来店予約はこちら

ラジコンと自転車についてブロックヘッドモーターズ JUNさんの話を聞いてみよう

今週末に迫ったBLOCKHEAD MOTORS/ブロックヘッドモーターズのポップアップ。自転車屋でラジコンの出店は異例なんですが、BLOCKHEAD MOTORS(以下BHM)は、ただならぬ繋がりがある面白いお店なんです。

ポップアップ初日の13日(土曜日)の夜にサークルズ1階でJUNさんのトークショーも開催します。久々のYouTube Live「テレビでごめん」で配信も行うので、ぜひチャンネル登録して欲しいのですが、その前に、CRUSTのBOMBORAを購入したBHMのJUNさんに少し話を聞いてみました。


もんじゃ

いい自転車を手に入れましたね!めちゃくちゃかっこいいですね。

JUNさん

いや、本当に。こちらこそありがとうございました。一番はやっぱりCRUST BIKEとの縁があってこれにしました。

最初に彼らの方からコンタクトがあり、BHMを取り扱いたいって言ってきてくれたので。

その時はまだ自転車の世界に触れる前だったので彼らがなんなのかよく分かってなかったんですが、なんか面白いなと思ってやり取りが始まったんです。

もんじゃ

今まで全然知らなかった世界からのコンタクトに「面白いな」って思えるのが凄いですね。

JUNさん

知らない世界の人たちと絡んでいきたいなというのは昔からありますね。以前はスニーカーのデザインしたりもしてたんですけど、その時も水玉のホーネットとリーボックのポンプフューリーを同時にリリースしたりして、そのカルチャーをどうにか近づけようとしたりしてました。2012年ごろですね。
昔からなぜかラジコンを違う世界に持っていきたかったんです。

もんじゃ

CRUST BIKEがどんなブランドか把握してたわけではないですよね。逆に、CRUSTを引き寄せたというか…

JUNさん

全然知らなかったですね。でもサイト見たらいい感じだったので大丈夫かなと。CRUSTが有名だというのを知ったのはもんじゃさんに会ってからかも(笑)

もんじゃ

今回のPOP-UPの告知にも書いたんですけど、CRUSTのWEB SHOPにタミヤのラジコンが並び始めたのを田中さんが見つけて「やべーやられた!」って言い始めたのがラジコン熱再来のきっかけなんです。それをBHMが手掛けてたなんて。

JUNさん

そうなんですね!面白いですね。
色とかパーツとかのこだわりもあるんですけど、一番はそういう縁とかつながりでこのバイクにしましたね。
今回のポップアップにCRUSTのマットも呼びたかったね(笑)


盛り上がり始めたラジコンx自転車の世界

もんじゃ

自転車界でもラジコンが盛り上がってますよね。バイクロアのRCカーグランプリも最初の土浦の時から凄くて、秋ヶ瀬はもっと大きくなりそうです。
あの光景を見てどう感じましたか?

JUNさん

すごい盛り上がりでびっくりしましたね。

なんだろう、自転車の人は遊び方が上手いんだなーと思いました。
自転車にせよラジコンにせよ新しい遊びを生み出すのはなかなか大変だと思うんですよ。

もんじゃ

満ちゃんの会場作りも良かったし、今の段階で参加したり興味を持ってる人っていうのは、やっぱり遊びの才能に長けてる人が多い気がします。

JUNさん

ラジコンも組んで近所で走らせたりコースに出たりする事は簡単にできるんですけど、その次にどう楽しむのか?っていうのは自由過ぎて逆に難しいと思うんです。すぐに有りか無しかなんて既存の価値基準で考えてしまう。

自転車に積んでスタイルを出すとか、バイクロアのレースとかって新しい楽しみ方で凄いなって思いました。

もんじゃ

なるほど。それはちょっと嬉しいですね。
自転車以外の分野とも色々やってるんですか?

JUNさん

こないだスケートパークでイベントをやったりしましたね。僕は滑れないけど憧れていたし、他にも90-00年代に自分が熱狂していた様々なカルチャーに、ラジコンも加えてくれよ〜って感じでやってます(笑)


ラジコンはカスタムカルチャー

もんじゃ

もうひとつ聞きたかったのは、僕たちおじさんは子供の頃にラジコンやミニ四駆のブームがあったのでラジコンの楽しさやかっこよさを理解しやすいんですけど、それを通ってない人や若い人達にラジコンの面白さってどう伝えたら良いのか?という事なんですが…

JUNさん

ラジコンというより、カスタムカルチャーとして考えれば良いんだと思います。車をカスタムしたり、スニーカーをカスタムしたり、服をリメイクしたり。カスタムは年代を越えて無くならないと思うし、その楽しさはラジコンにもあるし、自転車にもあるんだろうと思う。

もんじゃ

なるほど〜確かに自分の用途とかスタイルに合わせてカスタムしていく楽しさは自転車と一緒ですよね。

そしてもうひとつ下世話な話でいうと、ラジコンは安い(笑)

JUNさん

そんなに安くないですよ(笑)
自転車の人達特有の感覚かな〜

ラジコンキットの安いものだと9,000円ぐらいからですね。

もんじゃ

カスタムのベースがその値段から手に入るのは安いですよ。ハイエンドに近いものでも2-3万円ぐらいですよね。

JUNさん

確かにそうかもしれないね。

レース用ラジコンで勝とうと思って色々周りのエキップメント揃えると50万円ぐらいになるけど、それでもね。

もんじゃ

自転車やっている人からしたら入りやすいものだと思います。

しかも、家に置いててもかっこいいし、組んでも楽しいし、公園で走らせても楽しい。万能の遊び道具です。昔やったことある人だけに限定しちゃうのはもったいないですね。

子供の頃にラジコンとかミニ四駆とかに魅かれたのって、やっぱりメカや車、純粋にモノとしてカッケー!というのがあったと思うんですけど、その初期衝動をもう一度っていうのがBHMの始まりなんですよね。

