ご夫婦で BIKE FRIDAY / バイクフライデー をオーダーいただきました。ご夫婦お揃いの自転車なんて素敵すぎます。羨ましい…。
モデルはお二人とも New World Tourist / ニューワールドツーリスト。
実は、BIKE FRIDAYの歴史は「New World Tourist」から始まりました。
「世界中を旅する冒険者たちに、なくてはならないベストパートナー」というコンセプトの通り、New World Touristはリアラックやフロントラックに積載し、荷物を積むことが可能。
重心も低く安定感抜群です。
そしてNew World Touristの魅力は高い汎用性。
細目のスリックタイヤで街を颯爽に走っても良し、太いブロックタイヤでダートを走っても良し。
私的にはBIKE FRIDAYのラインナップの中でも一番幅があり、遊びを受け入れてくれるBIKEだと思います。
今日はご夫婦のナイスなBIKE FRIDAY2台をご紹介していきます。
まずは旦那様のBIKEからご紹介。
元々ロードバイクに乗っていらっしゃいましたが、年を重ねもう少しゆっくり走りたいという想いからBIKE FRIDAYに興味を持っていただきました。
New World Touristだけでなく、Pocket Rocket、All Packa、Pakitと一通り試乗していただき、悩んだ結果、乗る目的に応じて要望に応えてくれる幅の広いツーリングモデル、New World Touristに。
街乗りがメインではあるけれども、スピードはある程度感じたい。
そして長い距離も走りたいし、林道も走ってみたいというニーズを元にパーツをアッセンブルしていきました。
ロングツーリング、オフロード、お任せあれ。
Wild Honey Bar / ワイルドハニー バー
ハンドルバーはSIMWORKS Wild Honey Bar。
510mmとやや幅広をチョイス。ロングツーリング、グラベル向けなランドナーバーです。
ドロップハンドルのフラット部分、いわゆる「上ハンドル」がなめらかに上がっているため、この肩上がり効果により、上体が起きてリラックスした体勢で乗る事ができます。
そして、下が広がっているフレア型のハンドルは、より安定した走りを実現します。
ツーリングバイクだけど、荒れた林道も安定感抜群
コンセプトはツーリングバイクですが、
20×2.0″前後のタイヤを履かせることができるため、太目のタイヤも履かせる事ができます。
リアラックやフロントラック積載を想定している旅バイクだけあって抜群の安定感がオフロードでも本領を発揮。
荒れた舗装路や、旅先の林道サイクリングなんかも想定してタイヤはSCHWALBEのBilly Bonkers 20×2.00″をアッセンブル。
タイヤはサイドタンが良いというご希望も叶えられました。
結局ご自身が気に入ったモノを使うのが一番愛着が湧きますからね。
小径車の困った時の強い味方、
MICRO SHIFT Advent Super Short Cage Clutch Rear Derailleur
コンポーネントはMICRO SHIFT Advent。
正直、小径車のコンポーネント選びって難しい。
なぜかというと、小径車はリアディレーラーと地面との距離が近いため、通常サイズのリアディレーラーだと地面と接触してしまったり、タイヤと近くなりすぎたりします。（実際に私も小径車でケージが長すぎてタイヤとの距離が近くなってしまい断念した経験があります…）
そんな時の強い味方、MICRO SHIFT Advent Super Short Cage Clutch Rear Derailleur。
使えるスプロケットの最大歯数は38tと下がってしまいますが、上記の問題は改善されます。
スプロケットが小さくなってしまうことで一番軽いギヤが減ってしまいますが、小径車は通常のホイールサイズのBIKEよりも漕ぎ出しが軽いので、正直38tあれば十分だと個人的には思います。
あとはフロントのチェーンリングの歯数でギア比を調整しましょう。ギア比さえ気を付ければ普通のホイール径の自転車に負けないくらい走ります。
普段は街乗りで、しっかり走りたくなったらその要望に応えられるパーツアッセンブル。
走るのが楽しみなBIKEですね。
お次は奥様のBIKEを紹介。
奥様はこれまであまり自転車に乗ってきませんでしたが、旦那様と一緒に乗るためにお揃いでNew World Touristを。
素敵ですね～。ご夫婦でおしゃれなBIKE FRIDAYに乗ってツーリング…。そんな生活憧れます。
奥様はあくまで街乗り仕様。
ゆったり街の景色を見ながら走りたい。でも旦那様のスピードに付いていけるようなパーツアッセンブルで組みました。
オン/オフ使えるオールラウンダーハンドル
Getaround Bar
ハンドルバーは、SIMWORKS Getaround Bar。
所謂、オン/オフ使えるハンドルバーとしていつも大活躍してくれます。
幅広で安定感は保ちつつ、絶妙なグリップアングルで坂道や少しスピードを出して走りたいとき、ダンシングした際にもしっかり体重を乗せて走れます。
奥様のこだわりはカラーリング。
ビビットなイエローにシルバーパーツでまとめ、スポーティー過ぎずカジュアルなスタイリングにもハマるBIKEになりました。
見た目の印象＋性能アップ！
SIMWORKS Stainless Outer Cable
アウターケーブルって見える範囲が多いので、車体の印象がガラッと変わるんですよね。
そして色合わせのセンスが出る部分。この合わせが結構難しい。
この車体に奥様が選んだClear Mustardカラーのチョイスが抜群に良いですね。
単体で見ると少し派手かな？と思うようなClear Mustardですが、車体とパーツの全体のバランスにうまく溶け込んでいます。
スパスパと色を決めていく奥様、さすがの決断力とセンスを感じました。
そして見た目だけではないのがこのケーブル。
一般的に鉄製で生産されているアウターケーブルのコイル線をステンレス製に変えています。
サビに強くコーティングを透明色で仕上げているのが特徴。
通常のケーブルよりも柔軟でタッチがスムーズで無駄がなく、ブレーキレバーの引きは軽くなっています。
柔らかめなケーブルはフォールディングバイクを畳む際に取り回ししやすいのも良いポイントですね。
フレームをオーダーしてから約3ヶ月くらいでしょうか。
ご夫婦で一緒に悩みながら自転車のパーツを決める時間は私自身もとても楽しませてもらいましたが、本当の楽しみはこれから。
日常的に乗るだけでも十分楽しいと思いますが、是非ご旅行先に持って行って乗って欲しいですね～。
このBIKEと共にお二人で色んな場所に行き、思い出をたくさん作っていただけると組ませてもらえたら私も嬉しいです！
