自転車に乗り出したのは幼稚園の頃ですが、自転車という乗り物に興味を持ち出したのは、大学生の頃。
片道7キロで上り坂ばかりという道程でしたが、１年間はママチャリで通学していました。だらしがない僕は遅刻の原因をママチャリというガジェットのせいにしていたので、楽に通学したいなあという強い思いを胸に、そしてバイト代と親に借りたお金を握りしめ、近くの某スポーツバイクショップに向かいました。当時の僕の最高額の買い物で、不安と興奮でレジで震えていたのを覚えています。
そのバイクはほどほどに乗り倒し（言葉通り倒しまくりました）、当時バイトしていたラーメン店の店主が自転車好きだったということもありまして、話を聞いては自転車について夜な夜な調べました。
たどり着いた結論は「シングルスピードのスチールフレームに乗りたい！」ということ。
理由は3つ。
- シングルスピードバイクに乗っている人がなんか格好よかったこと
- 細身のシルエットでシンプルな構造であること
- 剛性が高く、丈夫であること
なんとも幼稚で稚拙な理由ですが、YouTubeでトリックの動画なんか見たら欲しくなるでしょ？みんなカッコいいもの。
アルミには難しい細身なシルエット。変速機がないシンプルな佇まいはカッコいい。
ハードに毎日使ってたまに転けてを繰り返し、アルミフレームはしっかり凹み、頭を悩ましていたところ、当時まだ加茂ちゃんが居たカルチャークラブで「直すの難しいし買い換えた方が安心だよ、スチールフレームにしたら？」と。
そういうわけで僕の人生は、スチールになりました。
さしずめヘヴィメタルと言ったところですね。
ということで始まりました、自分のファーストバイクのエピソードと、これから乗り出すあなたにおすすめのファーストバイクの紹介していくシリーズ。僕がお勧めしたいのはこちら。
FAIRDALE Express
FAIRDALE Express Express
Size : Small/Medium(適応身長170cm前後)
Color : Matte Royal Blue (2022モデル)、Matte Charcoal (2023モデル)
Price : ¥74,800 (2022年モデル)、¥84,700 (2023年モデル)
細身のスチールフレームでシンプルな佇まい、シングルスピード、そして比較的お手頃な価格！
あの頃の僕だったらきっと飛びついていたでしょう。
そして何より僕がお勧めしたいポイントは、パーツが非常にスタンダードというところ。
28.6mmステアラーコラム、68mmスレッドボトムブラケット、27.2mmシートクランプ、120mmリアエンド。
ちょっと調べた人ならわかるかと思いますが、多くのシングルスピード車と同様の規格が使われているのです。
つまり段々とパーツをアップグレードしていき、最終的にはフレーム載せ替え、といったことができます！
まずは完成車のまま通勤や通学、ポタリングで自分の好みを探り、徐々にパーツを変えていく。もちろん載せ替え後のフレーム次第では、使えないパーツもありますが、多くのスチール製のシングルスピード車に移行が可能です。
最初の1台にピッタリじゃないですか？
あの頃、倫太郎が体験した興奮とヒリつきを是非みなさんも味わって下さい。
きっとあなたの生活が、人生が一変すると思います。
それでは FAIRDALE Express にまたがって、ボラーレ・ヴィーア（飛んで行きな）！
