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【SELLA ANATOMICA】最近買ったお気に入り。

今日から連休!という方も多いかと思いますが、名古屋は午後から天気が崩れる予報。ちょうど筆を取ったら雷が鳴って雨が降り出してきました。

なかなか身動きの取りづらい連休ですが、天気が悪いとなれば、開き直ってバイクの日頃の労を労ってメンテナンスに精を出すのもおすすめです。そんな雨模様の名古屋ですが、今日はここ最近の買い物の中で個人的に最も良かったものをご紹介。今日のような雨模様の日にあると心強く、またこれからやってくる梅雨時期にもおすすめなアイテムです。

SELLE ANATOMICAがラバー素材のサドルを?!

通勤やBikeToFishingの相棒として稼働率の高いMy Doppo ATBのサドルを久しぶりに交換しました。購入したのは、SELLE ANATOMICA / セラアナトミカから新しくリリースされたR2 Rubber Saddle

世界中のロングツーリストや、国内ではプルべライダーなど、とにかく長距離サイクリストから絶大な支持を得ているセラアナトミカといえば、「THE SLOT」と呼ばれる中央部分の大きな穴が特徴で、これは、「自転車と人が一体化した時、最も重心部となるサドルを設計する上で、人間の体の動きに着目し、自転車の上では両脚が別々の動きをすることから、サドルもその動きに合わせるべき」という発想から来ています。

そんなセラアナトミカが、全天候型のラバー素材のサドルを作ったと聞き、アンテナを張っていたところ、ちょうど元々使っていたBROOKSのCambium C17 Carvedサドルのキャンバス地がやつれてしまい、またラバーもだいぶやれてきていたということもあり、思い切って交換したわけです。

レザー譲りのしなりのある快適な座り心地

レザーサドルも含めて、実はセラアナトミカのサドルは初めて。他のスタッフやお客さんのサドルに座らせてもらったことがあり、もちろんレザーサドルの座り心地の良さというのはわかっていました。果たしてラバーになるとどうなるものかと気になっていましたが、使い始めこそ少し硬さが気になったものの、比較的早い段階で適度なしなりを感じることができ、今のところ調子良く使えています。

素材こそレザーと違えど、前後方向に開いた大きな穴の構造は変わりなく、正直想像以上にしなりが効いて乗りやすいなというのが数ヶ月使ってきた印象です。そして、ラバーという素材を使いながらもレザーと同様にテンションがかけられるという構造(これは何気に業界初の試み)なので、今後使っていく中でさらにしなりが出てきても、張りを調整して末長く使い続けるができるので、この点には大きく期待しています。

加えて、セラアナトミカがリリースしているレザーサドル、X2H2NSX2シリーズと同じく座面とレールが鋲打ちではなくボルトで留められているので、長く使い続けた中で万一座面に限界が来たとしても、レールはそのままに座面のみを交換することが可能。先に紹介したテンションをかけられると言う点も踏まえると、このサドルかなり長きに渡り使い続けることができるのでは?と思っています。

もちろんラバーなので、防水性もしっかり完備していることを忘れてはいけません!

ついつい長く使い続けられるというメリットに目を向けてしまいましたが、もちろん素材をラバーにした一番の狙いである、耐水性能を忘れてはいけません。雨の日も気にせずガンガン使えます。これから梅雨時期を迎える上では本当に頼もしいサドルです。あと、ラバーのおかげで座面のグリップも良く、レインパンツを履いて座ってもお尻の場所は落ち着くというのも使い始めて気づいた点です。

もちろん、色落ちなどの心配もありませんし、今のところ紫外線の強い屋外での保管によるラバーの消耗というのも見当たりません。とはいえ、こればっかりは長期の使用で問題となってくると思うので、引き続き調査を進めます。可能であれば直射日光の当たらない保管が望ましいですね。

座り心地の良いレザーサドルに興味はあるけれど、手入れの面で少し不安がある(もしくは手入れは面倒なのであまりしない笑)という方や、雨でも構わず日々の足としてガンガン使う車体へ取り付けるサドルを探していた方にはかなりお勧めですよ!

【SELLE ANATOMICA】
R2 Rubber Saddle
PRICE : ¥22,000 (税込)


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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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