Circlrs Tokyoのヨッシーです!
先日の石川のブログでも紹介しておりましたが、ただ今Circles TokyoではBASSI BIKESが全車種ご覧いただけます!
その中でも個人的には一番BASSIらしいと思っているBloomfieldをアッセンブルしましたのでご紹介させていただきます。
何はともかくまずは車体をご覧ください!
BASSI Bloomfield
BASSIで唯一のシングルスピードモデルとなるこの車体。
ホリゾンタルのトップチューブが目を惹くこのモデルの最大の特徴はなんといっても650B規格で作られているということ。
基本的にシングルスピードのバイクはトラックバイクをベースにしていることが多く、700Cのキャリパーブレーキが一種のセオリーともいえます。
ただ、東京の決して良いとは言えない路面環境やアクティビティとの組み合わせやシングルスピードの持つ美しさと潔さに魅力を感じ、650Bで太いタイヤを履いたシングルスピードの選択肢はないかと考えた人はたくさんいるはず。(実際Surly Steamrollerにロングリーチのキャリパーブレーキを使用し650BのタイヤでのアッセンブルしたバイクもCirclesでは何度か組んでいます)
BASSIがこの要望を感じ取ってくれたのかどうかは定かではないですが、快適さと美しさを両立すべく形になったのがまさにこのBloomfieldだと言えます。
太いタイヤを呑み込むためにブレーキ台座はカンチ/Vブレーキ仕様、結果として制動力も上がることとなり安全性の向上や遊びに行けるフィールドを押し広げてくれています。
またフェンダー台座やラックマウント台座を備え付けている部分はまさにBASSIからのメッセージ。これをどう解釈して自分の使い方を落とし込んでいくのかは十人十色。時には快適装備モリモリなシングルコミューターとして、時には変速ができないという制約を設けた通好みなツーリングバイクとして、さまざまな妄想がついつい膨らんでしまいます。
街使いに欲しいものが詰まったアッセンブル
そんなBloomfieldですが、店頭で見ていただける車体として東京の街の中での移動手段の最適解になればという思いで妄想を膨らませてアッセンブルを行いました。
まず目を惹くのがやはりホイール周りではないでしょうか?フェンダーを付けるために最大タイヤ幅よりも少しばかりダウンサイジングされた43CのタイヤをSIMWORKS Turtle 58に納め、雨上がりの泥はねを気にすることなく快適なライドを約束。またCLEVERHOOD Rover Rain Capeと組み合わせれば天候に関係なく目的地を最短で結ぶ日常の足として使うことができます。
フロントのハブにはVELOCITY Dynamo Hubを入れ、組み合わせるライトはSON NABENDYNAMOのEdelux II をチョイス。見た目の美しさはもちろんオートライト機能など機能面でも優秀さが際立つダイナモライトの最高峰を入れており、視認性の向上やうっかり充電がないっていう諸問題から解放されます。
リアはフリーホイールを採用。18Tとフロントの46Tの組み合わせはギア比2.55と坂道や信号でのストップアンドゴーが多い都内で快適なギア比を想定して組み合わせております。
今時に流通しているフレームとしては珍しいクラシカルな1インチのヘッドチューブから伸びるNITTO製の美しいTallux StemにはSIMWORKS Little Nick CrMo Barを組み合わせ、極力シンプルで尚且つ乗りやすいポジションを出しています。
細かなところですが、個人的に全体的な印象としてかなり変わると思っているのがワイヤールーティングなのですが、シングルスピードながらもカンチブレーキ用のワイヤー受けを通り、狙っている場所にきっちり収まるワイヤー類はシンプルで美しい佇まいに確実に貢献していると思います。
実際に撮影で乗った時の感想は快適そのもの。日比谷公園に撮影に行ったのですがパーツの少なさから来る周囲に溶け込むようなメカニカルノイズの少なさもあり、そのままふらっとあてもなく乗って行ってしまいたくなる快適さでした。
毎月のサンデーモーニングライドでも感じるんですが、東京の街はのんびり走ることで見え方が変わるんですよね。ギアードバイクで都会の中を切り裂くように走るのもちろん気持ちいいんですが、すごい速さで変化する街での発見を探すゆるい時間軸の旅をできるような自転車だなっていう印象です。
店頭でも試乗はしていただけますので是非一度お試しいただければなと思います。もちろんあなたのライフスタイルを落とし込んだお好みの一台のアッセンブルのご相談もお待ちしております!