Special Thanks / Photo By Kenji Muto a.k.a @muto_photo

お台場は光り輝いていたのです。
全部の考えがそうだと思うのだけれども、「発見」をしたのなら次は「想像」を膨らまして、あとは思い切って走り出せばいいのだと皆んなからのハイタッチにそう応えます。
今年も戻ってきた東京都お台場でのsfiDARE CRIT JAPANの開催に自然と胸が躍ります。
まだ今年で、第二戦目とあるもののすでに選手と観客のモチベーションは高く、sfiDARE CRIT界のソーラン節がお台場に舞い降りています。
そんな毎度、胸が熱くなる模様をじっくりと宇野ちゃん連載を通して一読していただけたら嬉しいです。
それでは、最後まで見届けてくださいませっ。
ピース🟰走ること

このレースで勝利を勝ち取ったチャンピオンです。
順を追ってお話を進めていきたいのだけれども、気持ちが先走ってしまい許してちょーだいなという気持ちで書かせていただきます。
走ることは、平和そのものだと僕はいつも思います。
もちろん、sfiDARE CRITでの現場で選手である以上平和だなんてぬるま湯に浸かりながら走る選手は一人もいません。
でもその中にでも、平和というピースは散りばめられており”あの空間に行ってみたい” そうした気持ちが誰しもにあったからこそ今の今までにsfiDARE CRIT JAPANは存在し続けているのだと思うのです。

もう何時も宇野ちゃん連載に登場させていただいているのは、言わずもながらsfiDARE CRIT JAPAN代表の”児玉 利文氏”(通称:トッシー) 児玉さんとの出会いは懐かしくも、6年前のことです。
おじんになったのー。(笑)
とは言いながらも、宇野ちゃんも会う人に「老けたな笑」と言われるのがしばしあるのは事実です。(34歳です)
お話を戻すとして、「好きな自転車は?」と聞かれたらトラックバイク(ピストバイク)と即答です。
だってペダルを踏めば、自転車が進むのだから。
ただそれだけが、本当に魅力だと心から思います。

踏むことをやめようとしない若い力もsfiDARE CRITには、備わっております。
年を越すごとに、日に日にメキメキと成長の色を覗かせる”嶋崎 草平”氏(通称:草平)
名前の通りと言ったらアレですが、水草にお水を与えて毎日新鮮な光を浴びながら成長スピードを変えていく彼に刺激をいつももらいます。



ユニフォームが泣いて喜んでいます。
草平の走りはいつも怖いもの知らずなのです。
彼が目の前にいる時の背中は、いつもイキイキとしています。(燃)
周りを見渡せば、彼以上の高身長な選手ばかりいるはずなのになぜだか先頭をぶっちぎる走りっぷりに感動をします。
「草平、今度の京都では一緒に決勝戦へいこう!」
「というか、僕の方が負けてるから背中を追いかけていくね!」
⭐️7月中は積極的に名古屋市平和公園でトレーニングを実施しますので、お時間ある方はご連絡お待ちしてます!⭐️(草平もいます。)
お台場の風は子供たちにも吹いている

子供たちは元気に満ち溢れているのです。
いつも当たり前かのように子供たちの走りを拝見してますが、
僕らの時代には、こうしたザッレース!という言葉は見つけれていなかったかもしれません。
本当に羨ましいです。




礼儀正しさは、子供たちから学ぶという言葉がお似合いかもしれないです。
それぐらい子供たちの目は真剣で、真剣に楽しんでいて最高に気持ち良さそうなのが伺えます。
そういう気持ちは、大人である僕たちも鏡と思ってレースの時でなくても礼儀ある人間でいたいと思った瞬間です。

レースは色を変えていく

レースは色だと思うのです。
空が青色で地面はグレー、選手は白色と勝手な想像をしておりますが、ある瞬間にスポットライトを浴びればまた不思議と色合いを多重に染めていきます。
レースの予選では、昨年同様に雨の中のスタートとなりました。
予選では1組につき約10数名で滑走が進められていきました。(予選は4組)
選手はもうすでに、雨でのコンディションに準備万端の様子で駒を進めていきます。









