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【知る人ぞ知る名品…!?】MIDDLEBURN

「自転車の顔」とも言える存在、クランク。

乗り味や見た目の印象だけでなく、耐久性やメンテナンス性にまで関わる、まさに車体の“顔”とも言える存在です。

そんなクランクをせっかくなら、スタイルや用途に合わせて、より質の高いものを選びたい。

でも、PAUL COMPONENTやWHITE INDUSTRIESといったトップブランドは、その完成度の高さゆえに価格も相応。憧れはするものの、なかなか手が出しづらいという方も多いのではないでしょうか。

そんな方にこそおすすめしたいのが、クランクブランド「MIDDLEBURN」です!!

最近はカーボン製やスチール製のクランクも数多く登場していますが、アルミ素材ならではの軽量性と耐久性、そして時代に左右されない普遍的なデザインを兼ね備えたMIDDLEBURNは、真に信頼できる道具として選ばれ続けています。

MIDDLEBURNとは?

イギリス生まれのクランクブランド「MIDDLEBURN」。
特筆すべきは、MIDDLEBURNが一貫してこだわり続けている精密な“CNC加工”による高い剛性と耐久性。

パーツ単体の美しさだけでなく、ライダーのパワーを余すことなく駆動系へ伝える設計がなされており、ダイレクトで芯のあるペダリングが得られます。

さらに、航空宇宙産業でも使用される「A7075」というアルミニウム合金を採用しており、軽量でありながら鉄素材に匹敵する強度を実現しています。

この素材選びと加工技術の高さこそが、MIDDLEBURNのクランクがタフさと軽さを両立できる理由です。

また、各部のパーツは分解・交換が可能な構造となっており、摩耗や破損が発生しても部分的なメンテナンスやリペアが可能です。
これは大量生産品にはない魅力であり、「長く使い続けられる道具」としてMIDDLEBURNが信頼される理由のひとつです。

そして何より、無駄をそぎ落としたシンプルで機能美にあふれるデザインは、あらゆるフレームとの相性も良く、クラシックなバイクから最新のバイクまで、幅広いスタイルにフィットします。

単なる消耗品ではなく、「長く付き合いたくなるパーツ」
それがMIDDLEBURNというブランドの真骨頂です。

RO1 Square Taper Crank / RO1 SQ Double Road Spider

MIDDLEBURN R01 Square Taper Crank

Color:Silver、Black
Length:165mm、170mm
対応BB:スクエアテーパー(JIS)
付属品:ロックリング(MIDDLEBURN専用)
価格:33,000円(税込)
※スパイダーは別売り。

RO1 SQ Double Road Spider

Color:Silver、Black
BCD:110 mm
チェーンライン:約43.5 mm(BB軸長107 mm), 約49mm(BB軸長118 mm)
価格:16,500円(税込)

近年主流となっているダイレクトマウント方式は、パワー伝達ロスが少なく、ペダリング時のたわみも抑えられるというメリットがあります。

ただし、専用品となるためチェーンリング交換の自由度が低く、コストも高くなりがちという側面も否めません。

一方、MIDDLEBURNは、スパイダーアーム+チェーンリングを5ボルトで固定する構造を採用しています。
この設計により、使用できるチェーンリングの選択肢が豊富で、歯数変更やドライブトレインのアップデートも柔軟に対応可能。
細かいパーツ単位での交換やメンテナンスがしやすく、長く付き合える道具としての魅力が際立っています。

もちろん、ダイレクトマウントの見た目のスマートさや剛性の高さには確かな良さがあります。
ですが、将来的なカスタムやリペアのしやすさ、パーツ交換の自由度といった視点で考えるなら、MIDDLEBURNのような構造はむしろ大きなアドバンテージとなります。

なお、今回ご紹介しているRO1 Square Taper Crankには、クランクボルトは付属しませんので、別途ご用意いただく必要があります。


MEDIUM Alloy Cup Crank Bolts Set

Color:Blue、Green、Gold、Red、Black、Silver
価格:4,400円(税込)

そこでおすすめしたいのが、MEDIUM の Alloy Cup Crank Bolts Set 。無骨な印象のクランクに、差し色としてプラスすれば、グッと雰囲気が引き立ちます!

このクランクボルトを使用すれば、特別な工具を用意しなくても、8mmの六角レンチで簡単に着脱が可能になります。

クランクとスパイダーアームの取り付け方

クランクを自転車に取り付ける方法については、ネットを探せばいくらでも情報が見つかりやすいと思いますので、今回は、そのあたりの一般的な説明は省略して、RO1 Square Taper CrankRO1 SQ Double Road Spiderの取り付けにフォーカスしてご紹介します。


まず、使う工具はこちら。

  • モンキーレンチ
  • ボトムブラケット工具

ボトムブラケット工具とありますが、こちらはロックリングを締めるために今回使います。このロックリングの嵌合形状は、シマノ旧タイプのXTRやTruvativ製のISISドライブなどのボトムブラケット、そしてシマノ旧タイプのXTR/XT/LX/STX-RCのスパイダーアーム用ロックリングと同じ嵌合形状をしています。

サークルズのPITでは、SHIMANOの「TL-UN95」を使っていますが、現在は廃盤となっていますが、参考までに、有名どころだと、HOZANの「BBT-18」というモデルもご使用いただけます。

まず、クランク本体とスパイダーを組み合わせます。

この時、スパイダーの表側の溝にクランク本体が合わさっているようにしてください。

その次に、クランクに付属しているロックリング(MIDDLEBURN専用)をとりあえず手で回るところまではめ込んで、その後に工具を使って増し締めします。

取り付け自体はシンプルですが、クランクは脚からの力をそのままバイクに伝える大事なパーツです。
だからこそ、パーツ同士がしっかり噛み合っていて、ロックリングがきちんと増し締めされていることがとても重要です。

長く付き合える「相棒」を選ぼう。

走り出しの一踏みから、ライドの質は大きく変わる。
そんな大事な“接点”を担うのが、クランクです。

MIDDLEBURNのRO1クランクは、その接点をより確かで豊かなものにしてくれる道具。
圧倒的な精度と剛性、信頼できる構造、そして美しい佇まい。
単なるスペックの高さだけでなく、「長く使い続けたくなる理由」が、細部にまで込められています。

見た目やブランドの名前だけでは語れない、“使い手の目線”に立ったリアルな魅力。
そして、アップデートやリペアを繰り返しながら、自分のスタイルに合わせて育てていける自由度。
こうした「付き合い方」そのものが、MIDDLEBURNの真価なのだと思います。

一度組んだら終わり、ではなく、何度でも手をかけたくなる。
そんな“道具としての美学”に触れてみたい方に、ぜひ使っていただきたいクランクです。

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だーちゃん
上田莉歩

くるくるパーマは天然もの。 お酒を飲むスピードと自転車を漕ぐスピードはそこそこ早いかも...!?
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