先程あげたサーリーのパウダーペイントは年々技術が上がり、近年ではかなり強固な被膜になっているのはご存知でしたでしょうか?
そこで一つアイデアがあります。
もしその強固な被膜を残してフレームの塗装耐性を上げたいのなら、パウダー面を丁寧にヤスリ、それを下地にして、その上からウェットペイントで仕上げると、綺麗かつ、強固な塗装膜を持つフレームが出来上がるなんてことだってできます。
まずはいろいろとわからないことがあるでしょうから、お気軽に球体ペイントまでご質問ください。
そしてあなたの好みの色の自転車で新年度を気持ち良く走り出しましょう。
みなさまからのご指名をお待ちしております!