Special Thanks / Photo By Kenji Muto a.k.a @muto_photo
すごく暑い日を思い出します。
輪行袋を片手に、大きなメッセンジャーバッグを背負って。
そして、亀岡駅行の切符を握りしめて「いざ、決戦へ。」と意気込んで数時間の列車に揺られれば、もう宇野ちゃんの脳内はスフィダーレクリットで頭がいっぱいなのです。
気合いが十分な僕は、決戦の地で恥じないレースをしようとお手製のレモンの砂糖漬けを持参します。
レシピ通りでいくと、材料にはちみつとあったのだが冷蔵庫には見当たらなく「これでいい!」とレース前に意気込んでしまい、蓋を閉じる前に練乳をたっぷりとかけるのです。
さてさて、そんな宇野ちゃんレシピの公開はおいときまして。
今年で4度目の京都府は亀岡で開催された汗も血も滴る熱々なレースが繰り広げられましたので、その模様をご覧くださいませっ!
暑い暑いと選手も観客も言わんばかりのセリフを背に心地の良いサウンドが響き渡ってきます。
そう、いつもと同様、sfiDARE CRITの現場に駆けつけてくれるDJ衆が姿を現します。
麦わら帽子を被り、メガネをかけくるりんっと髭を蓄えた彼の名はニシオ ケンジ氏(通称:ジーケン)。本来DJを務める親方的存在の八代氏は小休憩にと枠外に鎮座しております。
であればと、今回親方のサポート役としてかってでてくれたジーケン君は灼熱の空の下で、これから走り抜く選手にサウンドという名の追い風を送ってくれることでしょう。
また、ジーケン君はこう見えて(笑)
立派なお父ちゃんの顔ももっているのですっ。
中盤に登場するであろう、ジーケン君の娘さんは嬉しいことにsfiDARE CRITのレースに興味津々で、今回も準備バッチシで乗りこんでいるとのことなのでお披露目はもう少々お待ちくださいませっ。(嬉)
汗もあるなら血もある予選
閲覧注意です(汗)
レースはみんなが本気で挑みます。
僕もsfiDARE CRITを経験させてもらう中で、何度も痛い思いをしました。
だけれども、それは次に繋がる教えだと考えて再びレースに挑んでいきます。
そして、痛々しい彼は横山 諒氏。
横山君とは、予選の前にはじめて面と向かってお話ができました。
「いやー、いいですねっ。ほんと今日楽しみですよ!」と僕の目を見つめてこう言うのです。
「まだ、ピストをはじめて2年ぐらいですけど。もうスフィダーレにハマってますねっ。」
その言葉だけで、もう仲間であり戦友と呼べるのかもしれません。
これから予選を紹介していく中で、落車のシーンは控えたいと思っていたのですが。
横山君の前向きな姿勢であったことを振り返ると、その模様も皆さんに見ていただきたいです。
今回のコースプロフィールとしては、1周を約800mほどのコースとなっており予選を20数名で滑走していきます。
いつも見慣れているコースではなく、直線距離が長めにとられており急なコーナーは1箇所メインで設けられている感じでした。
試走をする中で、普段と違う感覚を確かめながら漕ぎ進めていきます。選手の中には試走後に、速やかにギア比を変える場面も見受けられましたね。
僕は、予選1組目に滑走し5周回を懸命に走っていきます。
予選から、強者揃いなメンバーが集結しておりその中で戦うことを恐れずに挑んでいきました。
1〜7位までが決勝戦に進める条件下で、宇野ちゃんは惜しくも8位と悔しい結果となりましたが、よく頑張ったと自分自身を褒めてやり予選の続きを振り返っていきましょう!
