来店予約はこちら

【#BIKEto西伊豆】 ”QUEBICO / クエビコ”という名の薪火レストランとは?!

写真:宇野 翼

取材陣に囲まれているのは、そう、松本 潤一郎氏(通称:西伊豆のボス)超ビッグニュースな記念すべき日にも関わらず、相変わらずの無表情に宇野ちゃんはフィルムレンズから覗く、ボスを撮り逃すまいと決定的瞬間を収めるのです。

ボスとの出会いは、約10年前のこと。

”CHRIS KING”が主催のグルメセンチュリーライドでのサポート役で、初めましてとご挨拶をさせていただいたのが宇野ちゃんとの初共演でした。

かなり一般人とはかけ離れた心臓をお持ちなようで、人とのコミニュケーションの端々に毒々しい発言を絡ませていくボスに、宇野ちゃんは何故だか惹かれていたことを覚えています。

そうした奇跡のような出会いを継続させねばと、宇野ちゃんは勝手に思い込み、この10年の間に西伊豆は松崎町の地へ足を運ぶ回数が増えていき、そこで出会う人々の温かさを感じながら今を生きているのだと思います。

大袈裟かもしれませんが、ボスには感謝をしております。
最近でも、「早く、旅にいけ。」と突き放した言い方ですが、愛のある発言に僕もそろそろ旅の準備もしていかなくてはと考えるのです。

熱々なニュースはそんなこんなではない!(笑)
足並みを揃えまして、西伊豆までの模様と新境地で繰り広げられたハッピーデイズをお届けする時間に切り替えていこうと思います。

宇野ちゃんワードが連呼するかと思いますが、どうか最後までお付き合いのほどお願いしますっ。

ライドは好奇心そのもの

選ぶ自転車は、”CIELO Cross Classic”抜群に素敵で、「物を大事にしましょう」と、この子からそう教わります。

この10年を確実に支えてくれた、僕にとって記念すべき愛着のある自転車そのものです。

“サークルズ”に近くから遠くから、はるばる海を越えて「CIELOって、、。」というお言葉が今でもありがたいことにスタッフ一同に響き渡っております。

僕たちはお客様のためにと日々の業務に取り組ませてもらってますが、期待に応えられないこともやはり人間あるものです。

だけれども、今回2025年6月中旬に3種類のCIELOがお披露目できたことに胸を熱くしております。

ボス(田中慎也氏)も興奮しており思わずながらもCIELOへの情熱記事を一筆引いてますので、ぜひこの機会に皆様の心持ちに捉えていただけたら嬉しいです。

お話を戻しまして、今回は名古屋駅から輪行を用いてJR沼津駅で下車をして西伊豆へと向かいました。(総距離約70km)

いつもながらの光景ではあるものの、やはりいつもとは違う見え方があり、そこには自然と笑みをこぼしながらハンドルを握りひたひたと県道17号沿いを走ります。

一番の魅力は、ずーっと富士山を背にして走ることの喜びがあります。ちょっと曇りではあったのでくっきりとは見えないものの、天気が良好のときには鮮やかなマウントフジ様が見えることでしょう。

いつ何時でもお腹は空くものです。

確か腰をかけた場所は、戸田にある漁港が目の前のベンチに座りました。お気に入りの手ぬぐいをサッと広げて、アイスコーヒーをガブガブと飲み切ってしまうのです。

その隣にあるTANASCO Bottleには清涼飲料水を補給して、軽食を済ませたら再び自転車に跨り戸田から西伊豆までの道のりを駆けていきましょう!

もうちょっとで目的地である松崎まで9kmとのことです。
この辺りは峠の最終地点でもあり、熱った身体をもう一度キリッとさせてくれる場所でもあります。

宇野ちゃんもなめていたのか、、。
5月ともあり暑さへの恐怖心を欠いていたのもあって、もう汗が止まりません(汗)。

そういう後悔はあるものの、良い後悔だと捉え直してもう一踏ん張り先取りの夏だぜ!と言いながら最近お気に入りの歌手でもある“三浦 透子さん”の「風になれ」を大合唱です。

すごくお気に入りなのです。

西伊豆はいつも温かな場所

穏やかだという言葉しか見つかりません。

ライドをはじめて、到着時刻は15時頃となります。
実に美しい光景と流れゆく時間を噛み締めながら、額の汗を拭い目一杯に太陽の光を浴びながら、嬉しそうに砂浜を駆けるワンちゃんに釘付けな宇野ちゃんがおりました。

目の前の広大な海を眺めながら、僕は近くのスーパーで調達した揚げ饅頭を頬張るのです。

疲れた身体にはエネルギー補給の王様である糖分を注入です。

この場所は、西伊豆で唯一であろう”ローカルスケートパーク”があります。言葉が悪いですが、セクション(障害物)が海風にやられてズタボロ状態です。(汗)

でも、そこにはちゃんとスケーターが練習しまくった跡がありました。いつか宇野ちゃんも補習作業に手をあててデッキと共に松崎セッションをしたいものですっ。

松崎町のオアシス ”LODGE MONDO – 聞土”

もう宇野ちゃんブログでは、連載確率が100%です!!

