名古屋の民には、FDAで飛行機輪行できるという特権がある

アリバ恵太です。先日、自転車を持って九州に行ってきました。とにかく良かったので、その写真を織り交ぜつつ飛行機輪行の実状についてレポートしてみます。

どんどん輪行してみよう

自転車は自分たちの日常生活圏内を行動するのに必要不可欠な道具です。
そしてまた、その日常を抜け出すのに最高のアイテムだと言うことも知っています。

非日常を楽しむために僕らがしばしば利用するのは「輪行」です。
輪行は少し面倒に思いがちですが、この便利さと楽しさを知ってしまえば、どこへだって自分の自転車を持って行きたくなるんです。

これまで数々の土地に自分の自転車を持っていき、走ってきましたが、なんだか不思議な自由を感じることができるのが「輪行」の素晴らしさ。小さな頃、隣の学区まで自転車で飛び出した時の大人になっていくあのワクワクを感じられるんです。

意外と簡単な国内飛行機輪行

自転車を公共交通機関に載せて移動する輪行。その中でも特に面倒だと思われているのが「飛行機輪行」。そんな先入観があったのですが、実際はびっくりするほど簡単で、遠くの場所までひとっ飛びで行く事ができ、その土地の風土を目一杯感じる非日常体験は本当最高なので、みんなにもぜひ体験してみて欲しいのです。

How To 飛行機輪行

自転車って飛行機に乗せられるの?どうやってやるの?大事な自転車傷つかないの?なんて疑問はあると思いますが、今回は僕が飛行機輪行した際の手順を簡単にお伝えしたいと思います。

今回僕が利用した航空会社は「FDA(フジドリームエアラインズ)」

名古屋には市街地から車でわずか30分、自転車での自走も1時間くらいの便利な立地に「県営名古屋空港」があります。セントレアができる前まではここが愛知のメイン空港でしたが今はFDAのハブ空港となっています。

FDAは輪行ボックスを無料で貸してくれます

FDAでは車輪を外したり折り畳んだりする事で規定サイズに収まるスポーツ用自転車(1人合計20kgまで)を無料で受託手荷物として預かってくれます。

また、搭乗3日前までにFDAコールセンターで予約すると、出発空港にて専用の輪行ハードケースを無料で貸してくれます。ここがめちゃくちゃ良いポイントです。

この専用ハードケースがとても便利で、輪行袋より傷などが付くリスクも低く、安心して飛行機輪行ができるのです。行きも帰りも空港で貸してもらえるので、かさばる輪行バッグを自分で用意する必要がありません。詳しい情報はこちら

輪行の手順はこんな感じ

今回僕らは3泊4日の少しばかり重量感のあるバイクパッキングスタイルだったため、荷物は多めでした。

1:空港でチェックインし、輪行ボックスを受け取ります

まずは空港に到着してチケットを発券し、受付にて事前に予約をした輪行用ハードケースを受け取ります。

2:空港の空いてるスペースでパッキング

少し広めの場所で自転車と荷物をボックスに詰めていきます。六角など携帯工具は自身で用意が必要です。タイヤの空気は少し抜く必要があります。高高度飛行時に暴発を防ぐためです。

ボックスにどうやって自転車を入れるのかは人によりますが、僕の場合は前後輪を外すだけですっぽりと収まりました。

3:大きめの自転車はハンドルも外します

大きめサイズの自転車や長いフラットバーハンドルの場合は、ハンドルも抜くと入れやすいです。 実際に、今回一緒に旅したハッピーは外さなければなりませんでした。 また傷つくのが心配な場合は自身で緩衝材を用意したり、隙間にバッグなどの手持ちの荷物を詰めたりすると良いかもしれません。

4:ヘルメットやバッグ、工具も入れてしまおう

規定では荷物の重量が20kgまでということなので、余裕がある場合は隙間にヘルメットやパニアバッグなども一緒詰め込むことができます。 こうすることで手荷物がグンと減るのでとても身軽です。それと、携帯工具は絶対にこのボックスの中に入れておくことをお勧めします。六角レンチなど工具全般は機内持込みできません。保安検査で没収されると現地で組み立てれなくもなったりと色々と面倒です。 充電バッテリーなどは手荷物として持っておく方が良さそうです。機内持込の手荷物の詳細はこちら

5:蓋を閉めればパッキング完了

蓋がしっかり閉まるようにパッキングできたら、保安検査のベルトコンベアに載せましょう。問題なければ、そのまま運んでいってくれます。

名古屋空港は非常にコンパクトなので、バスに乗る感覚で飛行機に乗れてしまうところが最高です。中部セントレア空港に比べると空港内の移動が本当に楽です。

6:到着したら手荷物受取の場所までスタッフが丁寧に運んできてくれます

目的地に到着したら、現地空港スタッフの方が手運びでボックスを持ってきてくれます。スタッフの方が本当に親切なんです。今回利用した名古屋空港も熊本空港も、荷物お渡しの場所で受け取ったらそのままそこで組み作業をさせてくれました。 広々とした場所で作業を行えるのは本当にありがたいです。 前後輪を組み付け、携帯ポンプで空気を入れ、六角で緩めた箇所をしっかり固定、荷物を積んだら準備万端です。

7:借りたボックスは一旦返却します

お借りしたボックスは現場スタッフの方にお返しし、帰りのボックスも予約していることも一応伝えます。いよいよ旅の始まりです。

以上、飛行機輪行のおおまかな流れでした。 駅構内で自転車を持ち歩くような事がほぼ無いので、普段輪行し慣れている方からするとむしろ電車より楽だなぁと思う人もいるかもしれません。輪行初心者の方からしても、実際やってみるとそこまで高いハードルではないでしょう。

ボックスに自転車を入れる作業は、スムーズにいけば10~15分くらいでできました。飛行機搭乗時間から逆算しても余裕を持って1時間前に到着できると安心です。

やってみたいけど、ちょっと不安だなーって方は是非サークルズスタッフに相談してみてくださいね。ばっちりレクチャーします。


遊びのススメ

日本の中心に位置する名古屋、そして市街地に近く利便性の高い名古屋空港、さらにそこをハブ空港としているFDAとその自転車積載サービスというこれらの掛け合わせは、自転車で旅をするのが好きな人にとっては最高の環境だということを、実際に利用してみて強く感じました。

名古屋空港からFDAが飛んでいる地域も「青森」「花巻」「山形」「新潟」「出雲」「高知」「福岡」「熊本」と選択肢が豊富です。大都市よりもどちらかというと地方都市への発着が多く、自転車ツーリングにもバッチリだと思うんです。

この一年、僕らの生活の中で移動するということが非常に大きな困難を伴うようになり、海外に行くことはとてもハードルの高いものになっています。国内の移動においても状況によっては断念せざるをえないこともあります。それでも新しい生活様式に僕らも随分と適応できるようになり、感染症対策も日常となってきました。

航空会社、空港なども一層の対策を徹底して行っていることが今回たくさんの場面で見られました。サービススタッフの方々のこれまで以上の細心の努力に頭が上がりません。自分たちの安全、周りの人の安全もしっかりと考え、ルールをしっかり守り利用することでリスクをできる限り抑えれるんじゃないでしょうか。

そして僕らは自転車に乗って大自然の中に身を投じて、その土地の風土をしっかり感じる旅をする事も、なんとかこの難局を乗り越えていくために必要な事のように思うのです。

大きな可能性に満ちた飛行機輪行をぜひオススメしたいです。

SimWorksのもんじゃによる青森岩手へのFDA輪行レポートもぜひ。

FDAの詳細な情報はこちらFDA公式ホームページよりご確認ください。