ジェフの自宅訪問のあと、ANGRY CATFISHに向かった。

ANGRY CATFISHもジェフの自宅からごく近所。その事実が、それだけでバイクカルチャーの厚さを感じる。

ロードサイドの大箱。外装めちゃくちゃかっこいい。

ANGRY CATFISH(以下ACF)はミネアポリスの名店である。
仮に「アメリカンバイシクルカルチャー検定」という試験があったらテストに出てきます。

そして、名店には名店主がいる。

Josh / ジョシュ。ACFのオーナーにしてWILDE BIKESのCo-Founder(共同創業者)。
近所のコーヒーショップ Northern Coffeeworks、フライショップMendも経営する、ミネアポリスのコミュニティを支える重要人物だ。



ACFはコミューターからグラベル、MTB、アパレル、そしてパックラフトまで幅広い品揃え。
そして驚くべきはワークショップスペース

バリバリ広い。

お客さんから預かってる納車待ちもすごい量。

店内で洗車できるってすごい

もちろん主力はWILDE BIKES

すごいラインナップ。でも店頭車体だけじゃなく、WILDEはスタッフバイクとカスタムバイクもあるので、20台以上はみられる車体があった。気合いが違う。

こんな質の高いお店だから、当然お客さんもジェントルな人が多かった。平日にお邪魔したけれど、ひっきりなしにお客さんが入ってくる。

アメリカはデカいから、オンラインストアもすごいけど、アメリカ人は、同時にローカルで消費することをめちゃくちゃ大事にしている。
そういうことにCirclesは影響を受けてもいる。

やっぱり自転車は地元で買った方がいい。自転車って乗り物だから、買ってからメンテナンスがいるもの。色々面倒見てくれる人たちから買うことで関係性も作りやすいし、後々なにかと助け合える関係性になれる。(お金を払うって、お店の人とコミュニケーションを取るための一番簡単な方法なんですよね。)

Circlesも実は卸部門があって、各地域の取扱店さんにWILDE BIKESを供給しているのもその理由。
欲しい人が住んでる場所で買えるのがいいと思うし、ジェフも同じことを言っていた。
オンラインストアは否定しないけど、オウンリスクを取れる知識とスキルがあれば利用するのはいいことだと思う。
Hey Jarrod!
かっこいいのは店だけじゃない。スタッフもスタッフバイクもかっこいい。

スタッフのJarrod / ジャロッド。ちょっと前はペンシルベニア州 ジョンズタウンでHope Cycleyって自転車屋をやっていたんだけど、いまはミネアポリスに住んでる。
Camp And Go Slowを始めた人ってことでも有名かな。

釣りも好きだし、カメラも好きだし、もちろん自転車も大好きってことですぐ仲良しに。
てか、スタッフ全員がフレンドリー。
AFCは、ほんとにすごいお店だった。

And Their Community…
ジェフが「ライドイベント企画したから夕方にミネアポリスを走ろう。サンセットを見に行こうぜ」と言ってくれたので、夕方からライドいくことに。
突然だし、平日だし、どのくらい集まるんだろ?

と思ったら30人くらい集まった・・・!
ミネアポリスはマジでフレンドリーで懐が深い。

店から公園を抜けて北側に位置するダウンタウンへ。

そして川まで来たら見えるもの。

ALL-CITYのエンド意匠のモチーフになった橋だ!

若干のアップダウンをゆるゆる乗って。夕暮れはもうすぐだ。
そしてゴールデンアワーに目的地に到着。

スナックとピザとドリンクでハングアウト。

集まったバイクも壮観。ほとんどWILDEとALL-CITYだったんじゃないかな?
くだらない話しながらミネアポリスの夕焼けをみるのはいい体験だった。

日没が遅いっていうのもあるけど、「仕事終わりにライドイベント🍺」という習慣があるのが本当にすごいし、これをどうやって日本的に解釈するべきか?など考えてみたり。

でもシンプルに、ここでは自転車のある生活を楽しんでいる人たちが多い。だからシンプルにその楽しさを伝えていければいいなって思うのだ。
今回も自転車そのものを紹介するっていうより、そこにまつわるカルチャーを紹介してきました。次回からはACFのバイクチェックだったり、ジェフのバイクチェックだったりをしていきたいと思います。








