みなさん、暑い日が続きますがしっかり水分摂ってますか?
暑い日のライドは特別意識していなくても水分補給がしたくなるものですが、炎天下に晒されたボトルの水って微妙にぬるくて身体は潤ってもなんだか喉が潤わないみたいな変な気分にさせられますよね。まあそんな感覚も夏らしくて僕は嫌いじゃないです。
今日紹介するアイテムは炎天下にいつでもキンキンに冷えた水が飲めるとかではないんですけど、使ってみたら思った以上に良かったキングケージのサイドローダーケージです。
【KING CAGE】
Side Loader Cage
MATERIAL:3-2.5Titanium tubing
WEIGHT:35g
PRICE:¥12,980- (税込)
Made in USA
※固定用ボルトは付属しません。
僕がこのボトケージを初めて見たのはKING CAGEのSNSの投稿だったんですけど、正直なんだこりゃって思いましたね。
ベースプレートにめっちゃ穴空いてるけどMenything Cageの新型?横長っぽいからヒップフラスク用のケージ?って感じでハテナ飛びまくり。
それからしばらくして海を渡って来た実物を見て触って納得。
その名の通りサイドからアクセスするボトルケージ
世の中のボトルケージのほとんどが取り付けられているパイプに対して垂直方向にボトルを出し入れする設計になっています。対してこのサイドローダーケージは左右の取り付け穴を使うことでボトルを横方向に出し入れしやすくなります。(右、左、垂直の3方向にセッティング可)
なんで横に出したいかって?
そりゃあ、ボトルの頭とフレームが当たって出し入れしにくいから。
特に首の長い26ozボトルなんかは出し入れでフレームに当たってしまいボトルを揺らしながら横方向にグイッと引っこ抜く、なんてこともありますよね。このボトルケージを使えばそんなストレスともおさらばです。
つまり、前三角の小さいMTB,ATBフレーム、僕のように小柄でバイクのサイズが小さくてもボトルの出し入れが容易になるってこと!
満載のフレームバッグをトップチューブからぶら下げていてもボトルを出すときに邪魔にならないですね!
※空いている穴に他のケージやポンプをマウントしたくなる見た目ですが、重みで取り付けボルトが緩みやすくなってしまうので無理に色々付け足さず穴は余らせておきましょう。
安定感抜群のチタンチュービング
サイドローダーケージの素材は3AL-2.5Vチタン合金
キングケージではMenything CageやTitanium Cageでお馴染みの素材ですね。
チタン素材の魅力は僕なんかが語るには及びませんが、ボトルを入れた時のしっかりとしたホールド感、それでいて取り出すときには適度なしなりがあり余計な力を入れずにスッと取り出せる柔軟さはこの素材ならでは。
SimWorksやTeam Dreamのボトルでも採用しているPuristボトルとの相性がこれまた良い…
ケージ背面のチューブとボトルのくびれ部分がジャストフィット、パイルダーオン!!って感じです。
よくわからないと思うのでぜひ店頭で試してみてください。(効果音は各自お任せします)
暑い日も寒い日も、長く使えるボトルケージを。
最後に余談なんですけど、写真の僕の手首に巻きついているバングルもKING CAGE製でして。チタンケージの端材を再利用したもので過去に販売もされていました。10年くらいほとんど付けっぱなしで生活しているのでマットだった表面は摩擦でツルツルピカピカ、買った当時の面影はどこへやら。転倒してアスファルトに激しく擦り付けたりなんかもしましたけど曲がったり変形してサイズが変わったりは一切してないんです。
要するにこのボトルケージだって同じくらい、それ以上に付き合い続けられるってことです。
正直ボトルケージとしては高価な部類ですけど、10年以上変わらず使い続けられそうなボトルケージなんてそうそう無いと思いませんか?
滝のように汗が噴き出す真夏のライドだけじゃなく、吐く息の白くなるような冬もやっぱりウォーターボトルは欠かせないもの。そのボトルを支えるボトルケージも、フレーム同様に長く使うほどに愛着が湧く、そんなアイテムのご紹介でした。
ぬるい水でも水分はしっかりと摂ってくださいね!