こんにちは、サークルズウェブショップ・写真担当のエリです。

先日、サークルズガールズライドvol.1を無事開催することができました〜!往復10kmくらいをのんびり走って、エンターテイメント系喫茶店に行って今週1週間分の甘いものを摂取し、花屋に寄ってのんびり帰るというなんとも平和なライドでした。報告ブログが楽しみですね!

さて、その喫茶店でUちゃんがホットケーキパフェなるものを頬張りながら呟きました。「スポーツバイク、初めて乗る時結構怖かったんですよね。」
何が怖かったの?と聞くと、ブレーキをかけて、止まって下りる、という動作だと言います。ママチャリで20年近く慣れ親しんだ乗り方と全然違ううえ、見た目も明らかに足が付かなそうで、自分には乗れないものだと思っていたし、乗り降りも難しそうだと思っていたそうです。
確かに、前三角の大きい自転車って、たとえサイズが合っていても、ママチャリに慣れ親しんできたガールズたちにとっては「自分には乗れないもの」と見えてしまうのかもしれません。形の見た目の重要性を再確認するとともに、そういえば私もステップスルーの見た目が可愛くて衝動を抑えきれず、アメリカから買ってきたことを思い出しました。

私もしっかり「かわいい!乗りやすそう!」でものを選べる乙女心(すみません)を忘れていなかったので、Uちゃんの気持ち、なんかわかる〜っと頷きました。
ステップスルーの原点
元々ステップスルーのフレームは、女性用自転車として開発されました。当時の女性はスカートやドレスを着用していたため、普通のダイヤモンドフレームではまたぐのが困難でした。そこでトップチューブを低くした、または斜めにした「ステップスルーフレーム」が考案されました。

ダイヤモンドフレームからステップスルーフレームへの変化は、単に形の問題だけでなく、女性の行動や思想にも大きな影響を与えたと考えられます。従来の「女性=家の中にいて家庭を守る」という構造から、自分で行き、自分で帰る、自分の足で外へ出かけ、行った先で働く——そんな行動を促す画期的なリモデルだったと言えるでしょう。
さらに時代は進み、マウンテンバイク全盛期の1980年を過ぎた頃、カリフォルニア人は考えました。「もっと幅広い層にマウンテンバイクを楽しんでもらうにはどうしたらいいか?」と。そして、あるアイデアに行き着きます。「女性も乗れるようにすれば、マウンテンバイク好きの彼氏や夫と一緒に楽しんでくれるはず!」
こうして、強度を保ちながらスタンドオーバーハイトを抑え、女性でも安心して乗れるマウンテンバイクが生まれていったのです。

現代に立ち返ると、ステップスルーの自転車はコックピット系パーツの選定によって、乗り降りのしやすさを保ちつつ、乗り味を変えることができるのが魅力です。たとえば、最初はママチャリのようなリラックスポジションで乗り始め、慣れてきたら少し前傾姿勢になるパーツに変えて、よりスポーティに楽しむことも可能です。

まさにVELO ORANGEのPolyvalent Low Kickerは、その思いを具現化するのに適したフレームです。フェンダーやカゴを装備するためのアイレットも多数備わっているので、毎日の使用にも困りません。Sサイズで身長155〜165cmの方に対応できるため、小柄な女性から平均的な身長の方まで、股下の長さを気にしすぎずパーツ選びで調整できる懐の深さも、このフレームの大きな魅力です。

BBドロップ、スタントオーバー、チェーンステーの等のジオメトリは、荷物積んでグラベルも走れる安定感と、きびっとした走りのバランスの取れたちょうどいい設定。荷物を乗せて走ること、乗り降りがしやすい自転車をお探しの方にはぴったりです。

VELO ORANGE / Polyvalent Low Kickerのジオメトリー表
というわけで、VELO ORANGE Polyvalent Low KickerのMetallic Glacierカラーが入荷しました。

VELO ORANGE Polyvalent Low Kicker
サイズ:Small
価格:165,000円(税込)
サークルズで取り扱いのあるステップスルースタイルのKONA Coco, BASSI Rachel, CRUST BIKES Evasion StepThrough は小さいサイズは全種売り切れなところからも、自転車に乗りたいガールズたちの意欲をひしひしと感じます。
乗れそう!乗ってみたい!という気持ちを大切に、一歩踏みだすガールズたちを応援できるサークルズでいたいと思います。








また、幅広い人が自転車を楽しめることを最大の目的としてプロダクトを作り続けているVELO ORANGEのパーツ、ハンドルなどがフレームと一緒に入荷していますので、ぜひ一緒にご覧になってください。
