【BIKE of the WEEK】RETROTEC / Classic Urban Cruiser

どうも皆さんご無沙汰しております。

最近滅多にお店で見かけないというお声もいただいておりますが、実は昨年から本格的に弊社卸売り部門におりまして、なかなか皆さんとお会いする機会は減りましたが、変わらず元気にやっております。とはいえここ最近の急激な暑さには少々やられ気味です。皆さんくれぐれも熱中症にはお気をつけて、水分補給はしっかりと!どうかご自愛くださいませ。

さてさて、ここ最近サークルズスタッフが頻繁に更新しております 【BIKE of the WEEK】シリーズ、日々サークルズから旅立っていく多種多様なバイクを見ることができて私も好きなブログポストなのですが、僭越ながら私も是非ご紹介したいそんな一台がありますので、今日はそのバイクを紹介させてください!

全ては一通のお問い合わせメールから

オーダーのきっかけは一通のメール。元々はカスタムオーダーのハンドメイドフレームではなく、別のフレームにご興味を持っていただいてのお問い合わせでした。

どんな用途で使われるか、またご予算的なお話もさせて頂くなかで、以前にご紹介した RETROTECのフレーム をイメージの例として話題にあげたところ大変気に気に入ってくださり、オーダーを決めてくださいました。正直私としては本当に嬉しい誤算と言いますか、まさかこんな形でRETROTECをオーダーいただけるとは思っていませんでした。

遠方にお住まいだったこともあり、メールとお電話でご相談を重ねていきましたが、オーダーに必要な採寸情報についてはご都合をつけて名古屋に来ていただき、そこできっちり採寸。またイメージについても擦り合わせを行いました。

大切なのはどんなふうに使うか

RETROTECといえば、湾曲したトップチューブ = ラウンドトップスタイルがなんといっても特徴です。

今回のオーダーはその中でも特に特徴的な形をしているClassicという往年のビーチクルーザーを彷彿とさせるスタイルをベースとしたオーダー。もちろんそのルックスは唯一無二なものとなりますが、何より大切なのは「乗り手がそれをどんなふうに使いたいか」がしっかりと具現化されたバイクであること。オーダーフレームだけでなくバイク選びのご相談を受ける際に私自身が最も大切にしている部分です。

オーダーのお話をする上でまずここをクリアにするべく、些細なイメージでもオーナーさんが抱いているこんなふうに乗りたいというシーンを共有してもらいました。

その名はアーバンクルーザー

使い方のイメージを共有させてもらう中で出来上がってきたバイクのコンセプトは、Urban Cruiser / アーバンクルーザー。私は普段RETROTECのビルダーであるカーティスにオーダーの詳細やオーナー様が求めている使い方を伝える際、彼に端的にバイクのイメージを伝えられるよう自分なりにそのバイクに名前を付けるのですが、今回のバイクはまさにそんな名前がぴったりなバイクになったと思います。

オーダーバイクとなると、ついあれもこれも詰め込んでしまいたくなりますよね。今回オーナー様ともその部分は何度も相談を重ねました。色々迷った時こそ、「どんな使い方をするか」と初心に戻ります。なんでもこなせるユーティリティーさも魅力的ですが、本当に必要な部分とそうでない部分をしっかり見極めて、パーツチョイスを含む最終的な仕様を決定。

日常的な使い方がメインということで、急ぐことなく気持ちよく街中を流すように乗れ、ちょっと足を伸ばして河川敷や多少の未舗装路だってこなせる遊び心を持ちつつも、根幹には日々の暮らしの相棒としてドシっと安心感が座っている。そんな側面を持たせつつ、カーティスのお家芸であるRETROTECのClassicスタイルを落とし込んだ一台が出来上がりました。

「待つ」という最大の辛抱の先に

今回フレーム製作とアメリカ本国でのペイントを合わせて完成まで約1年、またそこから最終的なパーツ選定をしたこと、加えて昨今のパーツ入手難な状況もあり完成まで長らくお時間を頂いてしまいました。

しかしながら、せっかくのカスタムオーダーということでオーナー様には時間がかかっても良いから納得のいくパーツチョイスをしたいと仰って頂き、辛抱強くお待ち頂いた中での待望の完成となったのです。本当に長らくお待たせしました。けれど、これでようやくスタートラインに立つことができましたね!こういった形で自分だけの一台と出会うことができるのは待ったからこその特権です。

一生涯付き合っていける一台に仕上がったと自負しておりますので、これから末長くこのバイクと対話を続けて楽しんでいってもらえたら、カーティスも私たちもとても嬉しく思います。

FrameRETROTEC Custom Urban Cruiser
ForkRETROTEC Custom Truss Fork
HeadsetCHRIS KING NoThreadSet 1-1/8″
StemSIMWORKS Tomboy Stem
HandleSIMWORKS Little Nick CrMo Bar
SaddleBROOKS B17 Standard
SeatpostSIMWORKS Beatnik Post
RimVELOCITY Cliffhanger 700c(622) 32H
TireSIMWORKS BY PANARACER Super Yummy 29″
HubCHRIS KING R45D Centerlock Silver 32H
CrankWHITE INDUSTRIES M30 Crank
Shift LeverMICRO SHIFT Thumb Shifter MTB 1×11 SRAM Compatible
BrakePAUL COMPONENT Klamper Disc Brake I.S.
PedalSIMWORKS Bubbly Pedal

これまでサークルズで組んだバイクのフォトアーカイブ公開中。
バイクのカスタムイメージを膨らませてみてください。

Ikeyama Toyoshige
池山 豊繁

Circles / SimWorks / CWD 学生の頃のメッセンジャー・サークルズでのアルバイトを経て、今に至る。 サークルズスタッフ最年少を公言していたが、今ではニュージェネレーションも加わり古参の存在。 でも身長は最小です(#163cmですがなにか)。 CXレース経験もありますが、今はのんびり瀬戸のグラベルを走ったりするのが専らで、過去の面影はどこへやら。自転車で釣り場にアプローチするBikeToFishingのスタイル研究にも余念がない。
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