いつも以上に選手全員の気合度が半端ないのですっ。
予選から全速前進でペダルを踏みしめていき、ペダリングと呼吸を合わせていく選手たちの姿が印象的でした。
また今年に入って、韓国勢の選手たちも積極的に”打倒日本”の挑戦を続けていて、世界にもsfiDARE CRIT JAPANの浸透さを感じさせられる瞬間もありますね。
と言っている間に、予選が目まぐるしく進んでいきました。
一旦、コマーシャル!と言いたいところですが脱線することなくお次は愉快な子供たちのsfiDARE CRIT名場面をお楽しみくださいっ。
子供たちは希望である
一生懸命さ。
それは、僕もずっと忘れたくない気持ちです。
ここにいるスフィダーレキッズは、いつも”レースを楽しもう”という気持ちだけをもってスタート位置につくのです。
子供たちがコースを走っていく光景は、すごく真っ直ぐで他には変えられない素敵な色を奏でてくれます。
序盤にちょっぴり紹介をさせていただいた、ジーケン君の娘さんである”ミツキちゃん”が微笑ましく登場ですっ。
実際のところ、宇野ちゃんも緊張しいなのか何なのか、、。
ミツキちゃんとは、挨拶ぐらいで言葉を交わした試しがないのです(笑)
だけれども、ミツキちゃんのことは一方的に見ていましたし走ることが好きなんだなぁと思っておりました。
「ミツキちゃん、今回は宇野ちゃんの思いを筆に走らせるのでよかったら聞いてくださいっ。」
本当に楽しそうに気持ちよさそうに走る姿が印象的です。
ミツキちゃんは、sfiDARE CRITが好きで好きでたまらないのかもしれません。
普段、練習会にも積極的に参加をし固定ギアの楽しさを自ら学んで吸収していく彼女に”好きこそ物の上手なれ”ということわざを背中で語ってくれているような気がします。
「ミツキちゃん、また来月のレースでお話ししましょう!笑顔をありがとう!」
スフィダーレクリット”ラジコン”編
どうやら我々一同は、自転車という枠を飛び出して”ラジコン”にまで着目し始めるのです。
sfiDARE CRIT JAPAN代表である児玉 利文氏(通称:トッシー)の趣味から通じた物なのかはさておいて、、。
決勝戦を迎える前に、中高年のお遊びを見ていただけたらと思います!(笑)
つい最近、僕たちサークルズでもブロックヘッドモーターズのポップアップもやっちゃったりしちゃってっ!
なんだか名古屋のボスもこの記事を読んだら、黙ってないんじゃないのかなぁと思いますが。。(汗)
それにしても童心の心をくすぐる催しでしたので、是非今後はsfiDARE CRITでも継続的に開催をしたいものですね!!
熱い戦いは亀岡で
緊張感がひしひしと伝わってくる一枚です。
全員がライバルであり、戦友である。
その中で繰り広げられるレースは、この場所でしか生まれません。
選手は準備万端でうずうずしているはずです。
どうぞ亀岡での激闘をまじまじと見てやってくださいっ。
ブルーラグのジャージがお似合いな、。
それもそのはず、東京都は幡ヶ谷店で務める猪原 正人氏(通称:ダンカン)に着目します。
宇野ちゃんは、こう見えてダンカンさんの大ファンなのですっ。
お互いに自転車業界のもとで、働く僕たちは唯一sfiDARE CRITの現場で顔を合わし、言葉は少ないながらにも称え合う仲なのであります。
ダンカンさんは、本当にスマートにレース展開をされる選手で空気のように静かに上位グループで健闘する姿がありました。
宇野ちゃんが、ダンカンさんに歩み寄り「今回、ギア比はどれぐらいですか?」と尋ねると。
ダンカンさん:「3.06かなぁ。ちょい軽いかもっ。」といつもの口ぶりで、レースに向かう姿がありました。
決勝戦では、28名による12周回で行われます。
スタート直後には、落車があり一時レースは中断する場面もありました。
しかし、再びスタート位置に選手が集まり無事に滑走していきます。
ダンカンさんはというと、周回を重ねる中でも先頭集団に懸命に食らいついていく超タフなスポーツマンと化していました。
宇野ちゃんも黙っていられなくなってしまい、終始大声で応援をと「ダンカン!!ダンカン!!」と連呼の嵐です。
もちろん他の選手にも大声での声援を怠りません。
選手にとって、一番の源は応援であると自覚していますっ。
そして、ダンカンさんは全体の5位入賞と素晴らしい成績に感動です。
「ダンカンさん、おめでとうございます!次戦の箕浦戦も駆けつけるようお願いいたしますっ!」
終わりに
sfiDARE CRITに魅せられて約5年が経ちます。
その当時を振り返れば、不思議なことにまだ体験もしたことがないのに”これだ!”という感覚があり、僕は今をそれを書き留めていても胸が熱くなります。
自分自身の行動力であったり、何事にも向かう姿勢はこれからも変わることなく、良い方向に変わり続けていくであろうと強く信じていきたいです
まだまだ世の中を見渡せば、明るいニュースが飛び交うわけでもありません。
地球の反対側では、途方に暮れた悲しい出来事の方が多いのかもしれません。
だけれども”今を生きる”ことに集中して、下を向かないで前だけを向いていればきっと素直な心で笑える日がくると思っています。
自分自身もこれからの人間であり、いいことの連鎖が続くわけではないと思う気持ちと、意地でもどうにかしてやる強い気持ちを持ち続けて日々の生活を歩んでいきたいです。
それでは最後に、sfiDARE CRIT JAPANを愛しています。
宇野ちゃんより