こんにちは、秋の気配を感じてきて嬉しい澁谷です。
秋の曲を聴いて、気持ちから秋を迎えています。
突然ですが、グリップは普段どこのブランドのものを使用していますか?
私の最近のお気に入りは「YOSHIDA MOLDING Champ Grip」です。

YOSHIDA MOLDING Champ Grip
Champ Grip / チャンプグリップ を手がける吉田モールディングの主な事業内容は、カラーコーンやペットボトルの蓋などを製造するプラスチック樹脂製造業です。
では、なぜ自転車用グリップを製造および販売しているのか?
それは、代表の吉田さんが元競輪選手という経歴に由来しています。
競輪選手の握り方や好みに合わせるように1mm~4mmの厚さをラインナップ。カラーバリエーションも選びきれないほどに豊富です。

またグリップの素材はゴムよりも耐久性に優れた「エラストマー」という樹脂から作られています。
「エラストマー」を別製品のために取り扱ったところ、「この樹脂でグリップを作ってみてはどうか」と思いついたとのこと。発想の転換により生まれたグリップなのです。

実際触ってみてもらうと分かるのですが、絶妙にサラサラしていて気持ちいいのです。
またその薄さ故、自分好みの長さにカットしやすく、私自身も2cmほどカットして使用しています。

競輪の経験から生み出されたグリップ、という点だけでもロマンに溢れるし、机上の空論ではない、経験に基づいた物作りは説得力に満ちています。
YOSHIDA MOLDING Champ Grip
TypeS(1mm), TypeAS(1.5mm), TypeA(2mm), TypeB(3mm), TypeC(4mm)
価格:1.100円〜1,760円(税込)
MADE IN 埼玉のグリップ

なぜ Champ Grip を選んだのか?
もちろんトラックバイクカルチャーが好きという面もありますが、それよりも大きな理由としては自分の地元(埼玉)の企業だから。地元ってなんだか気持ちが落ち着きますよね。
上京や転勤などというものは何かしらの「目的」があって、その場所に住んでいると思います。ですが、地元というものは「自分が初めからそこに居た」ということから、特に目的など無くても、その場所に居て良いというような空気あると思います。だからこそ「地元は落ち着く」のではないでしょうか。
また、見知らぬ土地で同郷の人と会うとなぜだかホッとするといった経験はあるのではないでしょうか?それと同じ感覚を私は同郷のChamp Gripに感じました。
皆さんの地元にも、もしかしたら自転車部品を作っている企業があるかもしれません。1個でも地元企業のパーツを入れてみると、「ふるさとの安心感」を得ることができると思います。
それではまた。