こんにちは!CirclesTokyoのじょんです。
気がつけば、もう9月。
今年の夏は本当にあっという間でした。
7月は初めての【OMM BIKE】、8月は【EZO】への出店、そして【Circles Tokyo TRANKSHOW】の開催。



イベント尽くしの夏を全力で駆け抜け、やなっくさんと10日間ほぼ毎日を共にした北海道も、今では楽しい思い出です。(名古屋‐北海道と約1000kmの長旅本当にお疲れ様でした。)
そんな濃密な夏が終わり、ふと訪れたのは、“学生時代の中だるみ”のような感覚。 少し気が抜けるような…でもそれもまた、季節の変わり目ならではの空気かもしれません。
泥だらけのバイクと向き合う時間
OMMや北海道の林道・山道を走り抜けたあとの愛車は、もうドロドロ。(これはまだましな方ですが。。。)




フレームも駆動系も、泥や汚れがびっしり。走っているときにも「漕ぎ出しが重いな」と感じていましたが、その原因がこれではないかと思います。
これは一度しっかり洗浄してあげなければダメだなと。 ようやく腰を据えて、久々のメンテナンスタイムに突入です。
「メンテナンス」と「オーバーホール」の違い ここで少し基本をおさらい。
・メンテナンス:日常的に行う点検や部分的な清掃・注油など。ライド前後や、気になったときにこまめに行うのが理想的。
・オーバーホール:普段は触らないパーツまで分解し、洗浄・グリスアップを行う本格的な整備。年に1回〜数年に1回の頻度が一般的です。
今回は、日常のメンテナンスでは手が届かない部分にも手を入れ、軽めのオーバーホールも実施しました。
作業内容
- BB(ボトムブラケット)の取り外し・点検・再グリスアップ,
- ドライブトレイン(リアディレーラー・スプロケットなど)の洗浄,
- フレーム全体の洗浄とクリーニング
特にBBまわりは、取り付けてから一度も外していなかったので(BBを外すことはそう頻繁にはありませんが。)、グリスが切れ、汚れもたっぷり。



外観からも黒ずみや泥がはっきりと確認できました。
しかし…! 元通り、新品同様の状態に!



ブラシでゴシゴシ丁寧に洗浄していくと、 黒ずんでいた金属の地肌が顔を出し、まるで新品のような輝きに!
「物を大切に、長く使う」というChris Kingの哲学そのもの。
どれだけ泥だらけになっても、しっかり整備すれば性能は蘇ります。


他にもスプロケの洗浄や、金属部品の摩耗・固着防止、そして水やホコリなどの異物の侵入を防ぐためたっぷりとグリスを塗ってあげる工程を行います。
こうした細かな工程が、次のライドの“気持ちよさ”につながっていきます。





今回、僕が行った作業は ハーフオーバーホール を実施。
これは、長期間の使用により摩耗・劣化しやすい部分を重点的に点検・整備するプランです。具体的には、ドライブトレイン(フロントチェーンリング・クランク、リアスプロケット、チェーン、フロントディレイラー、リアディレイラー)の分解洗浄。
もちろんフルオーバーホール のプランもご用意しています。
ハーフオーバーホールの内容に加えて、フレーム洗浄、ホイールの振れ取り、ハブのオーバーホールなど、自転車全体にわたる作業を行います。
しばらく乗っていなかった自転車を再び走れる状態にしたい場合や、長期間メンテナンスを行っておらず、各部に不調が見られる場合には、フルオーバーホールがおすすめです!
楽しさとは?
オーバーホールの楽しさのひとつは、自分がどれだけ乗ってきたかが“形”として見えてくることです。
たとえば、スプロケットの赤丸で示した部分を見てもらうと、5〜9段目が削れているのが分かると思います。

これは、普段自分がよく使っているギアがこの範囲だという証拠。 この部分がひどく削れてしまうと、歯飛びと言って強く踏み込んだ時に勝手にギアが変わってしまうこともあります。この場合ワイヤーの伸びではなくギアやチェーンの摩耗が原因で、バイク本来のパフォーマンスを発揮できなくなるトラブルにつながります。
オーバーホールでは隅々までチェックし、パーツの消耗具合や不具合がないかなども確認させていただきます。 「まだ使えるよな…」という思い込みが、事故やケガに直結してしまうこともあるので、今後も安心して乗っていただけるよう、しっかりサポートいたします。
お気軽にご相談ください!
9月末までオーバーホールキャンペーン!(Circles Tokyoのみ)
Circles Tokyoでは9月末までオーバーホールキャンペーンを開催。
イベントやレースへの受付画面など参加が分かるものを見せていただくだけで「オーバーホール工賃を10%OFF」にて対応いたします。
もちろんグラベル系のイベントに限らず自転車で参加するイベントであれば全て対象です!また参加前のメンテナンスとしてもご活用ください!
定期的なケアで、愛車との対話を。 イベントや遠征、ロングライドが続いたあとは、愛車を“リセット”する時間を取るのがおすすめです。
バイクと向き合う時間は、自分自身のリフレッシュにもなります。 夏の終わりに、バイクをもう一度輝かせよう 泥だらけの夏の思い出が詰まったバイクを、新品同様に戻していく作業。 それは単なる整備ではなく、 「これからも一緒に走ろう」 とバイクに伝える、対話の時間なのかもしれません。
さあ、新しい季節に向けて。 次の冒険も、最高のコンディションで迎えましょう!
じょん