知り合いの中古レコード屋が、最近ではお店に若者が来ない。と洩らしていましたが、今はやはりみんな基本的にデータであれこれして音源を手に入れるそうです。
それはそれでまあいいとして、う~んと思うのはそういう新しいフォームが出てくると古いフォームが市場から一掃されてしまうこと。そしてそれはユーザーが、というより提供する側主導であること。
2000年代初頭までは海外のインディーズ物のレコードとかに封入されているカタログを見るとたいていLP, CD, CT(カセットテープ)がラインナップとしてあったものです。今はどうか分かりませんが。
CDにしろMP3にしろ、それは媒体の新しい形であってそれまでのものに取って代わるものではないと思うのです。何でもかんでもデジタル化・データ化は万人の義務ではないと思うのですが。
新しいフォームがどっかどっか出てくる自転車の世界においてもそういう意味で取り残されちゃう人はいるわけです。実際どうにも続かない新しい規格はたくさんありましたが、このあたりはこれからもずっと続いていくんじゃないでしょうか。
毎度お馴染みのニットーのデッドストックシリーズです。
まず先日紹介したStump Jumperステム。(写真中)
再入荷しました。そして突き出し120mmが新たに入ってきました。
そして今回の目玉、同じくSpecialized企画のSling Shot Stem(写真右),
これまたStump Jumperの完成車用として作られたものでクランプ径22.2mm、しかも箱つき。右突き出し部分に小キズがあるため文字通りお蔵入りになったものです。
先日のFSCXでもそのものズバリのStump Jumperが参加されてました!
完成車版はすべてシルバーのステムだったようですのでこのブラックは本当に世に出てなかったようです。
それでちょうどSim WorksのLittle Nick Barが22.2mmですので付けてみました。
右側にあるのが小キズです。これ以外はとてもきれいです。
先に紹介したGroovyのLUV HandleやON★Oneなど、いわゆるAlternativeな動きのあるMTBシーンですが、そもそもMTBはもともとオルタネイティブ。このDVDを見ればよくわかります。
もうひとつの目玉、あの天返しステムのMTシリーズ(MTB向けクイルステム)版。
天返しはもともと競輪選手がレース用と移動用、どちらも使えるようにできたものです。
さてこの天返しMT, どう使いましょう? 単純にハンドルポジションをあげるために使ってもいいし、激下がりステムとして使うのもいい。想像力がくすぐられます。
そして先週突如入荷したCrystemシリーズ、
こんなかっこいいのがまだ人知れず眠っているいたのですね。
オープンクランプのステムですのでドロップハンドルを入れるのも楽チン。
また一番下のCrystem-Mはハンドルクランプ径22.2mmです。
Crystemblue
*全サイズ売り切れました。ありがとうございます。
べつに古いものがすきってわけではないですが、シーンに勢いのある頃のものは力強くポップで、NITTOの高い技術とあいまって今でもキラキラして見えるのです。
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