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【BIKE TO HIKE】乗鞍エコーラインと美ヶ原スカイライン、その先へ!

美しい景色を見るためにペダルを回し、長くて辛い坂道を登る。そしてその先にさらなる景色を求め、自転車からおり自分の足で歩みを進める。

それは、ライドとハイクを一緒に楽しもうって遊び。 僕は竜ヶ岳や入道ヶ岳など、愛知県からほど近い、鈴鹿山脈へと足を運んでそんな遊びを繰り返しています。過去のブログでも何度かその様子を紹介しているのですが、今回はちょっと遠出をして乗鞍スカイラインと美ヶ原スカイライン、自転車のヒルクライムレースでも有名なこの二つの峠を登り、さらにその先に歩みを進めよう!というルートで BIKE&HIKE を楽しんできました。


乗鞍エコーライン / 観光センターから畳平までのヒルクライム

多くの方がお盆休みに入る直前、7年?8年?振りに乗鞍エコーラインを登った。 あの頃は「絶対に足をつきたくない。」「あいつより速く登りたい。」って気持ちが強かった。けれど今回は気が向いた時に足をとめ景色を眺め、そしてカメラのシャッターを押した。 以前は「いかに自分を追い込んで速く走るか?」という、レースからくる自転車の固定概念のようなものが頭の片隅にあったと思うのだけれど、それを放棄することで気持ちに余裕ができた。

そうなることで、走ること、景色を眺めること、会話をすることなどより多くの楽しさを、より深く味合うことができるようになった気がする。僕は競い合うためじゃなく、楽しむために自転車に乗っているんだって。

とは言え、気になる風景が本当に多く、頻繁に足を止めていたものだから同行していた2人とは森林限界を越えたあたりからじわじわと距離が開いていった。最初は焦りもあったが、それはシャターを一度押すだけで忘れてしまう程度の焦り。 先を行く二人を見上げながら、自分のペースで畳平へとペダルを回した。 美しい景色をじっくり見ながらシャッターを押すのも、僕のライドの一部なのだ。

いざ剣ヶ峰へ!?自転車を降り、自らの足で歩みを進める

畳平に到着、ひと休憩したら今度は自転車から降り、その先へと歩みを進める予定だった。 しかし、「いざ剣ヶ峰へ!」と胸の内にその思いを抱き、気合を入れていたのに、「ジャケットを忘れる」という痛恨の準備不足で断念する事となってしまった…(それでも畳平駐車場からすぐのお花畑と魔王岳を堪能したので、今回は良しとしよう)

魔王岳から乗鞍スカイラインの眺望

魔王岳では、自転車でのヒルクライムだけでは見ることのできない景色を望むことができた。もちろん「ジャケットを忘れなければ」とか「太陽が出ていれば」なんて”たられば”的な気持ちも少しはあったけれど、「次こそは剣ヶ峰!」と強い気持ちを抱くことができ、さらなる楽しみが増えたことに嬉しくも思った。

次の日は美ヶ原スカイラインを走る予定でもあったので、気持ちを切り替えて明日に備えた。 

この日は車で松本へ移動し一泊。 間道さんという中華料理屋さんが最高だったことや、ツーリング中のサイクリストとの偶然出会い、一緒にPegさんに行ったことなどいろいろな出来事があった一夜だった。

美ヶ原スカイライン / 浅間温泉近郊駐車場から美ヶ原自然保護センターへのヒルクライム

そして翌日は美ヶ原スカイラインへ。 僕の勘違いで入り組んだ道を抜けてから正規ルートへ。前半は代わり映えのない景色が続くが、前日とは打って変わった快晴であったため、青空と木々の緑、そしてその隙間から降り注ぐ木洩れ陽をが織りなす鮮やかな景色を堪能しながらペダルを回すことができた。

そして…やはり森林限界を迎えるとその景色が一変する。前日の乗鞍エコーラインと同じようにただただ登り続けてきたのだが、その様相は乗鞍とはまったく異なるものだった。

そして高原牧草地帯に入るとこの日一番の「ご馳走」を味わう事ができる。訪れる誰しもが、ひと目みれば、声を高らかにあげたり、誰にも気付かれる事なく最高の笑顔になったりするはずで、その景色に魅了される事は間違いない。

美ヶ原自然保護センターから王ヶ頭へ

終着点の美ヶ原自然保護センターに到着し、ひと休憩した後は自転車を降り王ヶ頭まで歩みを進めた。その頂上付近には、スカイラインを走行中にも確認することができた幾つかの電波塔と王ヶ頭ホテルがある。 その日は山の日の祝日だったということもあり、多くの観光客が訪れていた。

遥か遠くに望むことができる富士山

そして雄大に広がる美ヶ原高原やうっすらと姿を伺うことのできた富士山などを満喫し、その場を後にした。

帰路は当初通る予定であった美鈴湖から浅間温泉へと抜ける道を通った。

そして昼過ぎには車へと戻り、温泉で汗を流し、名古屋へと戻ってきた。

「いつか思い描いていたあの場所へ」を達成するには至らなかったが、その予行演習にはなった。 久しぶりの泊まりで、しかもその2日間ともライドを堪能。 無理はせず程よい疲労感と満足感を味合うことができたと言ったところだろうか。

「目指せ剣ヶ峰!」はまた来年の夏に実現したい。


ちなみにこちらは初日の僕。

サドルから外せば背負うことのできるとても便利なサドルバッグ、RAWLOW MOUNTAIN WORKS / Bike’n Hike Post Bagにハイキング用のウェアを収納。 BEDROCK SANDALS / Cairn Adventure Sandalsはドローコードに括り付けた。

携行する予定だったパタゴニアのジャケットを収納する余裕はあったのだが、そのジャケットは車の中に取り残されてた。 バッグに括り付けたBEDROCK SANDALSは舗装の悪い路面の下でも外れる事はなかった。

今回はサイクルジャージ、から山と道 / Merino HoodyTORAYA EQUIPMENT / 365 EXP を中心としたハイク仕様のウェアに着替えをした。RAWLOW MOUNTAIN WORKSのBike’n Hike Post Bagはそれらを十分に収納することができ、それでもまだ余裕があった。 そう、それはちょうどPATAGONIAのジャケットがちょうど入るほどの余裕。。。

来年こそは!


Bike’n Hike Post Bagに収納したハイキング用ウェア

CAPRAL This is my cap
VESTSEARCH AND STATE S1 V Riding Vest
SHORT SLEEVE SHELLHOUDINI Weather Tee
HOODY山と道 100% Melino Hoody
BASE LAYER山と道 100% Melino Sleeveless
SOCKSRAL Tabby
PANTSTORAYA EQUIPMENT 365 EXP
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yanakku
柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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