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【SKLAR BIKES Super Something】Circles Tailored Complete Bike

SKLAR BIKES Super Something × Sklarbon Fiber Carbon Gravel Fork

自転車というものは、不思議な乗り物だと思うことがある。

速く走ろうと思えばどこまでも速くできるし、快適さを求めればもっと楽にもできる。
軽さも、剛性も、積載性も、今はかなり高いレベルで成立できてしまう時代です。

しかし、スペックだけでは測ることのできない”気持ち良さ”のようなものがやはりあるように感じる。

その曖昧な部分をどう解釈するか。
そこに、その乗り手の考え方、好みが表れるのだと思います。

今回、Circles Tailoredで組み上げたこの一台も、まさにそんな車体になったのではないかと思います。

SKLAR BIKES Super Something

アメリカ・カリフォルニア州のビルダー、Adam Sklarが作るSKLAR BIKES

彼のバイクには、どこか独特の空気があります。

速さだけを求めているわけではない。 でも、決して鈍いわけではない。

「しっかりと、どこまでも行ける遊び道具」そんな感じでしょうか。

Super Somethingもまた、グラベルバイクという言葉だけでは少し説明しきれないバイクだと思っています。

舗装路を気持ちよく流しながら、気になったダートへそのまま入っていける。

荷物を積んでもいいし、逆に何も持たずにふらっと出かけるライドにもフィットする。

乗る人によって、かなり表情が変わる車体です。

Sklarbon Fiber Carbon Gravel Forkをインストール

今回、この車体で一番大きなポイントになっているのは、純正スチールフォークから、先日発売が開始されたSuper Something専用設計のSklarbon Fiber Carbon Gravel Forkへ変更しているところ。

正直に言うと、Super Somethingの純正スチールフォークはかなり完成度が高い。

強くてしなやかな、スチールの醍醐味がちゃんとあるもの。

特に荷物を積んだ時や、荒れた路面を淡々と走る感じは、本当に気持ちが良い。

なので、最初は「本当にカーボンに変える必要があるのか?」という感覚も少しありました。

ただ、実際に組み上げてみると、このSklarbon Fiber Carbon Gravel Forkは単純に”速さ”を求めたものでは無いことがわかる。

もちろん軽いしハンドリングも軽快になります。

でもそれ以上に感じるのは、これまでよりも軽やかに、自然と前へ進んでいくような感覚。それは、巡航時の伸びだったり、 加速の軽さだったり、 細かな振動の抜け具合であったり。

そういった部分が上手くまとめられている。

それでいて、いわゆるガチガチのレーシーな感じにはならない。

SKLARらしいバランスだと思いました。

そしてあらゆるシーンに対応するようにアイレットが備えられています。

ラックやKING CAGE Manything Cageのようなカーゴケージが取り付けられるのはもちろん、フェンダーが取り付けられるように専用のアイレットも備えられています。

