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【SimWorks By Panaracer】 The Homageに待望の新サイズ!

SimWorks By Panaracerの歴史の原点である The Homage タイヤ。

リリース当時、700x43C / 650x43B のラインナップは衝撃的でしたね。このタイヤには本当にお世話になりました。当時はCXバイクに無理くり履かせて、とにかく道らしき道には全部突っ込んでいったものです。 今ではすっかりお気に入りのあのルートも、このタイヤがあったおかげで見つけられたと言っても過言ではありません。

The Homageがリリースされたのは2016年、もう6年も経とうとしています。周りを見渡すと、太いタイヤサイズの選択肢が豊富になったなとしみじみ。 特に650B(27.5″)のホイールサイズにおいてはそれが顕著で、同時により太いタイヤを履かせることができる自転車に乗る人も増えました。

そんな中SimWorksは、原点である The Homage タイヤに新たなサイズ展開として、650x55B というサイズを加えてくれました。 同じくSimWorksのSuper Yummyより少し細く、既存の The Homage よりも太いその絶妙なサイズ、待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか?

昨年末のアメリカでの先行リリースに引き続き、遂に国内での販売がスタートとなります。

– THE RADAVIST
– BIKEPACKING.COM

やはりアメリカでも待望のサイズ展開だったようで、早速好評の様子。 SimWorksUSAのリエボー曰く、CRUSTもこのサイズを気に入ってくれて結構オーダー入れてくれているみたいです。嬉しいですね!

実は、ファーストサンプルが出来上がって早速自分のDoppo ATBに履かせて使ってたのですが、日々の通勤とグラベルライドやBike To Fishingなど、最も出番の多いこのバイクに対して、路面を問わずオールマイティーにこなせる万能タイヤである The Homage 、しかも個人的にも待ち望んでいた55mmというサイズは、それはもう図ったかのようにしっくりきて、とても調子良く使えています。

43mmも使ってきた自分としては、何より55mmとタイヤ幅が大きくなったことによるエアボリュームの増加の恩恵はとてつもなく大きく、より快適な乗り心地を得られることがこのタイヤのストロングポイントだなと思います。かと言って、転がり抵抗は太くなったからと言ってもさほど気にならず、太さによるネガティブな部分は感じませんでした。

左が650x55B、右が650x43B。 こうやってみると、43Bすら細く感じてしまう自分、もはや病気。。。

太くなって走破性が向上しつつも、パターンの恩恵もあって転がりの良さも損なわれていない。 The Homage 55mmはまさしくそんなタイヤです。 最大空気圧は 3.5bar/50PSI なので、路面状況やバイクセッティングに応じてお好みの空気圧を探しながら乗ってみてください。

セミスリックと呼ばれる独特のパターンは、26インチタイヤ全盛だった頃からヒントを得て、現在進行形のグラベル・オールテラインバイク用にリファインしたもの。先述の路面を問わないというのは、それすなわち行き先を問わないということで、きっとあなたの背中を押してくれる頼もしい存在になるはず。

その太さゆえ、どんなバイクでも履かせられるサイズではないですが、もしあなたのバイクのキャパシティーに収まっているのであれば、是非次のタイヤの候補に入れてみては。

【SIMWORKS BY PANARACER】 The Homage


カラー:Black x Skin / Green x Skin
サイズ:650x55B(584-55)
重量:625g
価格:6,820円(税込)

そうそう、実はこの 650x55B というサイズがポイントで、周りを見渡してみると意外とこのサイズのタイヤって展開が少ないんですよね。 あってもMTB向けのブロックパターンのタイヤだったり、パターンは大人しめでもクロスカントリー向けで軽さを重視したケーシングで耐久性に一抹の不安があったり。

加えて、グラベル・ダートツーリングなど、オールテラインを意識した遊び方をしっかり知っているメーカーはこの辺のタイヤサイズもしっかり呑み込むバイクを作ってくれていたりして、それらにもインストールできて、用途も変にこれだって特化しない自由な組み方が出来うるこの55mmというサイズ、個人的にはスイートスポットだなと少し前から感じていたわけです。

SURLYならMidnight Specialをフラットバーでマルチプレイヤー的に組むときにこのタイヤあるといいなぁとか、、、ALL CITYならGorilla Monsoonに履かせて、太いタイヤを入れがちなこのバイクをちょっとだけキビキビ走れる感じに仕上げたり、、、CRUSTだったら間違いなくBomboraに履かせたいなぁとかとか、、、色々妄想しております!




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Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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