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【NEW】RAL Cycling Wool Jersey

皆さん、こんにちは。
Circles Tokyoのじょんです。

気が付いたら10月半ばもすぎ、ちょっとずつ寒さを感じ始めてきた今日この頃。
と同時に、長袖がとても恋しくなってきました。

秋の立ち上がりにはCHAMPION Reverse Weave ’25FWがリリースされはやくも東京でも人気が立ちませんが、RALからもドキドキさせられる商品のリリースです。

今回は紹介したいアイテムがあるので少しお付き合いください。

本題に入る前に少しだけ雑談を挟ませてください。

自転車ジャージは、かつてすべてウール製でした。

ウールジャージは、濡れると重くなり着心地も損なわれるので、決していつも快適というわけではありません。

それでもウールには、他の素材にはない魅力があります。
化学繊維がなかった時代、汗をかいても蒸れにくく、乾きやすい軽量な素材はウールしかなかったのです。
コットンは肌着の定番ですが、汗を吸うと濡れて重くなり、乾くのにも時間がかかるため、自転車に適しているとは言えません。

その点、ウールは汗を吸収しても肌に貼り付きにくく、自然に乾いて快適さを保ってくれる。しかもニット素材にすることで伸縮性を持たせられるため、サイクリングユニフォームとして理想的でした。
長い年月、多くの選手がこのジャージを身にまとい、レースや練習を走り抜けてきたのです。

(たばこ吹かしながら走ってるの最高にカッコイイ…)

風を切って走るサイクリストたちの姿には、どこか温もりとクラシックな趣がありました。

最近、古着屋さんを覗くと、そんな時代のサイクルウェアがずらりと並んでいるのを見かけます。柔らかなウールの手触りに、当時の情景がふっとよみがえります。

RAL Cycling Wool Jersey
Size:M / L
Color:Green / Camel
価格:23,100円(税込)

そして、今回リリースのRAL Cycling Wool Jersey
まるで過去と現在をタイムスリップしてつないでくれるようで、心が高鳴るんです。
懐かしさの中に新しさがある——そんなワクワクが詰まっています。

今回は、グリーンとブラウンの2色展開。
どちらもレトロな配色が魅力的で、いまだにどちらの色を選ぶか迷ってしまいます。

メイン生地にはメリノウールを使用。

ウールといえば「チクチクする」「重たい」といった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は僕もウール素材が少し苦手で、正直これまでほとんど着ることがありませんでした。
ですが、メリノウールの特徴でもある“チクチクしない柔らかさ”と“なめらかな肌触り”のおかげで、その苦手意識をすっかり克服できました。
これなら、サイクリングも気持ちよく出来そうですね!

メリノウールは、サイクリングのように発汗の多いシーンにもぴったり。
繊維の内部に空気をためこむ構造により、寒いときは暖かく、暑いときは涼しいという優れた温度調整機能を発揮します。
さらに、吸湿性・放湿性にも優れており、汗や湿気をすばやく吸収して外へ放出。
肌がベタつきにくく、常にドライで快適な着心地が続きます。

そして、天然繊維でありながら、合成繊維にも負けない軽さと伸縮性を持つのもメリノの魅力。
自転車との相性は抜群です。

「サイクリングウェアの3ポケット仕様」は、ロードジャージならではの象徴的なディテール。


補給食や携帯ツール、スマホなんかを入れておくのにちょうどいいサイズ感です。
昔ながらのスタイルをそのまま受け継いでいて、クラシック好きにはたまらないディテールに。


レースだけでなく、日常にも寄り添える一着を。
そして、昔からの“想い”を受け継ぎながら、かつてのタイトなシルエットを、現代らしくゆったりとした形に仕上げてます。
少し欲張りすぎましたかね。

ジップを閉めずにカーディガンの様にサラッと羽織って着ていただくのもおすすめです。

このサイクルジャージが新しいジャンルなのか、それとも原点への回帰なのかは、まだわかりません。
けれど、ひとつだけ確信しています。
これを羽織れば、時間を超えて走り出せる。
その感覚を、きっとあなたにも感じていただけるはずです。

john
ジョ ン

ジョンです。顔は濃いですが純日本人です。 ひたすら遠くに走ったり、道中坂があるスポットを見ると登ってしまう癖があります。 主にピストバイクをメインで乗ってます。
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