ヘッド周りも含めて、ちゃんとSKLARで

フォークに合わせて、ヘッドセットもSKLAR BIKES Sklar Headsetを。

ヘッドセットは、機能性が求められるパーツでもありながら、かなりそのバイクの“雰囲気”に影響する部分です。

フレーム、フォーク、ヘッドセット。

これらがまとまると、自転車全体の空気感が自然と整います。

逆にここがまとまらないと、どこかチグハグな雰囲気に。

細かい部分ですが、大事にしたかったポイントです。

GRX RX820という安心感

コンポーネントはSHIMANO GRX RX820を。

今回のアッセンブルでは、変速はメカニカル、ブレーキは油圧という構成を選びました。

最近は電動もかなり多くなってきましたが、メカニカルならではの良さがやはりあると思うのです。

グッとレバーを押し込みながらワイヤーを引く感覚であったり、調整やメンテナンスのしやすさだったり。このような“長く付き合っていくバイク”とはとても相性が良い。

一方で、ブレーキは油圧。

オフロードや長距離、雨天も含めて考えると、やはり油圧ディスクブレーキの安定感はかなり大きいです。

軽い力でしっかり止まれる安心感は、一度慣れると戻れない部分でもあります。

クラシックなものに寄りすぎず、最新機材だけにも振り切らない。

そのバランス感がとても良い具合の構成になっていると思います。

コクピットにはTHOMSON製品を

コクピット周りには、 THOMSONG2 StemElite Seatpost を。

THOMSONは、アメリカ・ジョージア州で創業した精密切削メーカー。

もともとは航空宇宙産業や軍事産業向けの高精度パーツ製造を背景に持っていて、その加工技術を自転車パーツへ落とし込んだブランドです。

だからこそTHOMSONの製品には、独特の“工業製品感”があります。

過度な装飾ではなく、削り出しそのものの美しさで成立している感じ。

今回使用したG2 Stemも、THOMSONの中では比較的新しいモデル。

従来のTHOMSONらしい精度感を持ちながら、現代のロードバイクやグラベルバイクに合わせて、より自然なハンドリングはもちろん剛性が飛躍的にアップデートされています。

SUPER SOMETHINGのような、“遊べるけどちゃんと走る”バイクにはかなり相性が良いステムだと思いました。

SIMWORKS Wonderer Barを

ハンドルはSIMWORKS Wonderer Barを。

サイズによって長く欠品が続いていたハンドルでしたが、良いタイミングで再入荷してくれました。

リーチは短くドロップは浅い。そしてグリップは長めの設定に。
コクピットをコンパクトにすることで、状況に合せたポジションへと素早く移行できるため、オンロードの巡航もしやすいし、ダートに入った時もちゃんと安定できる。とても完成度が高いハンドルだと思います。

軽さと耐久性を考慮したアッセンブルのホイール

ハブはWHITE INDUSTRIES CLD Hub、リムにはASTRAL CYCLING Outback Rimを。スポークにはSIMWORKS Peregrine Spoke – 14 Straight Gaugeを。

これは”軽さを求めつつも、しっかりと使い続ける”そのバランスをかなり意識しています。

WHITE INDUSTRIES特有の回転感や音も、この手のバイクにはよく似合うもの。

また、Peregrinは黒色のパーツで統一されたこのバイクにおいて、控えめでありながら良いアクセントになっています。

また、タイヤにはCONTINENTAL TerraAdventure 700c x 50mmを。サドルにはWTB Gravelier Cromoly
を装着しています。

SKLAR BIKES Super Something
Circles Tailored Complete Bike

FrameSKLAR BIKES Super Something Frame Set
ForkSKLAR BIKES Sklarbon Fiber Carbon Gravel Fork
HeadsetSKLAR BIKES Sklar Headset
HandlebarSIMWORKS Wonderer Bar
StemTHOMSON G2 Stem
BartapeBTP Faux Leather Bartape – Punching / Dark Grey
SaddleWTB Gravelier Cromoly
SeatpostTHOMSON Elite Seatpost
Front HubWHITE INDUSTRIES CLD Hub Front
Rear HubWHITE INDUSTRIES CLD Hub Rear
RimASTRAL CYCLING Outback Rim
SpokeSIMWORKS Peregrine Spoke – 14 Straight Gauge
TireCONTINENTAL TerraAdventure Trail Grip 700c x 50mm
ComponentSHIMANO GRX RX-820

 

このバイクは、レース専用でもないし、ツーリング専用でもない。ましてや街乗りだけに限ってしまうものでもない。

だからこそ面白いんだと思います。

通勤で乗って、そのまま遠回りして帰って、気づいたら河川敷のダートで遊んでしまっている。そんな使い方が自然に似合う。

そして休日には日常を抜け出し冒険へも連れ出してくれる、そんな1台となっています。

ぜひ店頭で実際に見て、触ってみてください。

そして、既にSuperSomethingに乗っている方々にもこのSklarbon Fiber Forkがインストールされた佇まいをご覧頂きたいと思います。

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柳瀬公識

サークルズ歴と自転車歴はだいたい同じ。 通勤をメインに自転車を利用するようになり、それまで車や公共交通機関を利用して足を運んでいたいろんな場所へ自転車で赴くように。 それからメッセンジャーなども経験しつつ、今ではロードバイク・マウンテンバイクと様々なアクティビティを楽しんでいる。
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