そうLODGE MONDO – 聞土を通り越すものはどこへ知らずだと、愛を叫びたいです。(セカチューのロケ地なだけに)

いつもながらに、お部屋のキーを受け取り扉を開ければもうそこはオアシスなのです。

速攻でシャワーを浴びて、着替えをすませれば宇野ちゃんの衝動が耐えきれなくなり再び外出をしてしまいます。

の前にと思い、不慣れなフィルムカメラで一枚おさえます。

LODGE MONDOのロビーでは、いくつもの木々で作られたテーブルやソファがあり、そこで腰をおろす旅人たちが集うところでもあります。

そうした美しさをより引き立てるかのように、真正面の生け花が僕たちをほっこりさせてくれます。

宿では定期的に生け花のお稽古も開催してるそうですよ!
是非そちらも気になる方は尋ねてみてはいかがでしょうか。

流石の広葉樹の量に圧倒されます。。
(その訳は後半戦に展開します)

だってもうボスの長男でもあるオキ君の”オキハウス”が埋め尽くされちゃってます。(奥にあるお家です)

この旅の合間にも、息子のオキ君はテレビゲームを愛しておりました。

「好きなように、豪快に生きればいいと。」勝手な助言をする宇野ちゃんはさておき、小腹が空いてきましたので西伊豆のローカルフードを求めに出かけるとします。

松崎町の街並みをゆけば、清水屋パン店さんがお目見えです。

このソボロパンをはじめていただきましたが、中身はイチゴジャムが入っていて外のクッキー生地はソボロ状と面白い食感がまた癖になります。

必ず訪れる際は、お土産としても喜ばれそうですねっ。
でも食べ過ぎにはご注意を。(腹)

宇野ちゃんご愛好中の”STOMP LOX”モデルは「SLAK SPD」
抜群に調子がいいです!天才です!

このビンディングシューズもまた、静岡県に集う職人さんが一つ一つ丁寧に作られる一足となります。

この3月から毎日のように通勤から職場でも、どんな時でも活躍という文字が脱げないのです。

ライド時にでも、安心安全に最後までペダリングへのストレスがなく自分自身と自転車を前へ前へと導いてくれる感覚です。

また、歩行時にでも安定感がありフラットで柔らかなソールは長時間のライドでも疲労感が少なく、ペダルとの着脱時にでもスッと抜ける感じは初心者の方々にも扱いやすいのではないかと思います。

そして、外側の牛革スエードも丈夫いので多少の雨でしたら何も気にしないで雨降りでの通勤もルンルン間違いなしです。

これからも使い込んでいく喜びと、限界を迎えたと思うのならソールも張り替えることが可能なプレミアムなシューズですので、その時はSTOMP LOXへ頼もう!と尋ねてみようと考えてます。

Wood Fired Restaurant ”循環型レストラン”の全貌へ

食べるということは、何よりも美しいことなのかもしれません。

西伊豆のボスたちの新たな試みである 西伊豆松崎町に新たにオープンした薪火レストラン ”QUEBICO / クエビコ”のプレプレオープンにお邪魔してきましたので、その全貌をお見せできたらと思います。

西伊豆の古道再生プロジェクトとして、YAMABUSHI TRAIL TOURLODGE MONDO – 聞土 を展開している彼らが新しく始めたのは、山の整備で出た木材を活かし、電力やガスを用いず、調理・給湯・暖房などの全てのエネルギーを薪で自給する循環型のレストラン。

西伊豆のボスもしっかりと静岡県文化財団様より「ふじのくに地域づくり創造賞」を受賞された模様と、色とりどりで華やかな”薪火料理”も準備万端でカジュアルに提供された様子と共にご覧をいただけたらと思います。

