
今日は新しく取り扱いを始めたブランドをご紹介。スウェーデンで2020年にスタートしたまだ比較的新しいブランドです。
環境に優しく、持続可能なバーテープ
「自然を愛する自転車乗りが使うバーテープは、使い捨てのプラスチック製のものでいいのだろか?」
自転車好きの私たちは、ニーズに合致するように、個性を出すために、ありとあらゆるパーツを厳選し、こだわりを盛り込んだバイクをアッセンブルします。それはきっとバーテープでも同じ事でしょう。
ボロボロになったから、握り心地が好みではなかったから、などの理由で一度巻いたバーテープは交換してきたと思います。

今回ご紹介する GREPP / グレップ は、バーテープを使い捨てるこの現状への不満から、再生利用可能な製品の開発を始めました。目的は非常にシンプルで、「自転車という交通手段と同じように、環境に優しく、持続可能なバーテープを作ること」。
Gripper Handlebar Tape

そうして生まれたのが、GREPPのGripper Handlebar Tape / グリッパー ハンドルバーテープ。使い捨て文化に対抗するべく生まれた繰り返し巻くことができるバーテープです。

手が触れる表地は、TENCEL™ Modal / テンセル モダールという植物由来の合成繊維で、樹木(広葉樹)が原料となっています。自然に生育したブナ材から、環境に配慮した製法によって抽出され、この工程ではエネルギーを100%自給し、木材の構成部分から副産物を回収します。結果として、完全な生分解性と堆肥化が可能で、耐久性に優れ、洗濯を繰り返しても綿の2倍の柔らかさを持つ生地が生まれるのです。

また、裏側には天然ゴムのゴム糸が織りの工程において仕込まれており、滑り止めとして機能します。これによって洗ってもまた繰り返しハンドルバーに巻きつけることができるのです。
1ロール3mで、幅広ハンドルにも対応

気になる厚さは1.6mmということで、世間一般に出回っているバーテープと比べると薄いですが、一般的なコットンバーテープと比べると柔らかく、触った感じや耐久性を感じられる質感が、このテープを唯一無二なものにしています。

幅27mm、そして長さは1ロール3mなので、昨今の幅広バーにも対応。巻きつける際の重ね具合でお好みの厚みを狙ったり、クッション性が欲しい人は下地にクッションテープやパッドを巻いたりするのもありですね。


そのルックスは、スチールバイク、特にクラシックなスタイルのバイクにマッチしますが、もちろん素材を問わず幅広いバイクに合わせやすいですし、幅広ハンドルにも対応するので、グラベルバイクへの新たな選択肢としてもとてもおすすめです。

程よいグリップがあり、手触りも良く、定期的に洗って巻き直すことで新しいバーテープを買う必要もなくなる。バーテープの中では決して手に入れやすい部類の金額では無いですが、繰り返し使えることを考えると、環境にもお財布に優しいバーテープなのです。

GREPP Gripper Handlebar Tape
素材:86% TENCEL™ Modal,
13% Elastodiene(内側)
1% Recycles Polyester
幅:27 mm
厚さ:1.6 mm
付属品:バーエンド x 2
Woven in Sweden
価格:5,830円(税込)