JUNさん

そうですね。そういうのをデスクトップガレージって呼んでやってます。

ラジコン好きはやっぱりいじるのが楽しいって人が多いです。自分で組んで、走らせて、メンテして、カスタムして。

もう車体を選ぶ時から、カスタムパーツが多いモデルが欲しいですって人もいますね。育てていく楽しさってありますから。

それで、他の車やバイクなんかの趣味だと色々と物理的な家庭的な問題もたくさん出てくるけど、ラジコンだとデスクトップに自分の世界を作る事ができるぞと。

もんじゃ

子供の頃の箱庭的世界観を大人になって具現化したのがガレージという感じですね。ラジコンならそれを実現できるという。


今の時代の実店舗の役割ってなんだろう

もんじゃ

BHMの店舗について教えてください。場所はどこですか?

JUNさん

千葉の東京寄りの津田沼ってところですね。生活のベースがそこにあるので、お店もそこに作りました。

元々はそれこそ自分の家にデスクトップガレージを作って、それをブロックヘッドモーターズとしてSNSで発信していたんです。

ただ、もっとリアリティが欲しいなと思い始めたんです。ネット上では見せ方次第でいくらでも嘘がつけるので。

もんじゃ

いいね!をもらうための虚構を作る事ができますもんね。女の子の加工とか、盛られ過ぎてて実際に会ってみないと本当かどうか分からない(笑)

JUNさん

そうなんですよ(笑)

この世界観いいでしょ!っていうのを実際に体験してもらえる場所を作りたかったし、来てもらえばそれがすぐに理解できるのがいいお店なんだと思います。

もんじゃ

BHMのお店づくりの話はかなり面白いですし、そもそもBHMの世界観は何に影響を受けて生まれたかというのも、少し聞いたんですが、これはポップアップのトークショーのネタとして取っておきましょう(笑)

JUNさん

そうですね(笑)

子供の頃はラジコンはタミヤがゼロから生み出した空想の乗り物だと思ってたんですよっていう話ね(笑)

もんじゃ

僕もそう思ってたんです(笑)

そこからBHMのカスタムやデカールのデザイン、店舗の装飾に繋がっていく話が面白いです。

JUNさん

オンラインで何でも買える時代だから、ラジコンのお店も世界中で減っているんだけど、僕が実店舗を持って大事にしているのは、お客さんに来て良かったなって思ってもらえるかどうかですね。買い物だけじゃなくて、現場が見れて良かったなって。それがリアルなお店の役目だと思ってます。

もんじゃ

そうですね。サークルズでも、いつでもどこでも何でも手に入る時代に、誰から買うか、どうやって買うか、という事に価値を感じてもらえるかというのがお店の挑戦ですね。ポップアップもそういう場にしたいですね。


ラジコンを始めるために必要なのは何ですか?

もんじゃ

僕自身も忘れてしまってたんで、基本的なことも聞きたいんですけど、ラジコンを始めるにはまず何から揃えればいいんですか?
キットを買えば走ると思っている人もいるかと思います。

JUNさん

ラジコンのキット以外に、それを動かすためのメカが必要です。タミヤのものであればプロポやサーボやバッテリーなどがセットのものもありますので、キットとメカを買えばとりあえず走ります。

もんじゃ

自転車もフレーム以外にコンポが必要なのと似ていますね。パーツも組み合わせないといけないんですよね。

ポップアップではどんなものを持ってきてくれますか?

JUNさん

ラジコンキットはもちろん持ってきます。基本オフロードですが、2WDも4WDも、80年代〜現在まで色々なパターンのものを持ってくる予定です。

ただそんなにたくさん持って来れないので、売れてしまうとどんどん選択肢が減るかも(笑)

もんじゃ

確かに。そしてラジコンのキットはタミヤの製品なので、BHMのオリジナルとしては、カスタムパーツやデカール、アパレルなどですよね。

JUNさん

そうですね。それがBHMの原点ですね。ステッカーの貼り方でマジでイメージが変わります。
貼るだけでカッコよくなる魔法のアイテムです(笑)

ただのラジコンショップではないこだわりとしてアパレルも力も入れてます。

もんじゃ

楽しみですね!

という事で、今回のインタビューで端折った面白い部分は、ポップアップ初日の13日(土曜日)19時から、サークルズ1階でトークショーで話してもらいたいと思います。田中慎也も参加します。YouTubeでもライブ配信する予定なので、ぜひチェックしてみて下さい。よろしくお願いします!


BLOCKHEAD MOTORS POP-UP STORE in Circles

2024年7月13-14日(土,日)10:00-19:00

ラジコン、カスタムパーツ、オリジナルアイテムなどの販売、JUN WATANABEトークショーなど。

BLOCKHEAD MOTORS TALK SHOW

2024年7月13(土)19:00-20:00 サークルズ1F

ゲスト:JUN WATANABE(BLOCKHEAD MOTORS)

JUNさんをゲストに迎えて、田中慎也がホストで開催するトークショーを行います。Spice hourのカレーもありますのでぜひご参加下さい。

Circles YouTube Live「テレビでごめん」

トークショーをYouTubeでライブ配信します。
サークルズのYouTubeチャンネルを登録して下さいね。

アバター画像

monjya
武井良祐

もんじゃです。CirclesやSimWorksのWEBまわりを担当しています。その他にバイクロアを開催したり、駐輪サービスCYCLE CLOAKなど色々やっています。祭りや建築、温泉、山、イベントなど面白い目的地を目指してライドに行くのが好きです。
武井良祐の記事一覧