2月に1ヶ月間アメリカに行ってきたんですが、その滞在での1番の目的は、テキサス、オースティンに住むハンドメイドビルダーである、TOMII CYCLESの富井ナオさん(以下ナオさん)に会いに行くことでした。

このブログの目的は、GW明けに開催されるPOPUPのお誘いなんですが、その詳細を話す前に、彼がどんな物を作っているかを見てもらうのが一番でしょう。

彼がアメリカに住む理由と、そのバイクから滲み出る日本人らしさをわかってくれると思います。
Fat Canvas
まず彼のシグネイチャーモデルである「Fat Canvas」

Maxクリアランスが700 x 48mm or 650B x 2.2″のいわゆるグラベル〜オールロードレンジのATBバイクなんですが、ナオさんのバイクはATB特有のドン臭さがないんですよね。

ナオさんのバイクを現地で乗らせてもらったけど、カッチリしていてかなり正統派な乗り心地。路面を選ばずスムースに転がせるバイクです。

実際かなり走れるバイク。日本だったら、北海道のドーンとした舗装路&グラベルミックスや、スーパー林道みたいな場所をがっちり・しっかり走りたい人には魅力的な選択肢です。

ちなみにSimWorks🫱🫲TOMII CYCLESの 🌵Faraway Tire🌵はこのバイクに履かせるために開発されたと言っても過言ではありません。
実際この700 x 40cレンジは日本のダブルトラックにもかなり調子いいです(思ったより速いっすよ)
His Custom Bike2
“Flat Bar Fun Bike”と彼が呼んでいる最新作。(僕は勝手にFat Fat Canvasと呼んでる)

27.5専用設計、 2.4″クリアランスのATB。

長いトップチューブ、ヘッドアングルも寝ているので、MTBぽい作 りですが、ノンサスペンションコレクトのリジッドバイク。フォーク もENVE Adventure Forkの設計なところが、このバイクの最大の意図。

実際、ナオさんも「MTBライダーと乗りに行って思いついた」と言っていて、Fat Canvasよりも攻めた路面に対応するモデル。アスファルトで乗ってもまったりいい感じ。
Fat Canvasよりラフロード向け、トレイル未満。みたいな日本でいわゆる「グラベル」って言ってるフィールドにバッチリな設計。
個人的に大好物なバイクコンセプト。
His Custom Bikes
彼はFat Canvas、Flat Bar Fun Bike以外にも、もちろんカスタムバイクを製作しています。

これは2024年のMADEで出品していたX-Frame。MADE会場のアメリカ人たちを「Maji-Yabai!!!!」と沸かせていました。





クリエイティビティ、カラーセンス、繊細な技巧。そのすべてがハイパフォーマンス。テクニカル系のビルダーって、「クラシックなラグフレームでどれだけ手作業で作り込めるか」系の人たちが多いけど、ナオさんはモダンなTIG溶接をメインにしながら、超絶的な技巧をPOPにアウトプットできる世界でも稀有な存在だと思います。
POP UP @tailored
そんなバイクを製作しているナオさんをお呼びして、名古屋のCircles TailoredでPOPUPを開催します。
【TOMII CYCLES POPUP】
日程:5月9日(土)、10日(日)
場所:Circles Tailored
時間:10:00~19:00
【Coffee Outside Ride】
日程:5月10日(日)
場所:Circles Tailored集合
時間:9:00〜
このイベントでは、ナオさんのマイバイク “Fat Canvas” 、新作の “Flat Bar Fun Bike” の展示の他、彼の技巧で生み出されたスモールパーツたちを展示・販売をします。

彼が “Bike Jewelry” と呼ぶ、これらの作品群。

これも、オースティンに行ったときにオーダーしたホヤホヤのものを持ってきてくれる予定。

真鍮製なんで、使い込んだあとの Patina / パティーナもいい感じになります。

また、日曜の朝には Coffee Outside Rideを開催します!ナオさんと自転車乗りながら、コーヒー飲んでおしゃべりしましょう!
毎週オースティンの郊外を自転車で探索して、その中で生まれるアイディアやイメージをプロダクトに落とし込んでるナオさん。

コンプリートバイクでも、既製品に自分で手を入れないと気が済まない職人気質が、ハンドメイドビルダーっていうのは、やっぱり作家なんだなって思わされる。

「趣味の乗り物なんだから、とにかく楽しい方がいいじゃん!」という彼の意見に完全同意するし、単純に海外に住んで、自分の腕っぷし一本で勝負している彼の姿勢が大好きです。
めちゃくちゃ気さくで、個人的推し作家の一人なんで、ぜひ来て欲しいし、作品に触れて、本人と話して欲しいです。

ビルダーっていうと、Circlesでは海外の人が多いのですが、今回は日本語話せる作家さんなんでぜひお気軽に笑