本当にプレプレオープンなのでしょうか?!と目を疑ってしまいます。

5月15日(木)の当日、報道関係者様やお人足先にと”QUEBICO / クエビコ”ファンで集まったのは約50名もの大反響を迎えております。

11時より開店をし、受付を済ませるや否やウエルカムドリンクを手にする人たちの表情はすでに満面の笑みを浮かべている様子です。

”薪火料理”に欠かすことのできない薪を丁寧に操るのは、ボスの右腕か左腕相当のロッジ聞土スタッフの一員である”伊藤 夕介氏(通称:ユウスケくん)が登場です。

ユウスケくんは、サークルズにも足を運んできてくれるのだけども
その時はたまたま、宇野ちゃんは不在ではじめましての場所は西伊豆でした。

出会った頃に、僕とユウスケくんは森林に向かう道中でお互いの心境を語り合う貴重な時間がありました。

そんなユウスケくんはというと、元々スケートボードのプロに俺はなりたい!!と青二才は言うのです。(宇野ちゃんが上から発言)

その意思は石ころ以上に固く尖っており、その気持ちを思い切り乗せて本場のアメリカへと渡米を決めるのです。

そこからの数年を飛躍とし、思いを描いていたプロへと昇進しました。だけれども、その約3年が経過するとスケートボードのテールをタップするかのように、お次はアウトドアの世界に移りゆきました。

その第二の起点を変動に、ご縁あってマツジュン(西伊豆のボス)と出会い気持ちよく駒が回り始めるのです。

34歳の宇野ちゃんも負けじと長文をしたためたいですが、44歳のユウスケくんの手が止まってしまっては薪も食材も台無しになってしまいますから次なるエピソードへと移りましょう。(続くんかい笑)

ごめんなさいが二回ほど続きますので、ご理解ください。

まずは、ボスの奥様であるゆかりさんのエピソードと言いたいのですが。。そのバック越しで懸命なサポートをしている”上田 柊太郎氏(通称:シュウタロウくん)に着目です。

彼も同じくして、ここ松崎町で顔合わせです。
シュウタロウくんは、兵庫県は神戸の育ちで15歳にして和歌山県に移住をし、地域おこし協力隊を2年間経て足は止めずに観光業にも携わったすでに偉業すぎる生き方をしている自転車小僧でもあります。

お父上の影響もあり、シクロクロスやダウンヒル、ダートジャンプと実にぶっ飛んでおります。

なんと言っても、自然が大好きでキャンプへの好奇心も計り知れなく、独り身万歳なシュウタロウくんにもあのボスとの共演に花が開いたようで履歴書を速攻で書き記し、マツジュンに提出をし見事合格となったそうですっ。

まだ僕も彼ともユウスケくんとも自転車で呼吸を整えていないので、またいつか訪れる際に汗を流してお腹を空かしてQUEBICO / クエビコで乾杯!だなんて想像をしております。

どうにもこうにも、この二人の心臓は計り知れないのです。
思いのつく創造性、溢れ出てくる薪火レシピ、レストランを立ち上げるまでの最終着目点が今もなお ”サグラダ・ファミリア” 状態なのです。(未完成であるということ)

ボスとゆかりさんの共演はお見事でした。
全部が主役級の薪火料理をどうぞー!

うまい!!薪火すげーー!!

その言葉があちらこちらで飛び交うのです。

宇野ちゃんが一番感動したのは、焦げがうまいということ。

カブちゃんが美味くて美味くて。
野菜の旨さに、何回もリピートアフタミーしちゃいます。

ポンペイのキャベツにも目が点になりました!
キャベツが超超甘いのですっ。(デザートか?!っくらい)

でも、お店を閉じた後にボスたちが口を揃えて「キャベツさ、、薪の消費やばいね。」ともう試行錯誤に向けたコミットが始まります。

最後に

薪火の力はとても偉大だと感じたプレプレオープンでした。

人が薪のある空間に集結し、そこで提供される薪火料理に圧倒される光景。今でも隣の人の顔が思い浮かびます。

また、人はお店は空間は完成を望んでいなくて変わり続けることに力強さを感じてそれが魅力ではないのかと思い起こされた衝撃的な時間を過ごさせていただきました。

自転車にもそのことが通づるもので、人が跨らなければ自転車の美しさは生まれないのかもしれません。

自転車は人によって、使われることで息を取り戻してまた人の手で整備をされていきより良い循環が引き起こされていくのだと思います。

今回の世界的事例のビッグイベントに関われたことに感謝をします。

クエビコとやら、宇野ちゃんも辞書を引くとして。
いい意味でとんがった優しい人間になっていけたらと思います。

素晴らしい機会を作ってくださった聞土ファミリーの皆さんへ。

ありがとうございました!

今度来る時は、旅話を土産に駆けつけますっ。

宇野ちゃんより

アバター画像

uno
宇野翼

宇野ちゃんです。サークルズに出会って様々な物事を経験しております。 これからも自転車というものを通して、世界中の人たちに素敵な発信をし続けていけたらですっ! レースやライドと走ることは、大好物ですので皆様のお声かけお待ちしておりますー!
宇野翼の記事一覧