Honjoといえば、世界で最も美しいフェンダー(泥除け)を製作しているメーカーですが、実はSIMWORKSと共同でフェンダー以外のあるアイテムを製作しています。
それが、SIMWORKS Turtle Bellです。

長らく完売していましたが、Circles名古屋、東京共に再入荷してきました。
SIMWORKS Turtle Bell
素材:真鍮
スタイル:引き打ち式
取付け対応パイプ径:22.2 & 23.8 mm
価格:10,780円(税込)
黄金色の錦鯉を思わせる雅な亀甲スタイルのベル。素材は真鍮。
先日、Circles Tokyo 1th Anniversary Eventにて本所工研様にご協力いただき、Honjo Factory Tourを行ったのですが、特別にこのSIMWORKS Turtle Bellの製作体験をさせていただきましたので、レポートしていきたいと思います。

SIMWORKSオリジナルの亀甲型を用いて、1点ずつすべて手作業にて製造されます。
通常泥除けの用いる亀甲型とは異なっており、シムワークスオリジナル専用の打刻型を用いるために、このBellは泥除けの亀甲模様の数倍の製造時間がかかるそう。
この亀甲スタイルの製造作業は門外不出のため見る事は出来ませんでしたが、組み立て作業を体験させていただくことに。


トレーに用意されたパーツはあまり多くなかったので、正直簡単にできると思っていました。参加した皆様もそう思ったはず。
本所工研の荒井さんのとても分かりやすい指導のもと組み立てていくのですが、これが結構難しい…。





決して複雑な構造ではないのですが、少し工夫が必要で正直苦戦しました。(指導してもらわなかったら組み立てられなかったと思います。)

荒井さんのサポートもあり、無事に参加した皆様全員のBellが完成。
最初から最後の仕上げ作業まで人の手で製作しているという事を身をもって体感しました。
それにしても美しいですね…。ずっと見ていられます。
この新品の美しい状態も魅力的なのですが、経年変化を楽しめる事もこのBellの魅力。

長年Honjo工場に飾られているBellは酸化が進み、くすんだ色味に。
傷や汚れ、使い込んで変化していった先に美しさがあるものが私は好きです。ここから旅立つBellも使う人や環境が違えば全く別の表情を見せてくれるでしょう。
愛着というか、一緒に時を刻んでいけるような気がしてそういうモノに自然と惹かれてしまいます。
そして製作されたBellには全てシリアルナンバーが刻印されています。


間もなく1000を超えるとのこと…。それだけたくさんの方に向けて製作されているんですね。
その1000個は紛れもなく、本所工研の皆様が手を動かし1点1点丁寧に製作してきたもの。

早速自分の自転車に取り付けています。ここからどう美しく変化していくのか、楽しみですね。
お店でBellを見つけた方は一度音を鳴らしてみてください。
真鍮製のベルが奏でる豊かなサウンドをお楽しみいただき、安全な自転車ライフの相棒に是非。