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【ライドレポート】房総半島 RIDE TO RIDE

週末に両国駅発着で房総半島方面へ運行しているサイクルトレイン B.B BASE を利用した「房総半島 RIDE TO RIDE」を先日開催いたしました!

館山市を中心とした田園地帯の中を抜ける気持ちの良いライドとなりましたので、ライドの様子をお届けいたします!

集合地点両国駅へ

今回利用するサイクルトレインの発着地の両国駅に集合。乗車券の発券を行い、専用のゲートから自転車を押して入ればもうホームが広がっています。サイクルトレインは今までも乗ったことはあるのですがこんな都会のど真ん中の駅から乗る体験は他では味わえないのではないでしょうか?

電車自体もサイクルトレイン仕様に改造が施された特別車両。専用のバイクラックはもちろん、SPDシューズでも滑りにくい素材でできた床など週末に各日一往復をするためだけの車両とは思えないサイクリストフレンドリーな作り込みにJR東日本の本気度を感じます。

走り出してしまえば、机もある広々としたBOXシートで朝ごはんを食べ、これから一緒に走る仲間との会話も自然と弾みます。そうこうしていると車両右側には浦賀水道の景色が広がり目指す館山駅はもう少し。2時間半もあっという間に感じます。

いざライドへ出発

館山駅を出発し10分ほど走れば市街地を抜けることができ、虫の声と農業機械のエンジン音、自分が風を切る音が広がる田園地帯に突入します。

第一目標のごはん屋伊予さんまでは写真のような緩やかな登りが1時間ほど続く行程。雨続きの梅雨の中奇跡的に天気が回復した1日ということもあり、程よく夏を感じる暑さにじわじわと汗を流しながらも軽快に走り抜けます。

ごはん屋伊予さんは南房総市の平群地区で廃校となった南房総市旧平群保育所を活用した平群ハブ内に店を構えられています。近くの和光食堂さんが運営するこちらの食堂ではジューシーで柔らかいトンカツや脂が乗り身が分厚いアジフライが絶品。地元で愛されるお店に舌鼓を打つのもこういったライドの魅力ですね!

いよいよ今回の目的地へペダルを踏み込む

お腹も満たされたところで今回のメインと言える大山千枚田への上り坂が始まります。小高い山々の間を縫うようにして作られた道には先人たちが山を切り開きつくった大小様々な棚田が広がります。

先ほどまでとは違い急上昇する心拍数と吹き上がる汗に、自分を奮い立たせるために、そして周りを鼓舞するように声の掛け合いが自然と発生しライドは一体感を増していきます。

坂の先に広がる巨大な青々とした棚田に思わず声をあげてしまいます。山間を吹き上げてくる風は涼しくさっきまでの大量の汗が引いていくのを感じます。ここで小休憩を挟みライドは後半戦へ。

ここからは苦労して獲得した標高が報われる時間。里山の稜線に引かれた林道は周囲を木々に囲まれているものの頭上は明るく、緑のトンネルの中をまるでジェットコースターのように下りと登りを小刻みに繰り返しながら標高を下げていきます。

下り終えたのちは白渚海岸沿いをサーファーを横目に走ります。車体の横側にサーフボード専用の荷台をつけた原付バイクや自転車にローカルを感じつつ、ローズマリー公園での小休止を挟み、足早に汗を流すべく里見の湯に向かいライドは終了となりました!

1日でも苦楽を共にすると一体感が生まれるもので、帰りの電車ではお互いのバイクを見てカスタムの話をしたり、おすすめのライドのルートを共有したりと、朝も早かったので疲れてみんな寝るんじゃないかという予想とは裏腹に喋り倒し、気がつけば両国駅に到着していました。

職種も年齢も全然違うメンバーでしたが自転車という共通の趣味を通すだけで1日で交流が生まれる力を目の当たりにしました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
また今回予定が合わなかった皆様もライド企画はどんどん行なっていきますので是非ご参加ください!

お待ちしております!

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よっしー
吉本 直史

京都出身でセレクトショップに就職後気がつけば名古屋に。球体の重力には逆らえず気がつけばペダルを漕ぎ、気がつけばお気に入りの服が油にまみれる日々。服・音楽・家具etc色んなことにいっちょ噛みする性格は生まれ持った性分。日々日々散財の生活をしております。
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