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【ファーストエイド】if you got injury

今年は私も準備ヘルプマンとしてMADEに行ってきました!5年ぶり3度目のポートランドということで、現地の様子やシムワークスファンの方々の空気をリアルで感じたかったというのが一番の理由です。

MADEの様子は特派員シゲ、代表田中が、今回のライドの記録をえりつぃんが書いてくれていますので、MADE開催中はもぐもぐ&サブコンテンツ担当だった私はMADE後のライドの中の一部のお話を。

ライドで怪我をするのは、疲れが溜まってきた後半が多いのではないでしょうか。

今回、MADE後にみんなで走りに行ったC2C Trailで私は自爆転倒しまして、特派員の本能が働き怪我の写真を都度撮って残してあったのでその様子を簡単にレポートします。

ほぼ完治した今思えば大した怪我ではなかったのかなと思うのですが、これがどのくらいひどいものなのか、どのくらい悪くなるのか、そういう見えない先の不安でその後の旅程を変えて安静に過ごすことになりました。(それはそれで楽しんだのでよしですが!)

キャンプ場到着まであと10kmほどの終盤、気持ちの良いシングルトラックに出て、ここを抜ければいよいよキャンプ場。山が暗くなり下りは少し寒く感じるくらいでしたが、もうすぐ到着だろうと持ってきた長ズボンを履かず、前を颯爽と走り見えなくなる Serena / セリーナ を追いかけて、私も気持ちよくいいペースで下っていきました。自分の借りた自転車にはサスペンションがついてないこともすっかり忘れて。(以前、山伏トレイルでMTBライドツアーのガイドもしていたので、ついその時の血が騒いでしまったのです)

気付いたときには思っていたよりもスピードが出ていたらしく、いくつか続いた路面のギャップをとうとう超えられず、あっと思ったが最後、ジャックナイフし自爆!きれいに右前に吹っ飛び頭から落ちたのですが、写真の通り両サイドはちょうど下草がふかふか。ヘルメットはあご紐もしっかりしていたので、起き上がるのに少しイテテとは思いながらもとくに痛いところもなくすべて無事だったのでした。…足の傷以外は。

(数分前に暑いから脱いじゃうか〜と一瞬ヘルメットを脱いだりあご紐を外している瞬間があった…しっかり被り直しておいて本当によかった。。)

ライドをアテンドしてくれていた Kelsea / ケルシー がファーストエイドキットを持ってきてくれていたので、とりあえず圧迫してこの日の目的地のキャンプ場まで移動。キャンプ場は電波がなく、どんな対処が正しいかわからないまま、みんなの知識を総動員し、とりあえず水で洗って、圧迫止血!ということでこの日の処置を終えたのでした(結果間違ってはいなかった)。

そんなこんなで翌日みんなのライドを見守り夜に帰宅、さらに翌日に病院に行ったのですが、縫うには遅すぎるとのことで自然治癒を待つのみにw

自然治癒を待つしかないとはいえ、数日後膝下が全体的に腫れてきたり、病院での診断が一般的なものなのかわからないため不安になったりしたときには、思い切ってSNSに今の状況をアップして各方面詳しい方からメッセージをいただきかなりの精神的サポートをもらいました。本当にありがとうございました。

怪我した時にRETROTECの Curtis / カーティス が「その傷をみればいつでもオレゴンを思い出せるね✌」と私に声をかけてくれて、さすがアメリカ人と思って前向きな気持ちにしてくれたのでした。傷跡は一生残るだろうからタトゥーでも入れよかな?

自転車に乗っている時に起こる怪我やトラブルにもいろんなパターンや重症度があるとは思いますが、高度なことは専門家に任せるしかないとして、軽度で旅程を変えるほどでも無いものは自分たちで対処することになるのかなと思います。まさに私が経験した今回の外傷は、自転車遊びの怪我の中でもよく起こりそうで、知っていれば対処できる種類のものだったのかなと思っています。

一連の出来事を経て、傷の治る経過だったり、アメリカでどうやって病院にかかるのか、保険の大事さや手続き、怪我の反省を活かしてライドに行く際に気をつけるべきこと、実際に使ったファーストエイドキットなどをみなさんにシェアできるのではと思い始めてZINEを作りました!

現代の外傷の治し方の基本なども勉強になったので、あくまで私のいち経験としてシェアできる限りのことをまとめてあります。

気になる費用は病院に行ってちょんちょんの消毒で1回5万円くらいでした…!保険を当てにして3回病院に行ったのでちょんちょんちょんで15万円ですね。

ほとんどの怪我の経過はアメリカにいる間に書いたのですが、ファーストエイドキットは日本に帰ってきてから組みました。なにより緊急時にパッと見てすぐ使えることは初期の対応では大事なのかなと感じたので、そういう意味で自分のファーストエイドキットは母国語のものを持参するのが良いのかなと思います。

今は最終的に以下のようなファーストエイドキットとエマージェンシーキットをドライバッグにまとめて入れて、車での移動の際やイベントがあるときに身近なところにおいておくようにしています。

ファーストエイドキットを考える上で本をいくつか買って参考にしてみました。それぞれ基本のところはとても勉強になるのですが、やはり自転車での怪我というところで少し特殊な部分もあり、自分で考えてアレンジする必要があります。

先日サークルズで開催したファーストエイド講座を私も拝聴しましたが、自転車あるあるの怪我やトラブルに対してリアルな経験を交えての原理原則やベターな選択を聞けるとても有意義な講座でした。

今まであまりファーストエイドについて考えたことのない人にとっては、一度受けてみるだけでも見え方考え方が変わる講座かなと思います。

次回は11/1(金)-2(土)とのことなので、是非ライドに出かける方は参加してみてくださいっ(詳細は改めてご案内しますので、ぜひ日程開けておいてください〜!

ZINEも店頭、WEB SHOPで販売しておりますので是非お手にとって私の怪我の経験を成仏させてください🙏

CIRCLES BOOKS If You Got Injury

ページ数:30ページ
サイズ:約22cm x 約14cm

価格:1,650円(税込)

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ちゃや みなみ

SimWorks所属、グラフィックデザインなどを担当。 疎な場所を移り住み、現在は群馬県みなかみ町に住んでいます。 世界の無駄を増やすハイパータマニクリエイター。餃子が好き。
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