
道東ライド2日目、実質ライドに行ける最終日。
夜には清里でちゃんまいと合流、友人ワヤちゃんの家にお邪魔する予定なので時間は限られています。
1日目は時間を気にする必要はありませんでしたが、この日は欲張ると気付かぬ内に約束の時間に間に合わないなんて可能性もあります。
※前日のライドの様子は、こちらのブログで紹介しています。まだお読みでない方は、ぜひあわせてご覧ください。
また、前日のグラベルのように絶対行きたい場所というのもなく、目的もぼんやりしていたので、ChatGPTにも相談してみることにしました。
結果的に、5つの目的地が候補に上がりました。
- 美幌峠
- 津別峠
- 和琴半島
- 池の湯
- 硫黄山
時間と体力のことを考えると、この5つ全てを回ることは難しそうだったので、美幌峠、和琴半島、池の湯の3つに絞ることにしました。
朝食を食べ、宿を後にして和琴半島に向かいます。
車を駐車し、自転車を下ろして…。

と思った方もいるかもしれませんが、まずはこの和琴半島を歩いて散策します。
自転車に乗ることばかり考えていましたが、「絶対に行って欲しい」と、ChatGPTが和琴半島の散策を強く勧めてくるので、それもありだなとその提案を受け入れました。




約1時間ほど散策をしましたが、とても良い体験ができました。
この散策の機会のおかげで、和琴半島の特殊な自然形態を知ることができましたし、ゆっくりとその景色と空気を味わうことができました。


この和琴半島は、屈斜路湖ができた後の火山噴出による単独の火山島でした。その後、長い年月をかけ土砂が堆積し湖岸とつながり半島となりました。




そういった経緯があり、この独特な景観がどうやって生まれたのか。詳しくはこちらをご覧ください。

正直、自転車を降りて歩くという選択肢は考えていませんでした。
でも、この1時間は今回の旅でも特に印象に残る時間になりました。
和琴半島を散策した後は自転車に跨り、美幌峠を目指します。




とりあえず”峠”と名のつく場所には1箇所は訪れておきたかったこともありますし、曇り空でも峠から見下ろす屈斜路湖の眺望は美しいという情報があったこともあり、それを期待してペダルを回します。
しかし、見上げたその先は雲にすっぽりと覆われている様子、ペダルを回せば回すほど霧が濃くなっていきます。

峠の頂上に着く頃にはあたりは真っ白、十数メートル先を見るのがやっとなほどです。
もちろん峠にある眺望ポイントからの景色も真っ白な霧に覆われて何も見えません。


それでも、その先に見えるであろう屈斜路湖を思い浮かべたり、登ってきたワインディングの景色を思い浮かべたりもしました。
ちなみに美幌峠は、屈斜路湖を見下ろす北海道屈指の絶景峠。景色はもちろん、ワインディングが続く登りも魅力で、多くのサイクリストが目指す道東を代表するヒルクライムスポットです。
残念な結果となってしまいましたが、一つの峠を登ったという結果は残ったのでこれはこれでヨシとすることにしました。


峠にある道の駅で昼食を済まし、来た道を引き返します。
今度は対岸に位置する池の湯を目指します。
峠を下りきり、屈斜路湖畔あたりまで来たときに目に入ったのが屈斜路林道の文字。
調べてみると、全長20kmほどの林道が湖畔沿いにずっと続いているようです。
足を踏み入れようかと思ったのですが、熊の目撃情報の看板と集合時間のことも考えてグッと堪えることにしました。
その後、和琴半島あたりまで来た時に、ふと予定を変更することを思いつきました。
池の湯は、屈斜路湖の湖畔に湧く天然の露天風呂です。いわゆる、野湯と呼ばれる自然の中にそのままある温泉です。
予定ではその近辺まで自転車で走り、その魅力を味わい、和琴半島に戻る予定でした。
しかし、せっかくの温泉があるならそこをゴールにし、ゆっくりと温泉に浸かろうと思ったわけです。
車を移動させた後は、屈斜路湖畔に通る林道を走ることに。





そこは、先ほど車で走ってきた道の脇を通る林道なのですが、そうは思えないほど深い森へ迷い込んでしまったかのような雰囲気に包まれていました。






倒木も何本もあり、通り抜けられるように処理してある場所もあれば、そのままの状態になっている場所もあります。


また、水際まで近づける場所もあったりと、何度も立ち止まりシャッターを押す機会が多くてなかなか先へ進むことができませんでした。

たった数キロの道でしたが、抜けるまでに予想以上の時間がかかってしまいました。
それだけ魅力的な道だったということです。
林道を抜けた後は、舗装路で池の湯へ戻ります。
戻った後は、天然温泉で汗を洗い流し、体を癒します。

先客には、地元の方、道内だけど遠方の方、本州からの旅行者の方、3人の男性がいらっしゃり、僕もその輪に入り、他愛のない会話でもりあがりました。
入る前は勝手が分からず戸惑い、一度は入るのをやめようかと思いましたが思い切って入ってみて本当によかったです。
足元から温泉が湧き出してくる感覚は、とても不思議なものでした。お湯は程よい温かさで、その分いつまでも浸かっていられます。
そして、何も遮るもののない開放感も合わさりまさに至福のひとときでした。
これにて、僕の道東ライドは終了。
普段ではなかなか味わえない二日間となりました。
もちろん、もっと天気が良ければよかったと思いますが、曇りや雨だって、その日、その時でなければ味わうことができるものではありません。
これはこれなのです。

ただ、こうなると天気の良い日の北海道を味わってみたいと思うのも正直な気持ち。
来年もまた、この北の地を走れたらと思います。
SEVEN CYCLES A-Frame Gravel+Road 743

今回の旅をともにした相棒は、SEVEN CYCLES A-Frame Gravel+Road 743。
このSEVENに乗り始めてから、今回が最も長いグラベルライドとなりました。
あらためて感じたのは、その走破性と快適性です。
荒れた路面でもしっかりと振動を受け止め、クルクルと軽くペダルを回しているだけで自然と前へ進んでいきます。長時間走ったあとでも、「まだ走りたい」と思わせてくれる一台でした。
基本的にはCircles Tailoredに展示していますので、気になる方はぜひお気軽にお声がけください。試乗もしていただけます。
この日のライドルートも共有していますので、気になる方はぜひあわせてご覧ください。