「クラウンジュエル、クラウンジュエル、、。」と何十回とYouTubeを見まくったことでしょう。
そんなふうに唱えていると、「レースだよ!」と訴えたくなってしまうのは我慢して、皆様ご存知であるBLUE LUG 幡ヶ谷店でお馴染みの”金子 聡氏”(通称:カネやん)がsfiDARE CRIT ODAIBAで初デビューです。
個人的にはすごく嬉しかったです!
特にカネやんさんエピソードは備わっていないのですが、まだカネやんさんが「宇野ちゃん」の存在に気づいていない時代、遡るは約9年前のことです。
真冬のCX(シクロクロス)シーズンに、野辺山で「カネやん!」と勝手に親近感を抱いていたのです。
その時から、会話をしたこともないのになぜだろうか?
カネヤンさんは、きっと心優しい方なのだろうと踏んでいました。
そうして時は経ち、今ではお時間ある際に幡ヶ谷店に訪れてはご挨拶をさせていただいてもらってますっ。
レースの当日でも、僕が落車をした際に救護室でご心配をしてくださり感謝をしております。
今では、おかげさまで全回復をしていますのでお互いに次戦の京都戦に向けて体づくりをしていきましょう。
「カネやんさん、大好きですっ。」

最終決戦へ

諦めなければダンス(決勝戦へ)に間に合うのです。
諦めた覚えはないけれども、やはり強者たちは想像以上に先を見据えていくのですね。
この悔しさを忘れずに、僕も今度こそこの土俵に立てるように頑張ります。






決勝戦ともなると、一分一秒たりとも油断できない攻防戦が展開されていきました。
その中でも、スタートダッシュを抜群の推進力で進んでいくのが”野々村 天貴氏”(通称:ネギマ)彼から伝わるエネルギーは勝ってやるぞ!という気持ちがすごく感じるのです。
前半からぐんぐんとタイトなコーナーを何回も何回もクリアしていく姿に観客の視線も釘付けでした。
一度は落車をしてもまだ、(ハンドルがぐにゃってたけども汗)
あきらめない姿勢にダンスの音頭は高まる一方なのです。







豪快に鮮やかに優勝を飾ったのは、ディフェンディングチャンピオンの”中 瑞希氏”(通称:中くん)が決めてくれました。
決勝戦は20周回で繰り広げられ、中くんは前半中盤気味での滑走ではありましたが、徐々に体力と気持ちの強さを噛み合わせていきながら先頭集団を軽やかに抜き去っていき、見事に圧巻の強さを見せつけてくれました。



彼は、もともとシクロクロスシーズンに没頭している男です。
しかしながら、このsfiDARE CRITに案の定魅せられクリテリウムの面白さにも引き摺り込まれた模様ですっ。
もうそうなったからには、優勝は誰の手にも渡さないという気持ちが芽生えてしまったのか、毎シーズンのレースに顔を出しては存在感を圧倒的に見せつける中くんに、今後も要チェックです。
「中くん、優勝おめでとう!!」

終わりに

讃え合えることは素晴らしい時間です。
そうした気持ちさえあれば、立派なsfiDARE CRITライダーと言えます。
そこには、優勝の文字もなければ敗者という文字もないのです。
終わりの文面は、毎度同じような事柄でまとまってしまうのですが。
やっぱり、sfiDARE CRIT JAPANの運営チームの皆さんに感謝を申し上げます。
いつも朝早くからの積み込みや運送と、そして競技中での温かなサポートをしていただき僕たち選手は安心してレースへと臨んでいけます。
まだまだ、これからも暑い京都が待っております。
選手たちもsfiDARE CRITという情熱をもって、挑んでいきますのでどうか一緒に今後も継続を図りながら全員で楽しい現場をもっともっと盛り上げていきましょうー!
sfiDARE CRITを愛しています。
宇野ちゃん
